デジレカでは、デジタルマーケティング業界特化の転職支援を実施しています。
弊社では業界経験者の方以外にも、未経験からデジタルマーケティング業界への転職を希望する多くの求職者様がご相談に来られます。
たまに問合せより、「未経験・第二新卒で未経験でもデジタルマーケティング業界への就業は可能なのでしょうか?」との質問を承ることがあります。
そこで今日は、疑問にお答えすべく「第二新卒でもデジタルマーケティング企業への転職は可能なのか?」についてまとめました。
そもそも第二新卒とは
まずは、第二新卒の定義について改めて確認しておきましょう。wikipediaによると、
第二新卒(だいにしんそつ)とは、学校等を卒業して一旦就職したが、短期間(主に1年未満〜3年)のうちに転職を志す者のこと。「第二新卒者」とも称す。 引用:)フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
となっています。すなわち、新卒入社してから3年以内の転職希望者を指す言葉ですが、実際は企業担当者によって認識が異なることもあります。
第二新卒は転職市場において不利なのか?
デジタルマーケティング業界に限定せずに、そもそも第二新卒は転職活動において不利なのか?について説明します。
詳細はこちらの記事で論じていますが、「第二新卒の市場価値について」昨今、転職市場は慢性的な企業の人手不足に伴い売り手市場となっています。
転職市場は従来、経験者の補充採用を実施するプロフェッショナル採用が当たり前でした。
しかし、少子高齢化にともない新卒採用市場のレッドオーシャン化が進行し、新卒採用でとり逃した若手層を補完するための第二新卒採用が増加しています。
その為、決して第二新卒だからといって「不利」と言える状況ではありません。
ただし、数か月で新卒入社を退社してしまった「早期離職者」の場合、定着率に大きな懸念が生まれてしまう為、転職活動で苦戦するケースが目立ちます。弊社では、せめて1年は就業したうえで転職活動を展開することをお勧めしています。
デジタルマーケティング業界における第二新卒の市場価値
本題である「デジタルマーケティング業界における第二新卒の市場価値」についてまとめていきます。
まず、第二新卒と一言で括っても様々なケースが存在するため、グルーピングします。
[su_list icon=”icon: check” icon_color=”#f46f19″]- ~1年退職・未経験
- ~1年退職・経験アリ
- 1年~2年退職・未経験
- 1年~2年退職・経験アリ
- 2年~3年退職・未経験
- 2年~3年退職・経験アリ
- 3年~退職・未経験
- 3年~退職・経験アリ
グルーピングしたうえで、デジタルマーケティング業界における市場価値のランク付けを行っていきます。
それぞれ解説していきます。
3年~退職・経験アリ
3年以上の勤務経験があり、業界経験者のため市場価値が高いのは当然です。同業他社への転職であれば、比較的スムーズに転職活動が進むでしょう。
2年~3年退職・経験アリ
2年以上の勤務経験があり、業界経験者であれば、即戦力レベルの活躍が期待できます。したがって、同業界においては十二分に高い市場価値といえます。次のステップアップを考え始めるタイミングでもあり、受験企業に対して説得力のある志望動機を話すことが出来るでしょう。
1年~2年退職・経験アリ
多少定着性に懸念は生まれますが、1年以上デジタルマーケティング業界で就業経験があれば、十分デジタルマーケティングに関する基礎は身に着いているはずです。慢性的に人材不足である同業界においては、基礎教育のコストもかからず、早期の戦力化が見込めるため、しっかり対策を実施すればスムーズに転職活動を展開できるでしょう。
2年~3年退職・未経験/1年~2年退職・未経験
1年以上の就業経験があり、デジタルマーケティング業界未経験の場合、さほど年数によって市場価値が上下することはありません。経験・ポテンシャル(論理的思考力・コミュニケーション能力等)の二点によって評価が決まります。経験に関しては、傾向として 無形商材>有形商材 営業>バックオフィスと言えるでしょう。勿論ポジションによって異なる為一概には言えませんが、、、デジタルマーケティング志望動機やキャリアビジョン、転職理由などをいかに一貫性を持って伝えられるかが重要です。入念に対策を実施する必要があります。
~1年退職・経験アリ
業界経験者であれば、1年以内の退職であったとしても内定獲得できる可能性は十分にあります。しかし、3か月以内の退職では経験者と呼べない為、せめて半年以上、かつ最低限業務を滞りなくこなせることを前提とします。ほぼ確実に、定着性に懸念を持たれてしまうことが想定されます。何が原因で早期退職に至り、今後のキャリアについてどのように考えているか、しっかり話せるようにしておく必要があります。
3年~退職・未経験
未経験からデジタルマーケティング業界にチャレンジできる上限年齢は目安~28歳前後です。3年以上他市場、他職種の経験を積んでいる場合、それなりのハードルがあることを認識しておかないといけません。特に、経理や財務、法務などのバックオフィス関連、生産管理や調達職など営業・企画色の薄い職種であれば、厳しい転職活動になるでしょう。営業職においては、一定の成果実績や親和性の高い経験(無形商材で企画営業職、分析を要する経験、WEB系企業での経験、コンサルティング経験等)があれば、スムーズに転職活動を展開できる可能性もあります。
~1年退職・未経験
かなり厳しい転職活動になるでしょう。1年以上勤務経験があるほうが確実に選択肢は増えるので、中途半端に9ヵ月勤めて退職するくらいであれば、あと3ヵ月頑張って現職継続することを推奨しています。デジタルマーケティング業界においては、学歴が高く、半年以上の就業経験があり、志向性などにマッチングの見込みがある場合、企業によっては内定を獲得できる可能性もあります。
総じて、決して第二新卒の需要は低くありませんが、あくまでも個人差があること、加えて、1年未満の転職は相当にハードルが高くなってしまうでしょう。
未経験・第二新卒でデジタルマーケティング業界へ転職する方法
未経験、第二新卒でデジタルマーケティング業界へ転職する際は、経験・ポテンシャル(論理的思考力・コミュニケーション能力等)が重要になります。その為、それぞれにおいて対策を実施しておきましょう。
経験
勿論業務経験を対策するのは難しくなりますが、デジタルマーケティング関連の資格を取得すれば、興味関心度の高さ/業務開始後の立ち上がりの早さが期待されるため、一定の効果はあります。例えば、
Google広告認定資格(旧名:AdWords個人認定資格)
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
などはオススメです。Google広告認定資格は、デジタルマーケティング業界において高いシェアを誇るGoogle広告に関する理解度認定試験です。無料で受けれて、試験対策などもGoogleが無料で提供しているカリキュラムで実施できるため、初心者の方でも勉強を進めやすくなっています。GAIQは、WEB解析ツールのGoogleアナリティクスの理解度認定資格です。こちらも無料でカリキュラム受講から試験まで実施できるため、気軽に実施することが出来ます。詳細についてはこちらの記事を参照ください。
Google Adwords認定資格とは?取得方法から取得のメリットまで解説します
GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)とは?学習方法、取得のメリットは?
ポテンシャル
ポテンシャル評価に対する対策には事前の情報収集と徹底的な面接対策が重要です。詳細は下記リンクにある別記事をお読みいただければと思いますが、事前の情報収集をどれだけするのか、でミスマッチを防げるだけでなく、業界志望度やキャリアビジョンの作成において説得力のあるロジックを作りやすくなるはずです。
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まとめ
如何でしたでしょうか?デジタルマーケティング業界への転職は、第二新卒であっても十分可能です。勿論個々人によりますが、丁寧に対策を実施し、情報収集を徹底的に行えば、スムーズに転職活動が進み複数社から内定を獲得できる可能性もあるでしょう。早期退職を考えている人は、一度じっくり考えてみることをオススメします。