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未経験者で広告業界への転職を目指す際に知っておきたい7項目まとめ

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弊社にご相談に来られる求職者様にデジタルマーケティング業界を志望したきっかけを聞くと、「広告業界への興味関心があったことがきっかけ」とお話される方の割合が多く、伴い弊社でも広告業界全般をカバーして求人を取り扱っています。

広告業界は、景気拡大に伴い市場も拡大傾向にあります。
しかし、BtoBビジネスで黒子役的な存在であることから、一般消費者の方にとっては、実態がつかみづらい業界です。

それ故に、転職活動においては情報収集に苦戦を強いられ、思わぬミスマッチに繋がってしまうリスクも含む業界です。今日は、広告業界への転職を目指す方に向けて、事前に知っておきたい7項目についてまとめました。

1.現状の市場規模について理解する

まずは、現状の市場規模について理解しておきましょう。

2017年に電通が発表した2017年 日本の広告費によると、

2017年(1~12月)の日本の総広告費は、継続する景気拡大に伴い、6兆3,907億円、前年比101.6%となり、6年連続でプラス成長

となっており、市場が拡大していることが分かります。広告業界は、金融情勢や震災、すなわち日本の景気に大きく影響を受ける業界ですが、東日本大震災以降日本の景気回復に伴い、直近6年間は継続して市場が成長しています。

参照:)電通「2017年 日本の広告費」

2.現状の市場動向について理解する

広告業界は、市場全体を見ると成長しているものの、媒体ごとの成長率に大きな差異が生じています。
同じく電通が発表した2017年 日本の広告費より、媒体別市場規模・成長率を見ていきましょう。

■新聞広告費:5,147億円(前年比94.8%)
■雑誌広告費:2,023億円(前年比91.0%)
■プロモーションメディア広告費:2兆875億円(前年比98.5%)
※DMや屋外、交通など、主要4マスと衛星メディア、インターネット広告「以外」の広告
■テレビメディア広告費:1兆9,478億円(前年比99.1%)
■ラジオ広告費:1,290億円(前年比100.4%)
■インターネット広告費:1兆5,094億円(前年比115.2%)

ラジオとインターネット以外の広告媒体は前年比を割る成長率になっています。
市場規模自体は拡大成長にありますが、企業の広告媒体費のバランスがインターネット中心にシフトしていっていることが分かります。
依然として大きな影響力を持つテレビメディアですが、既にインターネット広告がテレビメディア広告を追い越す圏内まで迫っています。
また、ラジオも2年連続で広告費が伸長しています。背景として、デジタルデバイスの普及に伴いオーディオメディアとして新たな基盤が定着してきたこと、ライブイベントとの親和性も高く、統合的な販促キャンペーンなどに活用しやすい点などが挙げられます。

このように、媒体費別の市場動向を見ていくと、
技術環境の変化、それに伴う消費者の購買行動の変化に伴い、テレビや雑誌などオフライン媒体の影響力が徐々に弱まりつつある現状が見えてきます。

参照:)電通「2017年 日本の広告費」

3.広告業界の企業について、業態毎に理解する

広告業界には、様々異なる業態を持つ企業が、役割を分担するように存在しています。

■総合広告代理店:マス媒体を中心として、広告代理事業を展開

代表例)電通・博報堂・ADK..etc

広告制作会社:広告クリエイティブの制作に特化した制作会社

代表企業例)電通クリエーティブX・博報堂プロダクツ・ADKアーツ..etc

■インターネット専業広告代理店:インターネット広告代理事業を展開

代表企業例)サイバーエージェント・オプト・セプテーニ・デジタルガレージ..etc

媒体社:出版社やテレビ局、WEBメディアなど、ラジオ局など、広告枠在庫を保有する企業

■広告主:広告を出稿する事業会社

4.広告業界と類似する業界との違いについて理解する

広告業界と類似する業界として、下記企業群が挙げられます。

PR代理店

PR代理店は、広告という媒体形式を介さずクライアントの商品やサービスをメディアに取り上げてもらうために、クライアントの広報支援を行う会社です。
広告代理店の違いについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。「PR会社って?広告代理店との違いや業務内容について

代表企業例)ベクトル・サニーサイドアップ・プラップジャパン..etc

SP会社

SPとは、「Sales promotion」の略語で、すなわちSP会社とは、販売支援を行う会社のことです。
・イベントプロモーション
・店頭プロモーション
・ダイレクトプロモーション

等を通し、企業が消費者に対し購買の動機づけを行うための支援を実行します。PR代理店の中にSPの部門や機能を保有しているケースも多いです。

代表企業例)ワイズインテグレーション..etc

5.業態毎のキャリアパスについて理解する

キャリアパスについては、職種や企業によって異なる為一概には言えませんが、あくまで傾向として、業界単位で示します。

■総合広告代理店:職種によって異なります。事業会社のブランドマーケターや、マーケターを目指すケースが多いです。

広告制作会社:デザイナーやディレクターの在籍が中心になることから、事業会社のデザイナーやディレクターを目指すケースが多いです。

■インターネット専業広告代理店:職種によって異なります。事業会社のデジタルマーケターを目指すケースが多いです。

媒体社:職種によって異なります。営業担当の場合は同業他社や広告代理店、編集やディレクターの場合は同業他社への転職を目指すケースが多いです。

■広告主:同業他社へマーケターとして転職していくケースが多いですが、まれに代理店に転職するケースもあります。

PR代理店:事業会社の広報を目指すケースが多いです。広告代理店やデジタルマーケティング企業への転職を目指すケースもあります。

SP会社:PR代理店や広告代理店、デジタルマーケティング企業への転職を目指すケースが多いです。

6.広告代理店の働き方について理解する

広告代理店での働き方については、国内広告代理店最大手である電通の社員過労自殺事件による影響もあって、業界全体でワークライフバランスを重視する傾向にシフトしつつあります。これは、ネット専業の広告代理店においても同様です。

とはいえ、広告代理店では、企画資料の作成に時間を割かれ、制作会社やPR代理店、クライアントなど様々なステークホルダーと連携しながらプロジェクトを推進し、クリエイティブを納期までに仕上げ、と多忙に働かざるを得ない状況が発生します。そのため、広告代理店への就業を検討する場合、「ワークライフバランス重視」ではミスマッチが起きてしまう可能性があります。

特に新人の間は、様々なステークホルダーや社内他部署との関係値が築けずに、根回しや余裕を持ったスケジュール管理・プロジェクト進行が出来ずに、日々の自学習も並行して行わねばならず、相当なハードワークを覚悟しておいた方が良いでしょう。

7.広告業界における代表的な大手企業について知る

最後に、広告業界を代表する大手企業についてまとめました。

株式会社電通

1901年創業、連結従業員数 60,064人、連結売上高9288億円を誇る国内第一位、世界第五位の総合広告代理店です。海外の広告会社を積極的に買収することで、強固な海外ネットワークを構築し、世界を代表する広告会社へと成長を続けています。

株式会社博報堂

1895年創業、従業員数3,481人、連結売上高9,470億円を誇る国内第二位の広告代理店です。「生活者発想」を掲げ、これは、多様化した社会の中で主体性を持って生きる「生活者」として全方位的に捉え、深く洞察することから新しい価値を創造していこうという考え方です。無借金経営で知られています。

株式会社サイバーエージェント

1998年創業、連結従業員数4,902人、連結売上高3713億円を誇るインターネット広告代理店です。長きにわたって国内第三位の広告代理店であったADKを超えて、唯一インターネット広告代理店として電博に次ぐ企業へと成長を果たしています。スマートフォン向けのライブストリーミング形式AbemaTVをテレビ朝日と共同運営するなど、新興メディアとしての顔も併せ持っています。

株式会社アサツー ディ・ケイ

1956年設立、連結従業員数3,457人、連結売上高3,528億円を誇る国内広告業界第4位の広告代理店です。現在のコンテンツビジネスの先駆け的な存在で、「ドラえもん」シリーズに代表される藤子アニメなどの多くの作品の製作に加わっています。

未経験から広告業界を目指す方法

未経験から広告業界への転職を目指す場合、そのハードルは非常に高いものになります。基本、電通や博報堂などの大手企業はプロパー文化が強く、中途採用を積極的に実施する企業ではありません。勿論正社員の募集が出ていることもありますが、そのハードルは非常に高くなります。

電通・博報堂・ADKなどの大手総合広告代理店は、契約社員としての採用を中心に中途採用を実施しています。契約社員であれば、ハードルの高さも大きく緩和され、且つ年収条件等は600万円程度に加え残業代が支給されるため悪くなく、大手総合広告代理店を目指す人にとっては、一つの選択肢になり得ます。

稀に総合広告代理店のハードルが高い為にネット広告専業代理店への就業を目指すケースがありますが、総合広告代理店のクリエイティビティを要求される華やかなイメージとは異なり、ネット広告代理店における業務は数字と向き合う地味なものになります。「クリエイティブ」「感性」といったキーワードを想起してネット広告代理店の門を開けば、おそらくミスマッチに繋がってしまう為、あまりお勧めしません。

インターネット広告代理店は、成長市場で高い専門性を磨きたいといった方にとっての選択肢でしょう。

まとめ

如何でしたでしょうか?今日は、広告業界への転職を検討されている方に向けて、検討時に知っておきたい項目についてまとめました。広告業界は中小規模の代理店とビッグプレイヤーの差が大きく広がる業界で、それぞれ規模や業態によって携わる業務やキャリアパスが大きく異なります。事前にしっかりと情報収集し、必要な対策を行うことが大切です。

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