国内大手広告代理店として有名であるアサツーディケイへ「自分は転職できるのか」気になりませんか?ここではアサツーディケイの転職動向や口コミからわかる、転職難易度とその対策を紹介します。
・ADKで働くことのメリット
・ADKへの転職のポイントや対策
アサツーディケイ(ADK)ってどんな会社?
(引用:株式会社ADKホールディングス 公式HP)
【株式会社ADK 企業情報】
企業名 | 株式会社ADKホールディングス |
代表者 | 代表取締役社長 大山 俊哉 |
設立 | 1956年(昭和31年)3月19日 |
本社 | 東京都港区 |
従業員数 | 約270名 |
事業内容 | グループ全体戦略・運営方針の立案ならびに事業会社の管理・監督、およびグループのバックオフィス機能などを提供する純粋持株会社 |
アサツーディケイは博報堂、電通についで国内の大手となる広告代理店です。
アサツーディケイはクレヨンしんちゃんやワンピースといった誰もが知っている作品の制作に関わっていることで有名です。
海外拠点にも事業展開しており、事業所数は16拠点で中国・韓国・アメリカ付近がメインとなります。
コミュニケーションを基軸としたマーケティング展開を行う
アサツーディケイの『すべての人に「喜びの体験」を。』をグループビジョンとして運営している広告業界のトップ企業の一つで、1999年1月に株式会社旭通信社と第一企画株式会社の合併によって生まれました。
株式会社アサツーディケイは2019年に以下の4社に分社して経営を進めています。
(引用:株式会社ADKホールディングス 公式HP)
・株式会社ADKホールディングス
・ADKマーケティング・ソリューションズ
・株式会社ADKクリエイティブ・ワン
・株式会社ADKエモーションズ
ADKホールディングスが重視しているのがADKクリエイティブ・ワンの推進するコミュニケーション戦略です。現代では人と人とのコミュニケーションを重視した広告施策が欠かせません。
その企画、制作、実施を全て担当できるワンストップ・ソリューションを提供することで独自性を生み出しています。
分社化によって達成したプロフェッショナルな業務が強み
アサツーディケイでは広告業界における総合的、統合的なソリューションを提供する方向性に逆行してADKホールディングスによる経営を進めています。
分野特化型の会社に分社化し、それぞれが強いプロフェッショナル集団となることを目指したのです。この舵取りによって独自性が生まれ、他社にはない強みとして注目を浴びています。
顧客体験創造会社としての基本的なビジョンを統一し、分社化しながらも同じブランドを背負う企業としてそれぞれが実力を発揮することで大きな成果を上げ続けています。
プロフェッショナル化の途上段階にあるとADKホールディングスは述べていますが、このアプローチによって確かなシェアを獲得した企業です。
アサツーディケイ(ADK)で働くメリット
アサツーディケイではコーポレートサイドを担当する「ADKホールディングス」、マーケティング施策に特化する「ADKマーケティング・ソリューションズ」、コミュニケーション戦略を担当する「ADKクリエイティブ・ワン」、アニモ文化を推進する「ADKエモーションズ」の中から適性のある会社を選べるのが魅力です。
マーケティング分野で活躍したい人はどの会社でも働くことができ、管理系で働きたいならADKホールディングスが候補となるでしょう。
実働する専門のマーケターとして活躍したいなら、興味のある分野に応じて残りの三社を選べます。
アサツーディケイでは、どの職場でもプロフェッショナル集団として専門分野を掘り下げることを大切にしています。本気で一つの分野に特化した能力を身につけたい人にとってメリットが大きいでしょう。
アサツーディケイ(ADK)の年収
【株式会社ADKホールディングス 会社全体の平均年収一覧】
サイト名 | 年収レンジ |
年収チェッカー | 756万円 |
アサツーディケイの全体の平均年収は756万円となり、日本の会社員の平均年収と比較すると高い水準であることがわかります。
【株式会社ADKホールディングス 職種別年収一覧】
サイト名/職種 | メディア担当 | メディアプランナー | 営業職 | 代理店営業 | デジマコンサルティング |
doda | 624万円 | 746万円 | 581万円 | 638万円 | 739万円 |
職種別の年収一覧をみると、経験による差が大きいもののマーケティング担当の場合はおよそ450万円~900万円の年収です。年収は分社化されているアサツーディケイのどの企業で働くかによっても違いがあるので注意しましょう。
さらに、アサツーディケーは今までの経験やスキルによっては他の企業で働いた方が高い年収になることもあります。年収にこだわるなら自己分析をしてどの企業に応募するのが良いかを検討するのが大切です。
アサツーディケイ(ADK)の福利厚生や制度は?
アサツーディケイではグループ全体で福利厚生の充実を図っています。
基本的な福利厚生は整っていますが、残業を減らすためにノー残業デーを定めたり、こども参観日を実施して教育を進めたりする工夫もしています。
・年次有給休暇
・育児休業
・介護休業
・各種年金制度
・住宅資金等社内融資
・財形貯蓄制度
・ノー残業デー
・こども参観日
・ラフォーレ俱楽部
・会員制スポーツ施設
またアサツーディケイには社内部活動があり、社員の有志でサッカー・野球・ゴルフなど45個のクラブが設立されており、他部署とのコミュニケーションをとりやすい環境です。
その他にも社内はオフィスカジュアルでの出社可能なので、スーツで出勤している社員は少なく、ジーパンやラフな服装での出勤も可能なため、自由度の高い社風であることがわかります。
アサツーディケイ(ADK)の評判
アサツーディケイの評判をOpenworkを参考に解説していきます。
アサツーディケイの総評としては、まず大手企業をクライアントとして様々なイベント企画に参画できる点が高く評価されています。
しかし広告代理店ならではの忙しさから、プライベートを充実させられないと感じる方もいるようです。
悪い評判・良い評判に分けながらさらに詳しく解説していきましょう。
悪い評判
・深夜の仕事や残業が発生しやすい
悪い評判として多かったのは、仕事とプライベートのバランスについてでした。
広告業は撮影が深夜に発生したり打ち合わせが長引くなど、業務時間が不規則になってしまいがちである職業です。
そのため休みが取りづらく、ライフワークバランスが崩れやすい可能性もあります。
クライアント次第で納期や仕様の変更なども発生してしまうため、臨機応変な対応と忙しい中での自己裁量が必要となりそうです。
良い評判
※サブタイトルボックス:良い評判
・社員1人ずつの裁量権が大きい
・社内の風通しが良い
・女性がやりがいをもって働ける職場
良い評判としては、社内の雰囲気についての内容が多くありました。
アサツーディケイでは若い年代からプロジェクトリーダーを任されることもあるため、1人ずつの裁量が大きく、女性の活躍も目立つ様なやりがいを感じられる環境です。
そのため在籍社員には提案力や自由な発想に基づいて施策を考えられるスキルが求められ、自己研鑽の意欲が湧くことに定評があります。
一方で頑張りに対しての社内評価制度がまだ十分とは言えないという意見もあるため、評価の際は積極的にアピールしていくなど、主体性が求められる企業だとわかります。
アサツーディケイ(ADK)に転職するためには?【中途採用】
(引用:株式会社ADKホールディングス 公式HP)
採用フロー
アサツーディケイの中途採用の採用フローは以下の通りです。
- エントリー
- 応募書類選考
- 人事面接
- 一次面接
- 最終面接
- オファー面談
ポジションにより選考フローに多少の違いがあるので注意しましょう。
転職のポイント
中途採用のポイントとしては、アサツーディケイでは職種・支社ごとに募集をしています。
それぞれの募集について必須条件と歓迎条件を定めていて、大半の求人では充実した専門性の高い経験が求められる傾向です。個別性が高く、幅広いスキルが歓迎される傾向が強いため、様々な分野に手を出してスキルを広げることが転職の成功へと繋がるでしょう。
アサツーディケイ(ADK)に転職するためには?【ポテンシャル採用】
(引用:株式会社ADKホールディングス 公式HP)
アサツーディケイではポテンシャル採用枠も存在します。
30歳未満の新卒・既卒・就業者のいずれかであれば未経験でも応募は可能です。採用フロー・ポイントも中途採用者とは異なるため注意しましょう。
採用フロー
(引用:株式会社ADKホールディングス 公式HP)
アサツーディケイのポテンシャル採用の場合の採用フローは、中途採用よりも選考段階が多くなり、ESの提出・適性検査が入ります。
またポテンシャル採用には「オープンコース」と「初配属確定型コース(クリエイティブ、データ、デザイナー、経理・財務全般、DX、法務の6つ)」と2つの選択が可能です。
コースの併願は不可であり、採用後のキャリアが異なります。
転職のポイント
ポテンシャル採用のポイントとしては、選ぶコースによって求められるスキル(専門外)を理解し、いかに経験や実績とすり合わせできるかが大切となるでしょう。
広告業の経験が無いことは承知の上での選考なので、将来性や潜在能力・適正をいかにアピールできるかが重要となってきます。
応募職種に対する必要スキル・求められる人材などを徹底的にリサーチし、自身の経験に落とし込みましょう。
アサツーディケイの求人一覧
アサツーディケイの求人としては以下のような例があります。
・アカウントエグゼクティブ
・デジタル関連職
・プランナー職
・メディアビジネス職
・データエンジニア職
・クリエイティブ職
・IP/コンテンツ職
・DXコンサルタント職
・サポート職
・コーポレート職
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まとめ
今回はアサツーディケイの転職情報についてまとめました。
博報堂、電通についで国内の大手広告代理店となるアサツーディケイですが、中途採用はポテンシャル採用も行っており、制限はありますが未経験でも転職を叶えられる可能性があります。
経験者・未経験者共に、転職のポイントとしては求められる人材と自分のスキル・経験をすり合わせし、アピールすることがポイントとなります。
客観視が苦手な場合、転職エージェントの利用で賢い転職活動を行うのがおすすめです。