インターネットユーザーであれば誰しも、オンラインで同じ広告を何度も見かけた経験があるのではないでしょうか?広告接触頻度は、広告を出稿する広告主にとって重要な指標です。今日は、フリークエンシーについてまとめました。
フリークエンシーとは一定期間にユーザーが広告接触した頻度
フリークエンシー(Frequency)とは、一定期間内にユーザーが広告に接触した頻度(回数)のことです。
フリークエンシーキャップとは
フリークエンシーの上限をフリークエンシーキャップと呼びます。広告を出すときにはフリークエンシーキャップを設定することが可能です。たとえば、一人のユーザーに1週間に5回までしか同じ広告を見せたくないという場合、「広告のフリークエンシーキャップは1週間に5回で設定してください」と依頼します。フリークエンシーキャップを設定することでユーザーが視認する頻度を調整することが可能です。広告の効果を上げるためには重要な設定項目になります。
フリークエンシーの最適化が重要
フリークエンシーはユーザーと広告の接点を作る頻度の高さを示すものなので、多ければユーザーへのアプローチが積極的になります。少なければユーザーにとって珍しい広告という印象を与えるでしょう。
フリークエンシーキャップは高くすることも低くすることもできます。高ければ良い、低ければ良いというわけではなく、最適化することが重要です。なぜ最適化が必要なのかを考えてみましょう。
フリークエンシーを高く設定しすぎると広告過多に
フリークエンシーを高くする=広告表示過多になるという事です。インプレッション課金型の広告商品の場合、無意味なコスト増加を起こしてしまうリスクがあります。また、効果の側面で考えても、同じ広告を沢山見せられたせいで、疎ましく感じてしまうユーザーもいる事でしょう。一方、同じ広告が何度か表示されたことにより、無意識的にそのサービスや商品に対して一定の信頼感を持っている、もしくは無意識的に実際の購買時にその商品を選んでいる、等の認知効果が期待できることも事実です。すなわち、表示過多につながらない程度の、適切なフリークエンシー設定が重要です。
最適なフリークエンシーキャップの見つけ方
最適なフリークエンシーキャップはどのような商材・サービスを訴求するかで異なり、一概に答えが出せるものではありません。実際に出稿してみて、フリークエンシーとCV数やCVR、CPAとの相関関係を見つけることが重要です。フリークエンシーのレンジがどの程度の数字になると、CV数やCVR、CPAに変調を起こすのかを知ることで、適切なフリークエンシー設定が分かります。
併せて知っておきたいリーチ、リーセンシーとは
リーセンシーとは
ユーザーが最後に広告に接触してからの期間・間隔のことを指します
リーチとは
広告の到達範囲のことで、何人(重複のないユニークユーザーの数)に広告を見せる事ができたのかどうかを指します。
つまり、まとめると
フリークエンシー:接触頻度
リーセンシー:接触間隔
リーチ:接触範囲
ということになります。
まとめ
如何でしたでしょうか?インターネット広告では技術の進歩により、パーソナライズされた広告出稿が可能になっています。伴い、ユーザーをターゲティングする際に、どれくらい同一ユーザーに同一の広告を接触させるのかについても検討することも、広告効果を最大化させるうえで重要な指標になっています。インターネット広告業界における基礎用語でもあるので、おさえておきましょう。
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