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他では教えてもらえない!未経験からデジタルマーケティング業界に転職を検討している人が知っておきたい前提知識5つ

digireka!運営の株式会社uloqoでは、デジタルマーケティング業界特化の転職支援サービスを運営しています。

コンサルタント1名につき、およそ月間50名程度の求職者様とご面談させていただいていますが、その半分が未経験者、すなわち他業界からデジタルマーケティング業界を目指して転職活動を展開されています。

ただ、デジタルマーケティング業界へ転職するにあたっての前提知識が不足しているために、明らかにミスマッチを引き起こすような求人に応募されているケースが多く、業界全体の早期退職率を引き上げる要因にもなっているのでは、と危機感を感じています。

そこで今日は、未経験からデジタルマーケティング業界への転職を検討されている皆さんに向けて、前提として認識しておきたい基本知識5つについて、まとめました。

1.そもそもデジタルマーケティングとは

そもそもデジタルマーケティングとはなんなのか、釈迦に説法かもしれませんが、ここに認識齟齬があるといけないので定義しておきます。

デジタルマーケティングとは、オンライン上で行われるマーケティングのことを指します。すなわち、ネット広告を活用した顧客の獲得、SEOを活用したサイト集客、webサイトの最適化等は勿論のことながら、MAを活用した既存顧客のマネジメント、リアル店舗の購買データとオンラインのユーザーデータの統合など、オンラインを活用して企業が消費者とコミュニケーションを図ることをデジタルマーケティングと呼称します。

スマートフォンの普及に伴い消費者と企業の接点はオンライン上へと集中しています。リアル店舗を主たる顧客接点の場としてきた小売業界においても、EC市場の拡大に伴いオンライン上での顧客接点が重要になっています。近年では、アプリやSNSアカウントを活用したプロモーションに、オフライン施策を統合的に繋げたマーケティング活動も重要になっています。

以前に弊社のコンサルタントが執筆した記事もご参照ください。

そもそもWebマーケティングとは何なのか?全体像を理解しよう!

ちなみに、Webマーケティングとデジタルマーケティングの定義の違いですが、曖昧で個々人によってその定義が異なる為、弊社では厳密な違いを定義せず、ほぼ同義として扱っています。

2.各業態毎の違いについて

つぎに、デジタルマーケティング業界における各業態毎の違いについて理解しましょう。代表的な業態は下記のとおりです。未経験から転職を検討する場合、下記7つのプレイヤーのうち、「どこを選択するのか?」は非常に重要です。各業態によって得られるスキルが異なる為、キャリアビジョンや目標を持っている場合、逆算してどの業態を目指すべきかが決まります。

事業会社
デジタルマーケティングを活用して自社の事業の売上向上や認知の拡大を目指します。

・媒体社
インターネット広告を出稿する事業会社に対し、広告枠を提供することで収益を得ます。

・インターネット広告専業代理店
インターネット広告を出稿したい企業と広告枠を提供する媒体社を仲介し、広告枠を代理販売することで手数料を得ます。事業会社側に立ち、広告のプランニングからクリエイティブのディレクション、制作、運用型広告の運用までを担っています。

メディアレップ
媒体社が保有している広告枠や広告商品を管理し、広告枠の販売窓口として、広告主や広告代理店に対し広告枠の販売を行います。

アドテクノロジーベンダー
インターネット広告代理店やインターネット広告を活用する事業会社、媒体社に対し特定の広告技術の開発・販売を行うソフトウェア会社です。2018年現在、DSPSSP・広告効果測定ツール・DMP等が代表的なアドテクノロジーツールとして挙げられます。

・デジタルエージェンシー
デジタルマーケティングを遂行していくうえで必要となるwebサイトやアプリなどを、ブランディングやプロモーション等企業のニーズを踏まえて企画・制作し、その後のコンサルティングやCRMの企画、導入、運用までを一貫して担う支援会社です。

・SEOコンサルティング会社
クライアントのwebサイトやオウンドメディアにおけるユーザーの検索流入最大化を目指すために、SEO・コンテンツマーケティングのコンサルティングを行う支援会社です。

3.各業態毎の職種および仕事内容

先程各業態毎に得られるスキルが異なると述べましたが、業態に加えて、職種によっても異なります。なので、厳密には「業態×職種」で得られるスキルが異なると言えます。各業態に付随する代表的な職種についてまとめます。

事業会社(デジタルマーケター)
事業会社のデジタルマーケターは、インハウスでデジタルマーケティングを運用しているケースとネット広告代理店やSEOコンサルティング会社を利用しているケースとに分かれますが、インハウスで運用している場合は、インターネット広告のプランニングから運用、アドテクノロジーの選定、クリエイティブのディレクション、サイト最適化、コンテンツマーケティング、MAの運用などを担います。デジタルマーケティングをインハウスで運用している企業の場合、デジタルマーケティング人材を豊富に社内で抱えており、ネット広告やSEO、MAなどを活用したCRMなど、領域毎に役割が分担されていることが多いです。支援会社を活用している場合、ネット広告代理店との打ち合わせからクリエイティブディレクション、運用結果に対するディレションを行ったり、SEOコンサルティング会社との打ち合わせやサイト最適化に関するディレクションなど、企画とディレクションを中心とした職域を担います。

・媒体社(広告枠営業/SEO担当/コンテンツ編集)
媒体社における代表的な職種として、広告枠営業、SEO担当、コンテンツ編集職が挙げられます。
広告枠営業は、アカウントプランナーと称されることが多く、広告代理店や広告主(広告を出稿したい事業会社)に対し、自社媒体が保有する広告枠(主に純広告中心)の営業を行います。自社媒体の特性などを伝えたうえで、広告主や広告代理店が抱える課題に対し、最適な企画を立案し、提案します。
SEO担当は、自社媒体の集客最大化のためにSEO施策を運用します。
コンテンツ編集職は、自社媒体の編集(社内外ライターに対するディレクションやコンテンツの企画)を担います。

・インターネット広告専業代理店(営業/広告運用/クリエイティブディレクター、デザイナー/データサイエンティスト)
インターネット広告代理店における代表的な職種として、営業、広告運用、クリエイティブディレクター、デザイナー、データサイエンティストが挙げられます。
営業職はアカウントエクゼクティブやアカウントプランナーと称されることが多く、広告主の抱える課題に対し、広告運用担当と連携をとりながら、適切な広告媒体のプランニングを提案します。受注後は、クライアントと運用結果に関する打ち合わせを週次~月次で行い、施策のPDCAに関するプロジェクトマネジメントを担います。

広告運用職は、運用型広告における運用を担います。営業が受注してきた案件のKPIの達成、達成率向上を目指し、運用型広告提供媒体から発行される管理画面上で、・入札価格調整・広告文変更・予算配分調整・配信スケジュール調整・デバイス毎の入札比率変更・キーワード追加・除外キーワード登録など、必要なチューニングを行います。

クリエイティブディレクター、デザイナーは、広告出稿の際に必要なバナー等のクリエイティブを制作する役割を担います。
データサイエンティストは、クライアントのマーケティング課題解決のためにクライアントや自社が抱えるデータの分析~施策の提案までを担います。

・メディアレップ(メディアプランナー)
メディアレップにおける代表的な職種として、メディアプランナーが挙げられます。
広告主、広告代理店向けにキャンペーン目的に応じたインターネットメディアプランニングの提案を行います。各種クライアントニーズに応じた提案、掲載レポート検証業務が中心になります。

・アドテクノロジーベンダー(エンジニア/営業)
アドテクノロジーベンダーにおける代表的な職種として、エンジニアと営業が挙げられます。
エンジニアは、自社プロダクトの開発を担います。
営業職は、直販部隊と代理店営業部隊とで分業しているケースが多く、直販部隊は広告主に対して直接自社プロダクトの提案を行います。代理店部隊は、自社プロダクトの拡販を目指し、ネット広告専業代理店に対し自社プロダクトの営業を行います。自社プロダクトを代理店経由で広告主に提案してもらうことがミッションなので、啓蒙活動やキャンペーンを企画して、広告主に提案する為のきっかけを作ることをミッションとします。

・デジタルエージェンシー(エンジニア/webディレクター/デザイナー/コンサルタントやプロデューサー)
デジタルエージェンシーにおける代表的な職種として、エンジニア、webディレクター、デザイナー、コンサルタントやプロデューサーが挙げられます。
エンジニア、webディレクター、デザイナー等の専門職種においては、クライアントと共にプロデューサーやコンサルタントが企画立案した制作物を制作するために、それぞれの専門領域を担います。
コンサルタントやプロデューサーは、デジタルマーケティング戦略の年間スケジュール設計、予算策定、課題に対するソリューションの企画立案などを担います。
プロジェクト全体を統括する立場で、フロントでのクライアント折衝のみならず、プロジェクトマネジメント的な立場も担います。

・SEOコンサルティング会社(営業/Webアナリスト)
SEOコンサルティング会社における代表的な職種として、営業、webアナリストが挙げられます。
営業職は、新規案件の獲得が主な仕事になります。クライアントの課題をヒアリングし、適切な施策をWebアナリストと共に企画・提案します。
新規案件の獲得までを担当する場合が多く、その後はWebアナリストが改善や運用を担います。
Webアナリストは、サイト解析ツールなどを用いて、クライアント課題の特定から、実際の運用改善レポートの作成までを担います。

その他の職種一覧については、こちらをご参照ください。
マーケティング関連職種まとめ。仕事内容から必要なスキルまで、徹底解説します。

4.「業態×職種」から、想定できるキャリアパスについて

ここまで学んだら、次はいよいよ、「業態×職種」から想定できるキャリアパスについてです。

事業会社(デジタルマーケター)
事業会社におけるデジタルマーケターは、前提として未経験からの転職はほぼ不可能です。稀に未経験求人が出る事もありますが、基本は経験者枠ととらえておいて間違いないでしょう。デジタルマーケターのキャリアパスのゴール地点に設定されることが多い人気ポジションです。事業会社のデジタルマーケターを経験したのちのキャリアパスとしては、オフラインマーケティングへと職種の幅を広げる~他の事業会社への転職が想定されます。稀に、クライアントワークの方が自身には合っていたと気づき、ネット広告専業代理店やデジタルエージェンシーなどに出戻りするケースもあります。

・媒体社(広告枠営業/SEO担当/コンテンツ編集)
媒体社における営業職においては、より幅広いデジタルマーケティングに関するスキルを身に着けるため、ネット広告専業代理店に転職をしたり、営業力を活かして自社の営業組織のマネジメントレイヤーを目指す等のキャリアパスが想定されます。
SEO担当の場合、多媒体のSEO担当への転職や、フリーランスとして独立するなどのキャリアパスが想定されます。
コンテンツ編集職においては、多媒体への同職種での転職が多くみられますが、他にも、webディレクターへの転身やSEOコンサルタントへの転身を目指すケースもあります。

・インターネット広告専業代理店(営業/広告運用/クリエイティブディレクター、デザイナー/データサイエンティスト)
インターネット広告代理店における主要職種である営業職と運用職に関しては、下記記事にてまとめています。
インターネット広告代理店の仕事内容・キャリア~営業編~
インターネット広告代理店の仕事内容・キャリア~広告運用編~

・メディアレップ(メディアプランナー)
メディアプランナーの主たるキャリアパスとして、媒体向き合いのポジションであることから、媒体社への広告枠営業職に転職を目指すケースが多いです。また、より幅広いデジタルマーケティングに関するスキルを得るため、ネット広告専業代理店への転職を目指すケースも多いです。

・アドテクノロジーベンダー(エンジニア/営業)
アドテクノロジーベンダーにおけるキャリアパスについては、下記記事にてまとめています。
アドテクベンダーと広告代理店の違いって?アドテクベンダーの仕事内容・キャリア~営業編~

・デジタルエージェンシー(エンジニア/webディレクター/デザイナー/コンサルタントやプロデューサー)
デジタルエージェンシーにおけるキャリアパスとして、エンジニアやwebディレクターなどの専門人材は、事業会社やコンサルティングファーム、その他支援会社など、専門スキルを活かして様々な領域においてキャリアを展開していくことが可能です。コンサルタントやプロデューサー職種においては、幅広い職域に携わる事が出来るため、事業会社への転職を目指すケースが多いです。

・SEOコンサルティング会社(営業/Webアナリスト)
SEOコンサルティング会社におけるキャリアパスについては、下記記事にてまとめています。
SEOコンサルティング企業の仕事内容・キャリア

5.デジタルマーケターとして市場価値を高めるためには、大規模案件に携わる・専門性を確立しつつ、ゼネラリストを目指すことが大事

最後に、弊社が候補者様にお伝えしている「デジタルマーケターとして市場価値を高めるためには?」について説明します。

弊社では、デジタルマーケターとして市場価値を高めるたいと希望される求職者様に、
・大規模案件に携われる
・幅広い職務に携われる

この二点を満たす企業・ポジションを選定する事をオススメしています。

理由として、

・デジタルマーケティングはいくらの予算をかけるかで、出来る事の幅が大きく異なる為、大きな予算を預かる仕事に携わりスキルを磨く事で、デジタルマーケターとして市場価値を高めることが出来る
・市場変化が激しいデジタルマーケティング業界において、特定の領域で専門性を磨き続けることは、ある意味リスクであり、特定領域における専門性を磨きつつ、幅広い領域をカバーできる人材が最も市場変化に対応しやすいこと

が挙げられます。

現に、DMPやMAの普及は、10年前には想像がつきませんでした。しかし、デジタルマーケティング市場の拡大に伴い、新規顧客の獲得単価は年々高騰し、且つ少子高齢化に伴い人口減少が確実な日本において、既存顧客のマネジメントであるCRMの重要度は高まるとともに、デジタルマーケターにとっても、要求されるスキルセットの一つになっています。出来うる限り、幅広い領域に関するスキルを身に着け、全方位フルファネルでデジタルマーケティングを推進していける人材を目指すことをオススメします。

まとめ

如何でしたでしょうか?未経験からデジタルマーケティング業界への転職を目指す方にとって、少しでも参考になっていれば嬉しいです。

弊社では、デジタルマーケティング業界専門の転職エージェントとして、業界や職種に関する解説は当然のことながら、個社ごとの社風やワークライフバランス、部門構成などの詳細等、豊富な情報提供を基に、中長期的にミスマッチが発生しない転職支援を実施しています。

デジタルマーケティング業界への転職を検討されている方はぜひ、下記フォームよりお問い合わせください。

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