ブログで個人が特定の商品を解説し、リンク先としてその商品のバナーなどを張り付けている投稿を見た経験はありますでしょうか。
全てとは言いませんが、これら投稿の多くがアフィリエイト広告であり、投稿経由で広告のリンク先に遷移し商品を購入すると、あらかじめ決められた報酬が紹介料としてブログ執筆者に支払われる仕組みになっています。
そこで本日はアフィリエイト広告についてまとめました。
アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告のこと
アフィリエイト広告とは、成果報酬型のインターネット広告です。
インプレッションやクリックで報酬が発生するのではなく、
広告主があらかじめ定めたCV(購入、登録、申し込み、資料請求etc)に至った際に媒体側に報酬が発生する報酬形態がメインになっています。
アフィリエイト広告の仕組み
アフィリエイト広告を出稿したい場合は、基本的にASP(媒体と広告主を束ねているアフィリエイト・サービス・プロバイダー)への登録が必要です。
ASPに出稿している媒体は個人のアフィリエイターから大手の法人ポイントメディアまでサイトの規模に関わらず登録しており、広告主もアパレル、健康食品、マッチングサービスの登録など、多岐の業種にわたっています。
広告掲載については、広告主がASPへ提携を行うことでスタートします。
その後、媒体側が自社媒体のコンテンツと相性の良いサービスを取り扱っている広告主側に提携を申し込みます。
分かりやすい例としては、健康食品や美容製品を紹介している個人ブログの記事内に、紹介商品の広告リンクが挿入されていたり、ランキングサイトや比較サイト、ポイントサイトなどの紹介リンク先として広告が挿入されているケースなどが挙げられます。
主要なASP企業一覧
株式会社ファンコミュニケーションズ(A8.net)
株式会社ファンコミュニケーションズは2014年に東証一部上場を果たしたA8.netというASPを提供している企業です。
1999年に設立し、2010年にはアドネットワークである「nend」の提供を開始しています。
日本最大級の広告数とサイト数を誇り、知名度もとても高いASPサービスの1つです。
株式会社アドウェイズ(JANet)
株式会社ADWAYSは2006年にマザーズへ上場したインターネット広告代理店です。
2001年に設立し、2003年にJANetの提供を開始しましたが、現在ではスマートフォン広告の運用や、アプリマーケティングに強みを持っています。
株式会社インタースペース(アクセストレード)
株式会社インタースペースは1999年に設立し、2006年に東証マザーズへ上場した企業です。
事業としてはASP提供の他、アドネットワークである「X-lift」の開発・運用、自社メディアやアプリの開発・運営など多岐の事業を手掛けています。
バリューコマース株式会社(バリューコマースアフィリエイト)
バリューコマースは前身の企業が1999年に社名変更し、同時期にアフィリエイトサービスの「バリューコマース」の提供を開始しました。
2006年には東証マザーズに上場を果たし、2012年にはヤフー株式会社の連結子会社となっています。
CRMのサービスも提供しており、Webマーケティングにおける「集客」から「リテンション」まで、データを分析・活用し、顧客のパフォーマンス(成果)を最大化するために、さまざまなサービスを提供している企業です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
成果保証で広告を掲載できるので、リスクが無いと思われがちですが、ASPを利用する際は基本的に月額費用がかかります。
また、掲載する広告をアフィリエイターが自由に選べるので、案件のブランド力や報酬額によっては全く掲載されずに、固定費だけで支払うという事も少なくありません。やみくもにASPへ登録せず、出稿する前に具体的な戦略プランやロードマップを作成しておくと良いでしょう。