ROIは、マーケティング全般において非常に重要な指標です。今日は、ROIについてまとめました。
ROIとは、投資収益率のこと
ROIとは、Return On Investmentの略で、投資収益率のことです。投資した資本に対して、得られる利益の割合を示す指標です。デジタルマーケティング業界においては、主にダイレクトマーケティングの領域で用いられ、広告費に対して得られた利益を示します。マーケティング施策を設計する際、ROIを目標値とするケースも多く、ROIを注視し、次回の施策に対してPDCAを素早く回していく事が重要となっています。
ROIの計算式
ROIは、以下の計算式によって求めることができます。
計算式:(コンバージョン数×平均利益単価-コスト)÷コスト×100=ROI
ROASとROIの違い
ROIと混同してしまいそうなROASは、広告経由で発生した売り上げを広告費用で割った指標で、売上げベースで広告の費用対効果を示す指標です。
対して、ROIは利益ベースで広告の費用対効果を示す指標です。
例えば、ROASが15でも、ROIがマイナスであれば、「マーケティング施策は赤字だった」という事になります。
CPAとROIの違い
もう一つ、混同しがちなのがCPAです。CPAは、コンバージョン(CV)1件に対する広告コストの事です。ROIは利益ですが、CPAは広告を出稿する目的・ゴール地点であるコンバージョンベースで広告の費用体効果を測る指標となります。まとめると、
ROI=広告費に対して得られた利益を示す
ROAS=売上げベースで広告の費用対効果を示す
CPA=コンバージョンベースで広告の費用体効果を示す
ということになります。
まとめ
如何でしたでしょうか?広告コストに対する成果貢献をはかるうえで、ROI、ROAS、CPA、いずれも非常に重要な指標といえます。肌感覚でマーケティングを実践している方は、一度改めて数値化してみて、事実を確認する事をオススメします。今迄認識していた課題とは違った課題がみえてくることもあるかもしれません。
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