デジタルマーケティングにおいて、データの重要性が日に日に増しています。
しかしながら、データを保有しているだけではただの宝の持ち腐れであり、データを適切に分析や意思決定に使用して初めて価値を持ちます。
そこで本日はデータウェアハウスについてまとめました。
DWH(データウェアハウス)とは、データを収集し、時系列ごとに保管したデータベースのこと
DWH(データウェアハウス)とは、直訳すると「データの倉庫」を意味し、企業のこれまでの取引実績や顧客情報といった様々な情報を削除することなく、時系列に保管したデータベース、またはその情報の関連性を分析するシステムのことです。
図書館のように項目ごとに保管しています。
一般的データベースが現在のデータを格納しているのに対し、DWHは過去の全てのデータを保管しています。
DWHの導入による過去の膨大なデータの分析により、従来のような単純な集計では気づかなかった発展的な分析を得ることができます。今日のデータマーケティングには、欠かせないツールとなっています。
データベースとの違い
データベースとデータウェアハウスの違いはいくつかありますが、主に異なる点はデータの保存期間の違いです。
データベースは進行中のデータを格納し、即座に取り出せることを目的にしている場合が多いです。
また、データベースは処理速度などの問題で一定期間を過ぎたデータは削除する傾向にあります。
対して、データウェアハウスは倉庫として情報を時系列順に保管する役割を持っています。
なので、情報を削除することなく過去のデータも集約し、保存しておくことがデータウェアハウスに求められる役割です。
データマートとの違い
データマートとデータウェアハウスの違いはデータの大きさです。
データウェアハウスは過去のデータ全てを統合しているので、非常に容量が大きいです。
対して、データマート (Data Mart) は、データベースの一種で、データウェアハウスに保管されたデータの中から、目的に合わせて取り出したデータのことです。
データ容量が小さくなるので、即座の集計や細かい分析などに役立ちます。
データウェアハウスのデータの中から必要なデータだけを切り取ったものがデータマートになります。
主要なDWH提供企業一覧
株式会社フロムスクラッチ(b→dash)
株式会社フロムスクラッチは2010年に設立された企業です。b→dashの開発、導入支援を中心に事業を展開しています。
b→dashはDWHの機能だけでなく、BIツール・MAツールとしての機能も兼ね備えています。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(Amazon Redshift)
アマゾンウェブサービス株式会社はAWSを提供する企業です。
そのAWSのサービスの中にDWHである、Amazon Redshiftがあります。
使いやすインターフェースで、新しいウェアハウスをわずか数分間で使用することが特徴です。
また、低コストでの導入が可能ですので、まずはDWHを使ってみたいという方にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
BIツールが開発されたように、データを用いた企業の意思決定にもスピードが求められる時代です。
いつ、どの場面においても適切な意思決定が出来るように、日々マーケティングに対しての理解を深めていくことが重要になっています。