今回ご紹介する「株式会社ユーザベース」はビジネスに関する情報を届けるサービスを展開しながら、会社の支援をおこなう会社です。
従業員の働きやすい環境が整えられた自由度の高いワークスタイルや、ライフイベントとの共有が可能となる豊富な制度など、転職者の注目を集める企業でもあります。
この記事では、そんな株式会社ユーザベースの転職情報について、以下の内容を中心に解説します。
- 事業内容
- 評判
- 年収
- 面接対策
転職活動前の情報収集に、ぜひご活用ください。
株式会社ユーザベースってどんな会社?
【株式会社ユーザベース 企業情報】
企業名 | 株式会社ユーザベース / Uzabase, Inc. |
代表者 | 稲垣 裕介、佐久間 衡 |
設立 | 2008年4月1日 |
本社 | 〒100-0005 東京都 千代田区 丸の内2-5-2 三菱ビル |
事業内容 | 企業活動の意思決定を支えるビジネス情報インフラの提供 |
(引用:公式HP)
株式会社ユーザベースは「経済情報の力で誰もがビジネスを楽しめる世界」を目標に、活動を続けるベンチャー企業です。
主にビジネス情報を取り扱い、現在は創業から築き上げてきた経済情報基盤を基にして、自社プロダクト「スピーダ」「News Picks」の提供をおこなっています。
2つのプロダクトは、信頼性の高さなどが好評なことから、国内の大手企業に多く導入され、営業生産性の向上や調査コストの削減に多く貢献してきました。
他にも、国内のスタートアップ企業の資金調達動向や生成AIの活用レポートなど、ビジネスに関連する調査・情報の提供による企業への支援をしています。
国内最大級の経済ソーシャルメディアを運営
ユーザベースのプロダクト「News Picks」は個人・法人両方に展開され、ビジネスだけではなく、児童・学生向けや学習教材など、さまざまなコンテンツを配信するサービスです。
会員ユーザー総数は1000万人を突破し、2023年には「女性が使うニュースサービス」のNo. 1を獲得するなど、幅広い層から支持を得ています。
最近では、TOSHIBAが提供している教育管理システム「Generalist/LM」にて、動画学習コンテンツを配信開始するなど、さまざまなニーズに応えられるように成長を遂げています。
キャリアアップ
ユーザベースでは、グループ会社と合わせると展開しているビジネスモデル豊富で、クライアントの多くは大企業のため、仕事を通してビジネスに関する知見や経験に磨きをかけられます。
加えて、実績があれば社内で異動の申請が可能で、多様な職種を経験するための異動や、1つの部署に在籍しキャリアを磨くなど、自身の将来に向けた行動が可能です。
注意点としては、仕事の進捗確認や、スキルアップに向けたスケジュールを自身で調節・管理する必要となるため、高い自己管理能力が必要となります。
主体性を持った行動を心がけ、細かい仕事の進捗状況の確認や、目標の設定などセルフマネジメントを高めましょう。
株式会社ユーザベースの上場廃止に隠される真意は?
ユーザベースは2023年に上場廃止しているため、転職をおこないたいが経営が気になり、迷っている人もいるのではないでしょうか。
同社の上場廃止ですが、公式HPによると、TOB(株式公開買い付け)によるものと予想できます。経営不振ではなく、むしろ資金調達を理由とした、将来性が期待できる動きと考えられるでしょう。
実際に上場廃止したあとは、株式会社ニューズピックスを吸収合併・株式会社アルファドライブの一部事業をカーブアウトしています。
株式の売却で手に入れた資金で事業拡大していることがわかります。これまで多くの企業を吸収し、成長してきた同社の実績から見ても、そこまで大きな不安要素として捉える必要性はないでしょう。
転職を不安に感じる人は、決算資料などで経営状況を詳しく読み込むことをおすすめします。
株式会社ユーザベースの待遇
年収
【株式会社ユーザベース 2023年男女ごとの平均年収】
性別 | 平均年収 |
男性 | 850万円 |
女性 | 697万円 |
(引用:公式HP)
ユーザベースの2023年の平均年収は上記の通りです。この金額は情報通信業・東京都の平均年収のどちらよりも高いため、ゆとりある暮らしが可能でしょう。
目標の年収がある場合、転職後に下回ってしまう可能性もあるため、事前に希望する年収を
明確にしておき、面接で交渉・確認をする準備をしましょう。
同社では年俸制を採用しており、給与は役員も含めすべて公開されているため、他の従業員と客観的に比べることによるモチベーションの向上や、転職をする目安に活用できます。
ユーザベースでは、手を挙げれば挑戦をさせてもらえる環境かつ、成果を出せば公平に評価してもらえるとの口コミもあり、早い速度で給与を上げることも可能です。
福利厚生
<株式会社ユーザベース 福利厚生一覧>
産休・育休明けオンボーディング 子連れ出社歓迎 結婚出産休暇&お祝い金 不妊治療相談窓口 病児保育補助 介護支援補助 シッター代補助 スーパーフレックス制度 ロングバケーション制度 時短制度 |
ユーザベース独自の福利厚生は、子連れ出社・シッター代補助・病児保育補助・妊娠者向けのハンドブックの配布など、子育てに関連した制度が充実しています。
妊娠者向けのハンドブックでは、従業員やパートナーが妊娠した場合の流れや、役立つ情報が書いてあり、妊娠した場合でも仕事に専念できる環境が整備されています。
ワークスタイルに関する制度も豊富です。フルリモート・スーパーフレックス制度が導入され、自由に時間を使用できることから、仕事とライフイベントとの両立が可能となるでしょう。
ほかにも、連続7日間の休暇が取得可能なロングバケーション制度・時短制度など会社側が、従業員のプライベートを大切にしようとしている姿勢が見て取れます。
株式会社ユーザベースの評判
<株式会社ユーザベース 評判の総評>
・成果を出せば公平に認めてもらえる ・自身で仕事を獲得しにいく必要がある ・仕事の過程で学べる情報の量は豊富 |
ユーザベースで働くのに向いている人物は、主体的に行動できる人です。
同社が掲げているバリューの内容には、仕事に対してスピードを持って取り組むことが書かれていることから、経験者が優遇される傾向があります。
実際に求人内容を見ても、高い経験が求められていることから、実績豊富で即戦力となる人物を採用したいのでしょう。
同社では、自由に仕事ができる反面、実績を作るための行動は、自身で考え取り組んでいく必要があることが、口コミからわかります。
経験不足の場合は、教育制度が発展途上であるため、自身で必要なスキルを習得する必要があり、積極的に行動をして能力を高めていくことが必要です。
主体性を持って実績を作っていければ、評価され会社内での立ち位置も上がり、取り扱い事業も多いため、多種多様な経験が作れ、キャリアアップに繋げられます。
<株式会社ユーザベース 悪い評判>
・夜間や休日にSlackの通知が飛んでいる環境のためストレスは多い ・他人からのお願いに対して断れないタイプの人は業務が多くなる ・プライベートとのオンオフの切り替えが難しい |
ネガティブな口コミの多くは、仕事と休日の切り替えの難しさについてでした。
従業員は自由な時間で働けることから、作業時間帯は個々に違うため、連絡ツールには深夜や休日でも構わず通知が飛んでくるようです。
仕事の量を抑制する制度はないため、対応をしてばかりいると休日でも仕事に追われ、心身が休まらず、最悪の場合は体調不良になってしまう可能性があります。
対策として、あらかじめ周りに対応不可の時間帯や日程を伝えることや、連絡ツールの通知を切るなどしてプライベートとの切り替えをするなどの対策が必要です。
良い評判
<株式会社ユーザベース 良い評判>
・フルリモート・フルフレックスのため、子どもがいる環境でも仕事と家庭を両立させられる ・仕事の量自体が多いため休みは取りやすいが個々のスキルによる ・残業を美化する風土ではないため、成果を出せていれば勤務を調整しやすい |
良い意見の多くはワークライフバランスの良さについてでした。
ユーザベースでは、ワークスタイルを自身で選択できるため、個々のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
フルリモート・スーパーフレックスに加え、長期休暇の制度もあり有給取得率も高く、残業を美化する風土もないため、働く環境としては最良だと言えます。
注意点として、実績を出すことが前提で自由な働き方が可能となっています。成果を出せていない場合、最終的に降格処分となり、給与にも影響が出てくるようです。
減給となった場合、生活が苦しくなることやメンタルにも悪影響です。
仕事の結果を出せるようスキルアップなどをおこない、自身を高めていく必要があります。
株式会社ユーザベースへの転職方法は?
転職難易度
ユーザベースはサジェストに「ユーザベース 落ちた」と上がるほど転職難易度は高いです。
理由として、以下の要因により応募者が多くなり、結果的に採用倍率が高くなるためです。
■ 年収が、職種・全国平均より高額 ユーザベースの2023年の平均年収は男性850万円・女性697万円と情報通信業・東京都の平均年収どちらと比べても高く、安定した生活をおくれます。 ■情報通信業でトップクラスの立ち位置ユーザベースの自社プロダクト「News Picks」「スピーダ」は業界内で高いシェア率を誇り、知名度も高いです。 展開するビジネス形態も多く、事業領域も広いため、キャリア形成に役立つさまざまな経験や接点に期待が持てます。 同社の知名度が高いことから、転職した場合でも高待遇やこちらの条件を通しやすいなど他の応募者よりも優位に立てることに期待できるでしょう。 ■柔軟で自由な働き方やそれをサポートする選択ができるユーザベースでは自分の都合に合わせた働き方ができます。自由な時間の使い方ができるため、育児やプライベートを充実させられます。 在籍従業員の中には自分が設立した会社で働きながらユーザベースで働くなど、一般的な企業では想像がつかないような働き方が可能です。 |
以上のことから、ユーザベースの転職難易度は高いことが予想されます。
後述する、面接の傾向や求める人物像を把握して転職を成功する確率を上げるために準備しましょう。
求める人物像
ユーザベースで求められる人物として挙げられるのは、ミッション・バリュー2つの価値観に共感ができる人物です。
バリューの内容は、多種多様な人間同士が、会社で働くために必要となる内容となっており、同社では
バリューが会社全体に浸透しているため、マッチしているかどうかは最重要です。
また、オープンコミュニケーションで問題解決をする文化もあるため、自身の弱みも含め、人前でさらけ出せる人物が望まれる傾向にあります。
バリューやミッションについては、面接でも繰り返し聞かれます。そのため、何度も資料を読み返し、理解度を深めましょう。
面接の傾向
体験談によると、面接では所属予定の部署メンバーが面接官となり、バリューやミッションの共感度の他に、以下の内容を質問されながら応募者を深堀されるようです。
<質問内容>
ビジネスサイドの人間と協力して成し遂げたことはあるか他のチームメンバーを巻き込んで何かを成し遂げた経験なぜ、当社なのか、当社で何をしたいのか学生時代にがんばったこと組織を良くするために必要なこと |
CEOのインタビューによると、ミッションやバリューへの共感度は、応募者の学生時代や大事な決断の体験談を基に測られるそうです。
自身で用意した内容とユーザベースのミッションやバリューに沿って、同社で働きたい意思を伝えられるよう、練習をしましょう。
また、応募者に事前に準備すべきことは、自身がどういう人物なのかを言語化しておくことです。
ユーザベースでは、ミスマッチはお互いにとって不利益となるため、なるべく面接の際にお互いの方向性が一緒かどうかを見極めたいようです。
そのため、言語化ができていない場合、面接でどういう人物なのか把握するまでに時間がかかってしまい、悪い印象を持たれてしまうため、必ず言語化をしておきましょう。
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