今回は、第二新卒向けマーケティング業界の転職対策です。
商品販売の仕組みやきっかけに、コンサルタント的な立ち位置で関わっていく「マーケター職」は、若手世代に人気の職業です。
本記事では、第二新卒世代で転職を考えるも「経験が浅いけど大丈夫?」と不安を持ちながら悩む方へ
- 第二新卒でマーケティング職へ転職をする可能性
- マーケティング職で内定をつかむためのポイント
- 転職前に「やっててよかった!」と思える対策
上記内容でマーケティング職に転職するための流れと、内定を取るために必要なポイントを解説していきます。
おすすめの転職エージェントもご紹介していきますので、転職前の情報収集にぜひご活用ください。
【結論】第二新卒でもマーケティング職への転職は可能
結論としては、第二新卒世代からマーケティング職へ転職することは可能です。
失敗するのは「経験の無さ」が原因ではない
「第二新卒でマーケター職への転職を失敗した」という話が出るのは、実務の経験値が原因ではなく、転職方法や自己アピールの選択肢を間違っている可能性があります。
実際に失敗した(内定がもらえなかった)人のよくある具体例として多いのが以下の理由です。
- 仕事についての理解がたりなかった
- 面接で何をアピールすればいいかわからなくなった
- プレゼン資料を持ち込んだのにうまくいかなかった
これらは経験が無くとも解決できる内容であるため、正しいアピール方法と転職のステップを踏めば選択肢ができる程度には内定が取れるでしょう。
需要の高い業界であるためむしろ「狙い目」
growthxの調査(agendaと共有)によれば、マーケター職は全体的に人材不足で回答企業のうち75%が人で不足と回答しています。
広告費に関しても年々右肩上がりであり(電通日本の広告費より)、まだまだ需要の高い業界であるため、早い段階からマーケティングに関する知識をつけることは将来性の高い投資となります。
そのため「未経験」「第二新卒」枠の採用を設けている企業も多数存在しており、むしろ狙い目の業界だと言えるのではないでしょうか。
転職前に!マーケターの職種を理解しておこう
マーケターの転職事情の需要から見て、第二新卒でも需要があるとわかりました。
しかし、転職までのプロセスを誤ると失敗する可能性も考えられます。
そこでまずは転職の方向性を決めるためにも、マーケターの種類を把握しておきましょう。
次では手法別・役割別にマーケターの種類をご紹介します。
手法からみるマーケター職
マーケティング方法の観点から見ると、マーケターには下記の3つの種類があります。
- オフラインマーケティング
- デジタルマーケティング
- Webマーケティング
手法から転職先を決めるのは、役割と比較するとイメージもつきやすいので選択肢が絞り込みやすいでしょう。
需要が高いのはやはりWebやデジタルマーケティング業界であると言えますが、媒体により特性があるため、興味のある分野をもつためにも下調べをすることをおすすめします。
こちらの記事では文理別、学部別に就職先業界を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
役割からみるマーケター職
- CRM
- SNSマーケテター
- デジタルマーケター
- コンテンツマーケター
- インフルエンサーマーケター
CRMとは顧客管理という意味で、既存の顧客データや新しく取得した情報を分析し、マーケティングに生かす活動をコンサルタントが行うのです。
役割から見ると業務内容の想像がつきにくい反面、ターゲットや使いたいツールが明確となるためやりたいことが決まっている方は、役割からマーケター職を選ぶのも良いのではないでしょうか。
第二新卒がマーケティング職で内定を取るための事前準備3つ
第二新卒からマーケティング職への転職は狙い目であり、アピール方法を間違えなければ失敗する恐れもありません。
次では、さらに確実に内定を取るための事前準備をご紹介していきます。
その1:資格を取る
第二新卒からマーケティング職へ転職する場合、未経験もしくは経験が浅いケースが多いのではないでしょうか。まずは資格を取ることで基礎知識をつけていきます。
資格取得をすることで、転職への意欲がアピールできる・転職後の教育コストを考えると将来性が高いと判断され、内定も出やすいです。
マーケティングの基礎を学ぶには、以下の資格がおすすめです。
- マーケティングビジネス検定
- 統計検定
- データ解析士
ハローワークを使えば講習代や受験費用を補助してもらえる制度もあるため、上手に活用し、自分の価値を高めましょう。
その2:実績を作る
ここでの実績とは仕事を受ける意味ではなく、SNSの利用やブログ運営など、ポートフォリオのネタとなる経験を指します。
実績を作ろうとすると自分でマーケティングを学ぶこともできるため、簡単な実務経験ともなります。
また、資格でインプットした内容を実務でアウトプットした経験が伴うことにより、採用側へより効果的なアピールができます。
アカウントの作成は基本的に無料なため初心者でも実践しやすいので、個人用のアカウント以外にも作成してみましょう。
その3:求められるスキルを理解する
企業が求めるスキルを理解・アピールできなければ、いくら自分の能力を説明したところで内定はもらえません。
企業の求めるスキルは、募集要項・公式HPの社風と在籍社員の特徴などで把握することができます。求められる人物像やスキルと自分の経験をすり合わせして、適切にアピールできる様に準備しておきましょう。
ただし内定には企業が求めるスキルだけ研究しても少し物足りません。
【マーケターとして必要なスキル】+【面接企業が求めている人物・スキル】の2種類を研究し、初めて好印象を掴むことができます。
第二新卒がマーケティング職へ転職成功させるためのポイント3つ
転職は、内定がたくさんでたからといって成功したとは言えません。生活を充実させる・キャリアを積んで成長できる・早期退職にならないなど、転職後の生活が整って初めて転職の成功と言えるでしょう。
最後は、マーケティング職の転職を成功させるためのポイントをご紹介します。
転職時期
転職時期は、「転職を決意する」時期と「転職を始める」時期(タイミング)の2種類を見定めることが大切です。
転職を決意する時期というのは、現在の職場に在職している期間のことを指します。
就職後1年未満の職務経験は転職先でネックとなりやすく採用側から早期退職が懸念されやすいので、1年以上経過してからの方が印象として悪くなりにくいでしょう。
より確実に内定をもらいたい、今後のキャリアに響かせたくないという場合は、今の職歴を振り返ってタイミングを見計らう必要があるかもしれません。
転職を始める時期というのは、求人が増加するタイミングを指します。
1〜2月(4月入社)・5〜6月(9月入社)・8〜9月(10月入社)は、決算や人事移動の影響により求人が増加しやすい傾向にあるため、その時期を狙うと網羅できる求人の数も自然と増加します。
内定がもらえなかったら不安…という方は、求人が出やすい時期を狙うのも一つの手段です。
目先の内定を獲得することはもちろん将来の展望も踏まえ、2つの転職時期から逆算して作戦を立てることでスムーズな転職かつ満足度の高さを獲得できるポイントとなるでしょう。
転職先
せっかく頑張って決めた転職先が自分に会わず後悔してしまうと元も子もないため、転職先選びは慎重に行いましょう。
間違っても「第二新卒だから内定がもらえたところへ行く」という決め方は絶対に後悔の原因となります。
労働条件・教育環境・昇進や昇給など、転職先の優先順位を決めて長く勤められる転職先を選ぶことが大切です。
利用する転職ツール
転職サイト・転職エージェント・外部説明会など、転職活動をサポートするツールはなるべく利用しましょう。
すべてのツールを利用するのではなく、自分に適したサポートを判断し、上手に活用することで効率よく転職活動が進められます。
例えば、転職エージェントを選ぶときは企業ごとの特性とサポート内容を理解し、どのエージェントが自分に合うか判断するといったやり方がベストです。
企業ごとに特徴は強みは必ずあるので「どれを利用しても同じ」という姿勢で使うと新たな後悔と時間のロスを生むため、注意が必要です。
【第二新卒】マーケティング職の転職におすすめな転職エージェント
最後は第二新卒がマーケティング職への転職におすすめの転職エージェントをご紹介します。
doda
✓ エージェント機能と求人検索機能を同時に使用可能
✓ 利用者に合わせた求人表示機能でマッチした求人を探せる
✓ 20〜35歳の若手向け
リクルートエージェントと並ぶ大手転職エージェントである「doda」は、コンサルタント求人も様々な業界を取り揃えているため、ITベンチャー企業の中でも仕事内容に悩む人にはおすすめです。
エージェント機能と求人検索機能を同時に使用できるため、時間短縮もでき効率よく転職活動ができるでしょう。
管理職の求人も取り扱っているため、年収アップを狙う方にもおすすめです。
デジレカ
広告代理店・クリエイティブエージェンシー・アドテクベンダー等の各トッププレイヤーからサポートを受けられる「デジレカ」は、他の転職エージェントにはない「キャリア支援」を実現します。
面談後の決定率は高確率の40%を誇り、非公開求人も多数保有しています。
また、他の転職エージェントにはない「独自講習会」も行なっており、さまざまなアプローチで満足の高い転職支援を心がけていいます。
転職が初めての方でも安心してサポートを受けられるでしょう。
まとめ
今回は、第二新卒向けマーたケティング職転職ガイドでした。
第二新卒だからと言ってマーケティング職の転職がむずかしいということはなく、むしろ狙い目で内定も出やすいタイミングとなるため、転職は思い切って検討しても良さそうです。
転職成功のためには、資格取得で基礎知識をつけつつ、タイミングを見計らって転職後の生活を充実させれるような転職先を選びましょう。
転職エージェントなどの外部ツールをうまく利用できれば、転職先を選べるくらいの活動ができるため、不安を解消しぜひ転職に踏み出してみましょう!
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