CM制作会社に転職を考えているなら、まず「実際の年収水準」を把握しておくことが最初のステップです。大手CM制作会社の平均年収は600〜650万円台(有価証券報告書ベース)で、広告業界平均(約500〜600万円)とほぼ同水準か、やや高め。ただし職種・会社規模・デジタル対応力によって差が大きいのが実態です。
CM制作会社の年収ランキング一覧(2026年最新)
大手CM制作会社の年収比較表
| 会社名 | 平均年収 | データ出典 | 事業特徴 |
|---|---|---|---|
| AOI TYO Holdings | 622万円 | 有価証券報告書ベース(cmpro.tokyo引用) | AOI Pro.・TYO統合。テレビCM・デジタル動画の最大手 |
| 東北新社 | 600万円 | 有価証券報告書ベース(cmpro.tokyo引用) | 映像制作・メディア事業を展開する老舗 |
| 博報堂プロダクツ | 要確認 | — | 博報堂グループのプロダクション部門 |
| ギークピクチュアズ | 要確認 | — | デジタル動画・SNS広告に特化 |
| 電通テック | 要確認 | — | 電通グループの制作・イベント会社 |
| 大広WEDO | 要確認 | — | 大広グループのプロダクション |
| SIX | 要確認 | — | クリエイティブ特化の独立系制作会社 |
| REC | 要確認 | — | Web・デジタル動画専門 |
(参考:cmpro.tokyo「CM制作会社年収データ2026年版」)
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「要確認」の企業は有価証券報告書の非公開または非上場のため、データが入手できていません。各社の採用ページやOpenWork・転職会議の口コミを合わせてご参照ください。
年収ランキングの読み方:有価証券報告書ベースのデータとは
AOI TYO Holdings(622万円)・東北新社(600万円)の数字は有価証券報告書に記載の平均給与から算出されたもので、信頼性が高い一次データに近いです。ただし、これはグループ全体・全職種の平均値であり、制作部門の職種別年収とは異なります。
映像制作業界全体の平均年収は419万円(求人ボックス・2026年)です。大手CM制作会社の600万円台はこの数字を大きく上回っており、大手を目指すことで年収水準を引き上げやすいことがわかります。
CM制作会社の仕事内容と職種別年収
プロデューサー・ディレクター・クリエイター別の年収相場
CM制作会社では職種によって年収の幅が大きく異なります。最も年収が高いのはプロデューサー職で、大手では700〜1,000万円以上に到達するケースもあります。
職種別年収の目安
プロデューサー:制作全体の管理・クライアント折衝・予算管理を担う最上位職。大手なら600〜1,000万円台も。経験10年以上で到達する職種。
ディレクター:撮影現場の演出・制作進行の核となる職種。実力次第で年収400〜700万円の幅。デジタル対応できるディレクターはより高め。
プロダクションマネージャー(PM):ディレクター・プロデューサーを支えるアシスタント役。340〜400万円台が目安。ディレクターへの登竜門。
クリエイター(デザイナー・アニメーター等):CG・モーショングラフィックス等のデジタル制作職。需要増加中で350〜600万円の幅。
大手CM制作会社7社の初任給平均は236,343円(cmpro.tokyo)。入社時点では高くはありませんが、実績とともにプロデューサー職へ昇格すると年収が大きく上がるのがこの業界の特徴です。
テレビCM専門 vs デジタル動画対応:2種類の会社の違い
2026年現在のCM制作業界は、テレビCMの制作費予算が横ばい〜微減傾向にある一方、Web動画・SNS広告・YouTube広告の制作需要が急増しています。この変化が会社の年収水準にも影響しています。
テレビCM専門会社は制作一件あたりの単価が高い(数百万〜数千万円)ため、大手の平均年収は高めです。一方、デジタル動画対応会社は案件単価は低めでも案件数が多く・スキル次第で高単価案件を受注しやすい構造になっています。デジタル制作に強みを持つギークピクチュアズのような企業は、若手でも比較的早期に年収が上がるルートがあります。
CM制作会社への転職:必要なスキルとキャリアパス
未経験からCM制作会社に入るルート
完全未経験からの即採用は難しいですが、「映像制作の基礎がある」「デジタルマーケティングの知識がある」いずれかがあれば参入の入口は開いています。
現実的なファーストステップは制作プロダクションのプロダクションマネージャー(制作進行)職での入社です。業界未経験・20代前半でも採用されやすく、現場を学びながらディレクターを目指すキャリアパスが確立されています。ただし初年度の年収は300〜350万円前後になる覚悟が必要です。
「映像に強いが広告経験がない」という方は、広告代理店の仕事内容を先に把握しておくと、CM制作会社との仕事の棲み分けが理解しやすくなります。
転職で年収を上げるポイント
年収アップを狙うなら、「デジタル制作スキルを持ったうえで転職すること」が最大のレバレッジです。テレビCM専業からデジタル動画・SNS広告の制作にも対応できる会社への転職で、同職種でも年収が100〜200万円上がるケースがあります。
また、ポートフォリオの質が書類選考の合否を大きく左右します。過去の制作実績をまとめたポートフォリオサイトを用意し、「自分が何を担当し・どのような成果につながったか」を具体的に示すことが選考突破の鍵です。
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CM制作会社への転職はデジレカへ相談を
CM制作会社への転職で難しいのは、「どの会社が本当に自分のキャリアにフィットするか」を外から判断することです。テレビCM中心か・デジタル動画特化か、正社員か・フリーランス混在か、規模感など、外からはわかりにくい情報があります。
デジレカはマーケティング・広告業界専門のエージェントとして、CM制作会社・映像制作プロダクションへの転職支援実績があります。「自分のスキルでどの会社が候補になるか」「年収交渉はどこまで可能か」を一緒に整理したい方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
CM制作会社の年収は、有価証券報告書が公開されている大手2社(AOI TYO Holdings 622万円・東北新社 600万円)を基準にすると、映像制作業界平均(419万円)を大きく上回る水準と言えます。ただしこれは大手上場企業の数値であり、中小の制作会社では300〜400万円台がスタートラインになることも珍しくありません。
「今の年収を維持・アップしながら転職したい」なら、デジタル動画対応スキルを磨くことが今後の業界では最も有効な手段です。テレビCM市場が安定している一方で、Web動画・SNS広告の制作需要は今後も増加が見込まれており、デジタルに対応できる制作人材の市場価値は高まっています。
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