DSPやDMPベンダーで働く人にとっては馴染みのある言葉かもしれませんが、Cookieシンク(クッキーシンク)はDMPやDSPを語るうえでは非常に重要な役割を果たします。今日は、Cookieシンク(クッキーシンク)について解説します。
Cookieシンクとは、Cookieにより得られたユーザーデーターを、異なるプロダクト同士で共有(マッピング)する為の技術
Cookieシンク(クッキーシンク)とは、Cookieにより得られたユーザーデーターを、異なるプロダクト同士で共有(マッピング)する為の技術です。この技術はDSPとSSPの連携や、DMPとDSP間でのユーザーIDの紐づけなどで使われています。データを媒介する役割を持つDMPにとって非常に重要な役割を果たしています。クッキー連携と呼ぶ事もあれば、Googleは cookie matching(クッキーマッチング)と呼んでいます。これらは全て同義です。
CookieシンクとPiggyBackの違い
データの連携という点に関しては、データを転送するPiggyBackも同じです。CookieシンクとPiggyBackの違いは、DSPやDMPなどの異なるプロダクト同士が、サーバー間で連携するかタグ間で連携するかの違いです。また、異なるプロダクトのサーバー間を連携させるCookieシンクは公式連携と言えます。一方タグ間で連携をおこなうPiggyBackは非公式連携ととらえる事が出来ます。
その為、データの更新機会の利便性や、Cookieが欠損した際のデータ復旧においては、Cookieシンクによる連携が優勢です。
DSPを利用している企業がDMPの導入を検討する際、「どのDSPとどの連携方法で連携しているのか」はDMPの選定において非常に重要です。
DSPやDMP、それぞれ様々なプロダクトが世の中には存在しますが、全てのプロダクト同士が連携しているわけでもありません。すなわち、いずれかのプロダクト同士が、CookieシンクもしくはPiggyBackで連携していないと、DSPとDMPのユーザーデータをマッピングする事は出来ません。現状は、殆どのDSP、DMP間の連携はPiggyBackです。
まとめ
如何でしょうか?DMPの導入を検討する企業が増えていく中で、CookieシンクとPiggyBackについて正しく理解しておくことは重要です。この機会に正しい認識を持ち、自社に最適なDMPを選定できるようにしておきましょう。
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