広告表示オプションとはメディアに広告を依頼した際に、広告の内容とは別にオプションで追加情報を表示できるサービスです。デジタルマーケティングではリスティング広告を出した際に、広告の文章に添えて住所や電話番号、サイトリンクなどを表示させる機能を指します。検索エンジンの中でGoogleとYahooが充実した広告表示オプションを提供しています。
広告表示オプションはユーザーにアクションをさせるのに効果的な機能です。広告文として検索結果に表示されるわずかな文字情報だけではユーザーアクションを促すのは容易ではありません。しかし、商品価格が表示されていたら、この値段なら買いたいというユーザーが広告をクリックしてくれる可能性が上がるでしょう。サイト内のコンテンツについての情報が付記されていたら、直接の広告リンク先には興味がなくても関連コンテンツに遷移してくれると期待できます。このようにして想定しているランディングページへの誘導を促すだけでなく、他のユーザーアクションに導くこともできるのが広告表示オプションの特徴です。
GoogleとYahooでは以下の広告表示オプションを利用できます。括弧内がYahooが対応している広告表示オプションとその名称です。
・住所表示オプション
・アフィリエイト住所表示オプション
・電話番号表示オプション(電話番号オプション)
・サイトリンク表示オプション(クイックリンク表示オプション)
・コールアウト表示オプション(キスト補足オプション)
・構造化スニペット表示オプション(カテゴリ補足オプション)
・プロモーション表示オプション
・価格表示オプション
・アプリリンク表示オプション
・販売者評価表示オプション
住所や電話番号の表示によって店舗への来店や電話による予約・問い合わせを促すことができます。コールアウト表示をすれば商品やサービスの詳しい情報を広告文に付記することが可能で、プロモーション表示や価格表示をすれば具体的な価格やキャンペーン情報などもユーザーに伝えられます。ECサイトの活用の際にはコンバージョンにつながるアクセス数を増やすのにつながるでしょう。また、アプリリンクを表示してアプリダウンロードのプロモーションをすることも可能です。
このように広告表示オプションはリスティング広告によるユーザーアプローチの可能性を広げるオプションサービスです。促進したいユーザーアクションに応じて広告表示オプションを選ぶと広告効果の向上を期待できます。