企業のデジタルシフトが進んだことにより、居酒屋やアパレルショップでもLINEやメールアドレスの登録を促す企業が増えてきました。
顧客データを取得し、購入後のメールやLINEによる関係構築、再来店のアプローチを促すことも非常に重要なマーケティング手法の一つです。
そこで本日はCRMについてまとめました。
CRMとは、顧客と長期的に良好な関係を築くための、顧客管理及びその手法のこと
CRMとは、Customer Relationship Managementの略語で、「顧客と長期的に良好な関係を築くための、顧客管理及びその手法」のことです。
企業にとって、テクノロジーが発達した現代におけるオンライン上での顧客管理、およびマネジメントは非常に重要です。
この管理方法、マネジメント手法次第で顧客のエンゲージメントに大きな影響を及ぼす為です。
例えば、興味のないメルマガを送り続けてくる企業に嫌悪感を抱いたことはありませんか?
もし、企業がCRMによって、あなたの趣向を分析して最適なアクションをとっていたとすれば、嫌悪感を抱く事もなかったでしょう。
スマホの発達によって企業とユーザーの接触頻度は増加しています。だからこそ、顧客を分析し、顧客毎に最適なアクションを実行する事がとても重要なのです。
上記の流れに伴い、CRMツールを提供するテクノロジーベンダーも増加傾向にあります。
CRMツールは、
・顧客情報管理
・顧客セグメント化
・顧客分析
を行うためにあります。
SFAとの違い
SFAツールとCRMツールの違いはツールを使用する目的の違いです。
顧客管理を行うという点では同じですが、SFAツールは営業活動の業務効率化の為のツール、CRMツールはマーケティング活動の為の情報管理・分析のためのツールです。
主要なCRMツール提供企業
Salesforce(Sales Cloud)
Salesforce社が提供しているCRMツールです。これまでに15万社以上が導入しており、世界No.1のCRMツールとサイト上でうたっています。
顧客管理から案件管理、見込み客の管理までCRM全体のサポートが可能です。
また、外部ツールとの連携も豊富で、GmailやOutlookとの同期、スマホアプリでも使用することが出来ます。
Microsoft(Microsoft Dynamics 365)
Microsoft Dynamics 365あマイクロソフト社が提供しているCRMツールです。
世界中で使用されており、ExcelやWordとの連携、インターフェースが非常に使いやすいことが特徴です。
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(カスタマーリングス)
株式会社プラスアルファ・コンサルティングは自社プロダクトの提供を通じて、様々な分野のコンサルティングを手掛けている会社です。
2006年に前身の会社である、株式会社EGコンサルティングを設立したことによりスタートしました。
CRMツールのカスタマーリングスは2011年に提供を開始しています。
EC特化のCRM/MAツールとして業界No.1、専門通販企業売上上位50社のうち40%が採用している実績を持っています。
※日経流通産業新聞調べ
シナジーマーケティング株式会社(Synergy!)
シナジーマーケティング株式会社は1997年に創業し、2014年にはYahoo!グループに参加しています。
CRM領域の知識に強みを持っており、事業としてはCRMツールである「Synergy!」の提供、CRM戦略構築、CRM業務の代行など幅広く事業を展開しています。
Yahoo!グループのデータを使える点も強みの一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
CRMを行うにも、顧客情報などのデータが必ず必要です。
今後も顧客情報の取得に力を入れていく企業は増えていくことでしょう。
コンビニ等でカードを提示すれば消費者にはポイントがたまりますが、企業には購買によるデータが蓄積されます。
言い換えると、割引により赤字を出してでも企業はデータを必要としており、それほどデータはマーケティング上で価値のあるものとされています。
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