広告施策の評価に有用なインクリメンタルリーチとは

インクリメンタルリーチとはIncrementalReachをカタカナ語にしたものです。Incrementalは増分を意味していて、インクリメンタルリーチはリーチの増分を指します。純増したリーチの数、リーチの新規増加分と言われることもあります。

リーチとはマーケティングでは広告への到達ユーザー数や到達率です。つまり、マーケティング施策によってリーチがどれだけ増加したかを評価する指標になるのがインクリメンタルリーチです。インクリメンタルリーチは施策実施後のリーチから施策実施前のリーチを引くことで計算できます。

デジタルマーケティングではリーチの獲得を目指して新しいメディアへの広告を出すのが常套手段です。例えば、テレビ広告に加えてYouTube広告を出したときに、広告に到達するユーザーがどれだけ増えたかを示す数値はマーケティング施策の効果測定をする上で重要な指標になります。ただ、テレビ広告で既にリーチしていたユーザーが、YouTube広告にリーチしたとしてもマーケティング効果はあまり上がらないでしょう。そのため、インクリメンタルリーチはこのような重複を除き、新たにYouTube広告にリーチしたユーザーの割合を示すのが一般的です。YouTube広告にリーチした割合が30%で、その中の3分の1がテレビ広告を見ていたとします。すると、YouTube広告の実施によるマーケティング効果はインクリメンタルリーチで20%だったと評価可能です。

インクリメンタルリーチは多様化が進むデジタルマーケティングにおいて欠かせない指標になっています。新しいメディアに広告を出したときに同じユーザーが見る可能性が決して低くないからです。動画広告を出す場合を考えてもテレビとYouTube以外にもTwitterやLINE、TikTokやAbemaTVなどの様々なメディアが広告先の候補になります。内容の違う動画を配信しているサービスなので複数利用しているユーザーも決して少なくありません。そのため、新しいメディアに動画広告を出してもインクリメンタルリーチをほとんど獲得できないこともあります。広告表示回数で課金されるインプレッション課金などの場合には費用対効果が低い施策なので、継続して広告を出し続けるかを吟味する必要があるでしょう。

このようにインクリメンタルリーチによって新規施策による新しいリーチの獲得効果を定量的に評価することが可能です。広告を見る機会を増やしてユーザーとの接点を開拓する目的の場合にはインクリメンタルリーチが有用な指標です。

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