最新版|コンサル面接対策!逆質問・ケース面接・よくある質問と回答を紹介

今回は、コンサルタントの面接対策を一挙にご紹介していきます。

数ある職業の中でも「即戦力」が必要とされるコンサルタント職は、採用プロセスの中で面接対策が特に重要となります。

はじめてコンサルタントへ転職では「この面接対策で正解?」「逆質問はなにを質問すべき?」などの不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんなコンサルタント転職初心者のための対策として、下記の情報を解説していきます。

・コンサル面接直前や当日にすべき対策
・「ケース面接」対策とポイント
・「逆質問」対策とポイント
 
よくある質問例・質問に対しての回答ポイントも一緒にご紹介していきます。コンサル面接は練習あるのみなので、本記事を参考に実践していきましょう!

【まず初めに】コンサル面接の大枠を捉えよう

まずはフェーズに分けた対策ができるように、コンサルタント面接の流れや形式を理解しましょう

面接形式

コンサルタント面接によくある形式は以下の通りです。

【コンサル面接 よくある形式】

場所:オンラインが割合として多い(もしくは企業にて対面)

所用時間:45〜90分程度

面接回数:2〜3回

面接場所については、以前は対面が当たり前でしたがコロナ禍の影響からリモート面談が一般的となりました。

最近では、1次〜最終までがオンライン・最終面接のみ企業にて対面で行われる場合が多い様です。

オンライン面談と対面面談では相手に与える印象が異なるため、声の出し方や話すスピードにも注意しましょう。

面接内容

コンサルタントの面接内容で多いのは下記の様な流れです。(今回ご紹介するのは一次面接でケース面接がある場合となります)

  1. 自己紹介:5分程度
  2. ケース面接:20〜30分程度
  3. 質疑応答:20〜30分程度
  4. 逆質問:10〜15分程

一次面接は業務的な質問(入社時期や希望条件など)がメインとなり、ケース面接は場合により二次面接で行われる場合もあります。

コンサルタントファームによっては、筆記試験を設けている企業もあり、その場合は一次試験で実施されることが多いでしょう。

面接の内容については企業により応募要件に記載されているケースもあるので、面接前にはよくチェックしておくことをおすすめします。

コンサルタントに求められるスキル

求められているスキルを理解することで、面接官の質問の意図に合う回答を意識することができます。

コンサルタントは業務内容によって求められる専門性とスキルは異なりますが、どの分野でもコンサルティングを行うにあたって「論理的思考能力」と「コミュニケーション能力」は必ず必要とされるでしょう。

そこにプラスして専門的なスキル、財務コンサルなら会計知識・戦略コンサルなら用件定義の経験などが必要とされます。

求められるスキルを理解し、どう対策に活かすのかはまた後述で解説していきます。

【基本対策】事前にやるべきポイント

次は実際の面接対策として、面接前にやるべきポイントを紹介していきます。

求められるスキルと経験をすり合わせする

前述で解説した「求められているスキル」を理解していれば、自身の経験とすり合わせし、スキルに対してのアピールをすることが可能です。

コンサルタント転職が初めての場合「経験がなくてアピールすることがない」と悩む方がいますが、コンサルティング時に求められる【論理的思考能力】や【コミュニケーション能力】は一般企業でも必要とされているスキルであるため、経験に落とし込むことはいくらでもできるのです。

むしろ次のステップへ経験の応用が効くかどうかも選考基準として見られるため、しっかり準備しておく必要があります。

スキルと擦り合わせするためには客観的な視点で経験の棚卸しをする必要があるため、第三者目線が苦手な方は、転職エージェントを利用すると良いでしょう。

コンサル面接に向けた対策に合わせたアドバイスを受けられるため、おすすめです。

よくある質問には回答を用意しておく

「よくある質問」というのは自己紹介や長所短所など、面接の場で必然となる質問を指します。

企業によって多少内容は異なりますが、「採用」という目的のために行われる面接のため、言葉が違っても内容が同じである可能性は高いと言えます。

質問に対しての答えをあらかじめ用意しておけば、面接時に余裕も出るため、咄嗟の質問がきたときの対応力に力を割くことができます。

質問例や詳しい内容は後ほど紹介しますが、これは一般企業の面接対策でも行われるほど当たり前の対策であるため、内定率向上ではなく面接を受ける礼儀と認識して必ず行いましょう。

面接企業を徹底的にリサーチする

企業のリサーチをせず面接に挑むのは、チャンスを無駄にしているといっても過言ではありません

企業のホームページはもちろん、代表者の経歴・これまでの実績や求める人物像・社風などを必ずチェックしておきましょう

企業の情報を調べることで志望理由や興味関心が深まり逆質問の参考にもなるため、事前対策として必須項目となります。

企業情報は、企業側が作成したものだけでなく、退職者や在籍者が実際に投稿する口コミサイトを見るとより信憑性の高い情報を得ることができます。綿密に対策を行うならそちらもぜひ調べてみましょう。

面接当日をシュミレーションしておく

面接時の余計なトラブルにより余裕をなくさないためにも、当日のシュミレーションは必須です。

【面接当日のシュミレーションとは?】

・面接当日の日時で目的地までのルート

・面接企業の入館方法

・服装と持ち物のチェック

・緊急の連絡先の控え

面接ではただでさえ緊張してしまい、トラブルが起きやすい状況であるため、できるだけのリスクヘッジを行っておきましょう。

「服装のチェック」に関してはシワやほつれがないか、「持ち物のチェック」は充電器や筆記用具の忘れが無いよう注意が必要です。

面接日までに時間があるのであれば、目的地へ実際に行ってみると面接当日の雰囲気も掴みやすく、当日の交通手段の利用もスムーズになります。

万が一、遅刻や欠席の場合の連絡先を控えておくことも社会人マナーとしては必須となります。

質疑応答の練習をする

質疑応答の練習は、コンサルでなくとも面接対策における定石と言えます。

よくある質問へは答えを用意し、実際に声に出し録音して練習を繰り返しましょう。

おすすめとしては、模擬面接は自分の声を録音することで話すスピードや声量・時間の確認もできます。さらに動画であれば話しているときの表情もチェックすることが可能であるため、環境として可能であれば挑戦してみましょう。

【基本対策】当日やるべきポイント

次は、面接当日にやるべき行動をご紹介していきます。

余裕を持って行動する

面接当日は、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

ベストな時間の使い方としては、30分前に会場に到着しお手洗いで身だしなみのチェックと気持ちの整理、10分前に受付というのがおすすめです。

注意が必要なのが、10分前以上の受付は待機場所の用意や面接官のスケジュール催促となるため、気遣いのできた行動に見えて逆に迷惑となります。

また、間違っても遅刻はNGで、万が一事故やトラブルがあった場合は必ず面接時間前に連絡をいれることが必須です。

やむを得ないトラブルの場合はトラブル対処の方法で印象が変わるため、事前準備でお伝えした緊急連絡先を控えて報告・相談をスムーズに行えるようにしましょう。

面接後にお礼メールを作成

面接後、可能であれば企業へお礼メールを送ると良いでしょう。

メールでの連絡がNG・お礼メールが不要の企業でなければ、社会人のマナーとしてお礼メールを送ることは悪いことではありません。

メールを送る場合は「返信不要の旨」をしっかり伝え、簡潔な内容にすることがポイントです。

大切なのはメールの目的はあくまでお礼であり、感想や入職の意思を示すものではありません。無理に連絡先を聞いたり、面接の感想を長々と伝えてしまうと印象が悪くなる可能性もあります。

さらに、転職エージェント経由であればお礼メースは特に不要であるため、利用時の状況によって臨機応変に対応しましょう。

【よくある質問対策】意識すべきポイント

次は面接対策の実践的な内容です。まずはよくある質問に対して、質問例と回答のポイントをご紹介していきます。

その1:自己紹介・自己PR

【回答のポイント】

・職務経歴書を「読む」のではなく「端的に要約」すること

・面接官にアピールしたいことを質問してもらえるよう意識する

・1分〜2分以内で収める

 
自己紹介・自己PRは面接の一番最初の印象を決める大切なポイント。ただ職務経歴書を読むのではなく、アピールしたいことを面接官に気になるように種まきすることを意識しましょう!

自己紹介は内容自体が面接の評価に直接影響するものではなく、その後の面接の舵取りだと考えておきましょう。

面接官に聞いてほしいこと・アピールしたいことを自己紹介内容に混ぜることで、後々の質問内容に含まれる可能性が高くなります。

また、自己紹介は発声練習できるタイミングでもあります。

その後の質疑応答のためにも声量・スピードを確認することも意識できればベストでしょう。

【自己紹介・自己PRでよくある質問事例】

「1分以内で自己紹介をしてください」

「これまでの経験を簡単にお答えください」

「今回の応募に関してアピールできる点をお答えください」

その2:志望動機・転職理由

【回答のポイント】

・数ある企業の中から面接企業を選んだ理由を答えること

・現職のネガティブな面はNG、ポジティブな転職であることを伝える

 
企業の事例や社風など具体性を持たせて回答するのがベスト!そのためには事前の企業調査が必須となります。

志望動機や転職理由には、当たり前ですが「年収・勤務時間・休日」などの待遇面を理由にするのはNGです。

この企業だからこそ志望した理由や、キャリアアップに向けた前向きな転職理由を回答しましょう。

志望動機や転職理由の回答は1つ以上3つ以内がベストで、長々しくならずこちらも端的に伝えるとよいでしょう。(自己PRより少し長いくらいで3分程度が目安です)

その後の質疑応答のためにも声量・スピードを確認することも意識できればベストでしょう。

【自己紹介・自己PRでよくある質問事例】

「数あるコンサルファームからなぜ弊社を?」

「他業種からコンサルタントを選んだ理由は?」

「転職を決意したきっかけは?」

その3:転職後のキャリアプラン

【回答のポイント】

・転職先に在職をしていることを踏まえ、回答する

 
転職後のキャリアプランの質問は面接官側に「すぐ辞めないか」という不安を持たれていることを意識しましょう。

採用コストをかけたのに数年で退職される人材を採用するのは人事として避けたいと考えます。

そのため、転職後のプランに独立や新たな転職を話すのはNGとなり、面接企業で●●な事例をしたい・管理職につきたいなど、転職企業での具体的なプランについて話すのが良いでしょう。

【自己紹介・自己PRでよくある質問事例】

「入社後の働き方のイメージを教えてください」

「今後のキャリアプランは?」

「将来的に叶えたいことはありますか?」

【逆質問対策】:意識すべきポイント

逆質問は、コンサルタント面接対策において唯一完璧に回答を準備できる物です。

他の質疑応答へ注力する余裕を作るためにもしっかり準備しておきましょう。間違っても「当日の流れで質問しよう」と考えるべきではありません。

また逆質問はただの質問ではなく、こちらの考えや意図を面接官にアピールできる機会だということを忘れずに準備することも大切です。

逆質問の大枠

逆質問は面接の最後に行われることがほとんどです。形式的なものはなく、面接者が自由に回答することが多く、一次面接で実施されます。

面接官から終盤に「何か質問がありますか?」と言われると逆質問が始まったと捉えておきましょう。

逆質問のポイント

逆質問で多いのが「何を聞いたらわからない」という不安です。

何を聞くべきかわからないのは、企業のリサーチ不足である可能性が高いため、今一度企業をよく調べ公開されていない情報で「転職を判断するには足りない情報は何か」考えてみましょう。

自分の転職の判断基準や退職するきっかけとなった理由と照らし合わせると逆質問は浮かびやすいです。

こちらも企業の待遇面の質問はあまり印象が良いとされないため、取り組み・社風・職場環境について質問すると良いでしょう。

逆質問の質問例

逆質問でよく使われる質問例は次の様なものになります。

  • 業務内容について(チームの構成・タイムスケジュール・競合他社)
  • キャリアプランについて(昇進基準やタイミング)
  • 転職意思のアピール(入社までに準備しておくべきこと

【ケース面接対策】:意識すべきポイント

ケース面接は企業により特色があるため、ある程度のリサーチをしてあとはひたすら練習あるのみとなります。

質問に対して必ずこれという回答はないため、問題集を読んでよくあるパターンを覚え、自分なりの解答を作ることがベストです。

ポイントとしては、客観的な視点を取り入れることです。1人称では評価や判断に限界があるため、コンサル経験者か転職エージェントの利用は必須と言えるでしょう。

ケース面接の大枠

ケース面接は「ビジネスケース・ディスカッション」と「市場規模、販売数等の論理的推察ディスカッション(フェルミ推定)」の2種類に分かれ、思考のプロセスや合理性が評価されます。

所要時間はおよそ30分程度、個人面接の場合は面接官とディスカッションを行い、集団の場合は他の面接者とディスカッションする流れとなります。

ポイント

ケース面接で判断されるのは「コンサルタントの素質があるかどうか」です。

面接では課題を通じての結論に至るプロセスの組み立て方、論理の根拠となる情報の正確さ、他人の意見の取り入れ方・合理的論理的思考ができているかを判断されます。

したがって課題抽出・ゴールの設定・戦略立案・施策の具体化・成果の概算といったプロセスで答えることを意識しましょう。

どの回答が正解という決まりはないため、物おじせず自分の意見をはっきりと伝えることがベストです。

また注意点として、反論があった場合の対処法やコミュニケーション力も見られています。反論にムキになったり感情を出してしまわないよう気をつけましょう。

コンサルタント面接対策におすすめの転職エージェント

最後はコンサルタント面接対策におすすめの転職エージェントです。

「JACリクルートメント」:豊富な求人数と安心の支援実績

JACリクルートメントのおすすめポイント

✓ 外資系転職に強い
✓ 転職支援実績43万人
✓ ハイキャリア転職も得意とする

イギリス外資系企業発祥の「JACリクルートメント」は、グローバルなハイキャリア向け転職に強く、ハイスペックな人向けの転職支援を行います。

在籍コンサルタントは400名と一見多く見えますが、リクルートやエン転職の同列の規模感である転職エージェントにしては少数精鋭だと言えるでしょう。

ハイキャリア向けなため30代以降の利用が推奨されますが、20代後半であれば経験により求人の紹介も可能です。

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「ビズリーチ」:ハイキャリア特化型の大手転職エージェント

ビズリーチのおすすめポイント

✓ 年収1000万円以上の求人数が全体の3割を占める
✓ スカウト機能もあるので仕事をしながらの転職活動でも利用しやすい
✓ 3000人の在籍エージェントから質の高いサポート

ハイキャリアの転職といえば「ビズリーチ」の登録が必須です。

在籍3000名のエージェントの中から、転職の悩みや性格に合うサポートを受けることが可能。これまで転職エージェントに対して悪いイメージがあった方でも満足のいくサポートが期待できます。

サイト内では自身で求人検索もできますが、スカウト機能で企業と直接やり取りをすることも可能です。

コンサルタント業界で確実に年収アップを狙いたい方は、ぜひビズリーチを利用してみましょう。

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「デジレカ」:元業界経験者がエージェントとして在籍

デジレカのおすすめポイント

✓  週1〜の案件もあるので副業からスタートする場合も使いやすい
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また、他の転職エージェントにはない「独自講習会」も行なっており、さまざまなアプローチで満足の高い転職支援を心がけていいます。

転職が初めての方でも安心してサポートを受けられるでしょう。

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まとめ:コンサル面接対策は企業調査が何より大切

今回はコンサルタントの面接対策をまとめました。

コンサルタントは一般企業とは異なる面接対策が必要となり、企業によってはケース面接の内容も異なります。

1人では対策に限界があるため、面接がきまれば早急に転職エージェントを利用し、綿密な対策を行って憧れのコンサルタントへの転職を叶えましょう。

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