デジレカでは、デジタルマーケティング業界特化の転職支援を実施しています。ご相談に来られる求職者様の中で、デジタルマーケティング業界未経験の方の割合は、約5割と半数程度が業界未経験の方となっています。今日は、業界未経験の方からよく質問いただく「デジタルマーケティング業界における仕事のやりがい」についてまとめました。
ざっと個人的に思う範囲で抽出してみます。 [su_list icon=”icon: check” icon_color=”#f46f19″]
- 仕事へのモチベーションが高い若手が多く、共に切磋琢磨することで成長実感できる
- 業務遂行難易度が高く、それをこなしていくことで成長実感できる
- 成長市場であることから、社会的ニーズの高さを実感できる
- 同業他社、クライアントとの横のつながりが盛んで、ネットワークが拡がりやすい
- 数字で結果が可視化される為、自身の仕事の成果が見えやすい
- そもそもマーケティング業務そのものが楽しい[/su_list]
それぞれ、解説します。
仕事へのモチベーションが高い若手が多く、共に切磋琢磨することで成長実感できる
デジタルマーケティングは、1997年に日本にやってきた産業です。不動産や金融等の業界と比較すると歴史も浅く、日本上陸からたったの21年しか経っていない新興産業に該当します。そのため、どこの企業も大方規模問わず「ベンチャー然」としており、働く人材の平均年齢も若いです。且つ、人気業界であることから人材の質も高く、若くてモチベーションの高い人材が多く活躍しています。社会人として成長していく過程で、「モチベーションが高い同世代と切磋琢磨しながら働く経験」というのは、非常に貴重な財産になり得ます。ビジネスマンとしての考え方や姿勢など基本的なベーススキルを形成するうえでは、無意識的に「一緒に働く仲間」「環境」といった外的要因が影響します。その為、仕事へのモチベーションが高い同世代と切磋琢磨することで、自身の成長を実感し、やりがいを感じられるでしょう。
業務遂行難易度が高く、それをこなしていくことで成長実感できる
デジタルマーケティング業界における業務遂行難易度は、高いと言えます。様々なステークホルダーと連携しながら業務を進めていく「プロジェクトマネジメントスキル」数字を基に仮説を立て、PDCAを回す「数字に対する読解力」複雑な仕組みを分かりやすくクライアントに伝え、的確に先方のニーズをとらえる「論理的思考力」日々アップデートされていく業界動向を自主的に学ぶ「向学心」チームでプロジェクトを運用していくうえで重要な「コミュニケーション能力」など、多岐にわたるスキルを高いレベルで要求されます。正直、大変な業界だと思います。だからこそ、必死になって仕事に取り組むうちに、気付けば大きな自己成長を遂げている方も沢山見てきました。業務遂行難易度の高い仕事につけるというのは、ビジネスマンとしての成長機会が豊富に存在している、というのと同義だと思います。
成長市場であることから、社会的ニーズの高さを実感できる
デジタルマーケティング業界は、4年連続二桁成長を誇る成長産業です。※2017年で昨対比115.2%
日に日に社会的ニーズの大きさが増しています。現にこの1,2年だけを見ても、世界最大規模の広告費を有する大手外資系ナショナルクライアントの多くが、広告費の中でインターネット広告への予算比率を高めています。また、この傾向は大手に限らず中小企業やベンチャー企業にとっても同様で、サイバーエージェントやオプトなどの大手独立系ネット広告代理店は、地方の中小企業向けのデジタルマーケティング支援を積極的に実施しています。スマホが普及し、企業が消費者とのコミュニケーションをはかるうえで、オンラインはもはや最優先といっても過言ではない接触場所です。このように年々社会的ニーズの高まる領域で働く事そのものがやりがいに繋がる人もいるでしょう。
同業他社、クライアントとの横のつながりが盛んで、ネットワークが拡がりやすい
デジタルマーケティング業界は、横のつながりが盛んで、デジタルマーケティングに関わる人同士が集う勉強会やコミュニティなどが日々様々な場所で開催されています。どうしても一つの会社に数年勤めていると、視野が狭まくなってしまいがちですが、様々な企業の人達とコミュニケーションをとることで、他の会社について知る事ができ、自然と視野が広くなります。また、勉強会やコミュニティなどで得たネットワークは、実際の仕事にも活きることが多く、その後親密な友人関係につながることもあります。社会人になれば出会いの頻度も減少しますが、デジタルマーケティング業界における同業同士の出会いの機会は豊富に存在しており、業界で働くやりがいになり得るでしょう。
数字で結果が可視化される為、自身の仕事の成果が見えやすい
デジタルマーケティングの中でも、特にネット広告のダイレクト領域や、SEOなどのコンテンツ施策などにおいては、仕事の成果が全て数字で可視化されます。ネット広告においては、CPAやCV数など、クライアントと共に設定したCPAが、SEO領域においてはUU数や直帰率など、いずれも非常に重要項目です。ごまかしが通用しないため、シビアな世界ですが、その分自身のインサイトによって成果を挙げられたときは、クライアントにも喜んでもらえますし、格別の喜びとなります。
そもそもマーケティング業務そのものが楽しい
そもそも論ですが、デジタルマーケティングは、「マーケティング」です。消費者心理を掘り下げ、企業と消費者のコミュ二ケーションを最適化することがミッションです。常に、消費者視点を持ち、オンライン上で企業と消費者のコミュニケ―ションを最適化するために様々な施策のPDCAを回していきます。筆者個人的には、「消費者インサイトを探り、施策に落とし込み、成果が出る」この一連の所謂マーケティング活動そのものが、何にも代えがたく面白いものだと思っています。デジタル領域は複雑性が高く、ついつい目の前のCPAやCVRの改善ばかりに議論の矛先が向かいがちですが、「消費者インサイトの深掘りとそれを踏まえたコミュニケーション戦略の立案、実行」というマーケティングの本質的な定義に基づいて仕事をしていくことに変わりはありません。
まとめ
如何でしたでしょうか?上記は筆者の経験や、弊社でお付き合いしてきた業界経験者の方々から聞いた内容を反映させたものですが、上記に限らず、様々なやりがいが存在するはずです。デジタルマーケティング業界への転職を検討している方は、業界経験者の人から話を聞いてみるのも良いかもしれません。
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