IT業界の著しい進化に伴い、マーケティング手法も様々な技術が提案され、マーケターの需要も増加しつつあります。
数年前は耳されることも少なかった職種ですが、現在では自身のスキル次第で高収入が期待できる職業とされており、転職者の数も増加傾向にあります。
今回の記事では、マーケターの気になる年収について、詳しく解説していきます。
合わせてマーケターの転職方法や将来性もご紹介しますので、これからマーケターへの転職を検討されている方はぜひ参考にしてください!
マーケターとは?仕事内容とその種類
マーケターとは、言葉の通りマーケティングを行う職業を総称しています。
商品を売りたいターゲットを、様々な視点から分析し、販売するための企画や戦略を考えるのが主な仕事となるのです。
近年注目度の高いYouTubeやInstagramなどの媒体を扱うSNSマーケティングや、WEBサイトのSEO対策やメールを利用するWEBマーケティングなど、扱う媒体により仕事の内容は多岐に分かれ、それぞれの専門知識が必要とされます。
未経験での転職も可能ですが、ある程度即戦力となるため、事前に専門学校やスクールに通ってから転職する人もいるようです。
SNSの普及によりマーケターの需要も増加しつつありますが、専門職であるために転職のハードルは高いと言えるでしょう。
高収入?マーケターの平均年収は?
マーケターの平均年収は520万円とされており、一般のサラリーマンの年収よりも比較的高めと考えられます。
(引用:求人ボックス)
しかし、マーケターの年収は「自身のスキル」「所属する企業」「自身のポジション」などによって大きく左右されるため、こちらの年収はあくまでも参考程度になるでしょう。
スキルによっての年収の違い
IT業界は常に新しい技術が発見されており、マーケティング手法もそれは同様です。
最新のAI知識やマーケティング知識を持っているマーケターとそうでないマーケターで
は、もちろん企業からの扱いも差が出ます。
基本のマーケティング手法を学んだからといって、新しい技術の取り入れを怠っていると、自身の収入をあげることができません。
逆に言うと、最新のマーケティング手法を実践したデータや経歴を持っているだけで、企業からの需要は高くなり、必然的に収入をあげることも可能です。
そういった面で、どれくらいの収入を稼げるかは自分の腕次第といった専門職らしい職業と言えるでしょう。
所属する企業による年収の違い
所属する企業にが年収に与える影響は、扱う案件の契約費や会社の人件費などが考えられます。
大手の広告代理店であれば、契約料金もより多額になるため、社員への給料に影響してくるでしょう。
しかしこれは一概には言えず、少人数で経営している小さな会社であれば人件費が少ないため、自分の取り分も増える可能性があります。
所属する企業による違いは、事前に募集要項などである程度の判断ができるため、転職活動ではしっかりと確認しておきましょう。
自身のポジションよる年収の違い
自身の役職や立場などにより、任される仕事内容が異なるため、年収も差が出るでしょう。
より高収入を目指すには役職に着くことが大事ですが、そのためにはマーケティング以外の管理職としての能力が求められます。
コミュニケーション能力・状況把握能力・指導能力・分析能力など、会社の環境によって求められる能力は様々ですが、専門知識ではなく人間性が大切にされる能力が多くなると考えられます。
自身の年収アップを目指すのであれば、技術面以外の能力向上も考えたキャリアプランをイメージすることが大切です。
マーケターの将来性は?
マーケティング業界で懸念されているのは、AIの急激な進化により「人間がマーケティングを行わなくても機械がやってくれるのでは?」というマーケターの将来的な需要の激減です。
実際のところ、AIの進化を考えた上でもマーケターの将来性は高いと考えられおり、理由としては以下の2つが考えられます。
・AIが発展しても周りが活用できるとは限らない
・これからインターネット広告の需要はさらに増加が予想される
理由としては以下の2つが考えられます。
AIが発展しても周りが活用できるとは限らない
確かにこれからAIの機能が発展し、マーケティングの統計や予想、さらには販売促進の提案まで行うことが予想されます。
しかし、企業が全てこのAIを活用できるとは限りません。
ましてや今までマーケティングを取り入れていなかった企業が、さらに難易度の高いAIを使いこなすことは難しいと言えるでしょう。
そこで必要となるのが、対人で柔軟に話ができるマーケターです。
AIの発展はマーケターの需要に全く影響がないと言い切るこは難しいですが、少なくとも、経験則に基づき臨機応変に対応できる技術屋の需要がゼロになることはないと考えられます。
これからインターネット広告の需要はさらに増加が予想される
インターネット広告の需要は年々増加しており、電通の「日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、2019年のインターネット広告費はテレビ広告費を上回ったことがわかります。
「広告といえばテレビCM」と言う時代は終わり、これから広告の更なるデジタル化が期待されると考えられ、同時にマーケターの需要もさらに高くなるでしょう。
いかにAIが発展したからといえ、さらに需要する業界の求人や仕事が減少することは少なく、マーケターの将来性は期待できると考えられます。
まとめ
今回はマーケターの年収とその将来性についてご紹介しました。
近年需要が高まりつつあるマーケターは、取り扱う媒体により仕事内容が異なります。
したがってこれから転職を検討している方は、どのようなマーケティングを行いたいかしっかりと分析してから転職先を決めることがおすすめです。
さらに、マーケターは転職後も常に新しい知識を取り入れ続ける必要があるため、向上心や努力が求められる職業です。
その反面、身についた技術で年収アップを狙いやすい職業にもなるため、「努力の分だけ成果につながる」ことを得意とする方はピッタリな職業だと言えるでしょう。
自己分析をしっかりと行い、理想の転職を叶えましょう。