デジタルマーケティング業界には、アルファベットの三文字専門用語が嫌になるほど(笑)沢山存在します。今日は、その中の一つ、CTRについてまとめました。
CTRとは、クリック率のこと
CTRとは、Click Through Rateの略語で、クリック率のことです。
ユーザーの興味を喚起する広告クリエイティブであったかどうか
媒体と広告の相性は良いか
などを測る指標として用いられます。
CTRの計算方法
CTRを算出するには、下記の計算式を用います。
計算式:クリック回数÷imp=CTR
例えば、1万インプレッションの広告に対してクリックが100回あったとすれば、100÷10000でCTRは1%になります。
CTRの平均は目安1%程度と言われている
あくまで目安の平均値となりますが、CTRの平均は1%程度と言われています。ただし、何度も繰り返しますが、これは目安です。自社や商材の知名度、業界などによって変動します。またCTRよりも本質期には、コンバージョン率(CVR)の方が重要です。ただし、クリック率があまりに低い場合は、GoogleAdwords等のリスティング広告において品質スコア低下の要因になります。すなわちCPCが高くなってしまう為、改善が必要です。
CTRを高めるための施策例
1.広告文やクリエイティブの変更
当然といえば当然ですが、CTRが低いという事はすなわち、「ユーザーが興味を持っていない」とほぼ同義の為、検索連動型の広告においては広告文、ディスプレイ広告においてはクリエイティブの変更を検討する必要があります。
2.入札単価を上げる
コストをかけて入札単価を上げれば、掲載順位も上がり、結果的にCTRは高くなります。しかしこれは、本質的なクオリティの向上ではなく、ただ目立つ場所に掲載してクリック率を高める方法である為、強くオススメは出来ません。仮に品質スコアの低下を懸念して入札単価を上げるのであれば、なおのことです。なぜなら、ユーザーの検索体験の向上を目指すGoogleは、掲載順位に対するクリック率を参考に品質スコアを決めています。仮に掲載順位をあげる事で大幅なCTR向上が見込めるのであれば一つの選択肢になりますが、出来るのであれば、掲載順位をあげる事なくCTRを高める方法を考えた方が良いと思います。
3.広告表示オプションの追加
GoogleやYahooの検索連動型広告において無料で活用できるオプションです。通常の広告文に加え、リンクや電話番号、住所などの補足的な情報を付け加える事が出来ます。掲載面が広くなるので、ユーザーの目に留まりやすくなります。ただし、この広告表示オプションに関しても、品質スコアには影響しないとも言われているので、結局は訴求がうまくいくように、キャンペーン全体の見直しや、事前のペルソナ設計、広告文の検討などが重要になってくるということです。
まとめ
如何でしたでしょうか?今日は広告目線でCTRについてまとめました。CTRはネット広告において非常に重要な指標であるため、考え方の基本を理解して、プランニングに活かしましょう。