転職するなら?エンジニアとプログラマーの違いをわかりやすく解説

未経験者がIT業界へ転職しようと考えたとき、エンジニアとプログラマーを混同してしまうケースはよくあります。

実際に明確な違いをわからないまま転職活動をしている方も少なくないのではないでしょうか。

本記事では転職前の基礎知識として、エンジニアとプログラマーの違いをわかりやすく解説していきます。

「転職するなら条件的にどちらがいいの?」という疑問も解決できるよう、年収やキャリアプランも併せてご紹介します。

IT業界への転職に悩む方はぜひ参考にしてみてください。

【結論】エンジニアは総称・プログラマーは固有名詞

まずエンジニアとプログラマーの概念の違いは下記になります。

エンジニア:IT知識を持つ技術者の「総称」
プログラマー:エンジニアの一種であり、プログラミング言語を使用してシステム開発を行う「技術者」の名称
 
この様に、エンジニアとプログラマーの違いは総称と固有名称であることをまず理解しましょう。
【プログラミング言語って?】
コンピューターをプログラムするときに必要なソースコードというものがあります。このソースコードを書くのに必要なのがプログラミング言語で、日本語や英語の様に様々な言語があってそれぞれに強い分野に分かれます。
エンジニアは仕事内容や得意分野によっていくつもの種類があり、転職するのであれば、その種類について理解しておく必要があります。
ではエンジニアは他にどのような種類があるのかを次で解説しましょう。

エンジニアは大きく分けて4種類の分野に分かれる

エンジニアの種類を業務内容別に大きく分けると以下の様な分類になります。

【エンジニア:職種ごとの業務内容一覧】

ジャンル業務内容
システム開発系ソフトウェアやアプリケーションを開発
通信インフラ系インターネット通信を可能にする
機械系電子機器やロボットを製造
Web系WEBコンテンツの企画制作
コンサル系企業の分析やサービス提案をする

ジャンルは様々ですが、ソフトウェア開発を行う「システム開発系」というジャンルがいわゆるITエンジニアとしてイメージされやすい職種になるのではないでしょうか。

インフラ系はエンジニアと結びつきにくい職種に対し、機械系やWeb系など業務をイメージしやすい種類もあります。

コンサル系はエンジニア職とはまた違った内容ですが、ITコンサルは業務工程の中でも上位の立ち位置ですので職種としての立ち位置だけ覚えておきましょう。

いずれにせよ「エンジニア」とひとくくりにされても、使われる技術や求められるスキルは全く別物です。エンジニアへ転職するのであれば難易度や待遇なども考慮して求人へ応募しましょう。

転職するならどのエンジニアがおすすめ?

エンジニアにはいくつか種類があることがわかりましたが、転職するならどの職種がベストかというと、それは職種の適性と自分の相性によって異なるでしょう。

また、給料待遇もエンジニアの職種によって異なるので、希望の年収・やりたい業務内容・キャリアプランなど総合的に判断して転職先を決めることがベストです。

「エンジニアになりたい」と漠然とした状態で転職活動を進めてしまうと、思い描いていた業務内容とのギャップが生じ、早期退職のリスクもあるため、事前リサーチは必ず行いましょう。

【職種別】エンジニアの特徴と仕事内容

では次はエンジニアの職種ごとの仕事内容と特徴をみていきましょう。

システム開発系

システム開発系エンジニアの主な仕事内容となるのは、ソフトウェア・アプリケーション・自動車・船・航空機・工業用機器・家庭用の電化製品など、様々な製品を設計します。

開発系は携わる業界が幅広いのでエンジニアの種類も多く、プログラマー・システムエンジニア以外にもアプリケーションエンジニア・ブロックチェーンエンジニアなどがおり、それぞれで得意分野を持っています。

システム開発系はプログラマーやシステムエンジニアが難易度も低い為、未経験者が入門として転職することの多い職種です。

逆にブロックチェーンエンジニアは、仮想通貨などの知識が必要とされるため、前職の経験次第となる難易度の高い職種です。

システム開発系を目指すのであれば、まずはプログラマー・システムエンジニアから転職を始めるといいのではないでしょうか。

通信インフラ系

インフラ系エンジニアの仕事内容は、データベースやサーバー・ネットワークなどの設計と構築、完成後の運用・保守で、関わる工程が幅広いことが特徴です。

インフラ系はエンジニアの中でも高い技術力と知見が求められるため、未経験の場合はまず保守や運用の仕事から始まり、ステップアップを踏んでいく流れが多いでしょう。

技術屋であるエンジニアの中でも専門性の高い分野であるため、うまくいけば年収アップも目指せる職種です。

機械系

機械系エンジニアは、パソコン・スマホなどのハードウェアを作るエンジニアで、工場に設置されている機械や設備の設計・製作、改造および保守点検などを行います。

「ものづくりエンジニア」ともよばれるだけあり業務内容も比較的想像しやすい一方で、機械系エンジニアは機械工学やCADの知識など、ほかの職種とは異なった技術が求められる部分もあります。

元々製造系の職業を経験している方は転向しやすい職種であるため、まずは機械系エインジニアをめざすといいでしょう。

機械系エンジニアは、内向的な人が多いエンジニアの中でも外部とのコミュニケーション能力も必要とされるので、その辺りの適正も分かれるでしょう。

Web系

Web系エンジニアとは、その名の通りWebサイトやWebアプリケーションの開発を行うエンジニアです。

近年はスマホの普及により、インターネットを通じてさまざまなサービスを提供する企業が増えたので、需要の高い職種となっています。

Web系エンジニアの仕事内容はフロントエンド・バックエンドと分かれますが、どちらにせよHTMLやCSSの知識は必須となるでしょう。

Web系エンジニアは、Webデザイナーからの転向も多い分野のため、エンジニア以外にも装飾やライターとして幅広く活躍することもできる職種です。

【職種別】エンジニアの平均年収一覧

ではエンジニアの職種ごとの年収を比較してみましょう。

【エンジニア:職種ごとの平均年収一覧】

職種ジャンル平均年収
システムエンジニアシステム開発系443万円
プログラマーシステム開発系417万円
データベースエンジニアインフラ系500万円
ネットワークエンジニアインフラ系455万円
セキュリティエンジニアインフラ系600万円
WEBエンジニアWeb系419万円
組み込みエンジニア機械系474万円
サーバエンジニア機械系463万円
テストエンジニア機械系455万円
サービスエンジニア機械系451万円
組込エンジニア機械系474万円

(参照:dod職種別年収ランキング)

上記からエンジニアの年収は400万円〜500万円程度が平均であり、より高度な専門知識を必要とする点もありインフラ系エンジニアは年収600万円と平均が高めです。

対して、プログラマー・Webエンジニア・組込エンジニアは初歩的な業務内容が多いので未経験の転職先として選ばれることも多いですが、平均年収は低めの410万円代となります。

給料は案件の内容や雇用形態により待遇は変りますが、転職前の給料と比較し、転職後の生活を想像する指標のひとつとして把握しておきましょう。

エンジニア転職で成功する秘訣は?

最後はエンジニアへの転職で失敗しない方法を解説していきます。

エンジニア転職を成功させるポイントは、自己分析とキャリアプランをよく把握しておくことです。

自分の性格とエンジニアの特性を理解する

前述でもお話しましたが、エンジニアは分野によって業務内容や特徴がことなる職業です。

自分自身の性格と各エンジニアの適性を理解し、転職先を選ぶことが初めの一歩として重要でしょう。

「エンジニアの適性なんてわからない」という未経験の方でも、現在はエンジニア診断ツールなどもあるのでうまく活用すれば迷う時間もカットできます。

また転職先の決め方として適性以外にも、働き方・年収・雇用形態など様々な要素を総括的にみて判断することが大事です。

自身で判断することが難しければ、転職エージェントの利用で客観的な意見を求めることも一つの手段です。

事前知識を得て判断材料を増やす

エンジニアに転職する際は、職種の適性と業務内容をよく理解することが大切だと解説しました。

しかし業務内容も未経験だといまいち内容を理解しづらいところがあります。

そこで、プログラミングスクールや資格取得を行なって事前知識をつけることをおすすめします。

知識が少しある状態だと、業務内容やエンジニアについての理解がしやすくなり、判断基準ができることで選択肢を狭められるでしょう。

転職を急ぐ方ヘはおすすめできない方法ですが、事前知識をつけておくと転職後の活躍にも影響するため、将来的なメリットも考えるとやる価値はあります。

転職期間に余裕がある方は、ぜひやってみましょう。

特化型の転職エージェントを利用する

エンジニアへの転職は、業界ならではの面接対策や書類作成が必要となります。

自分自身で情報収集を行い、書類準備・面接対策をするとなるとかなりの労力と時間がかかりますが、転職のプロであるエージェントを活用すれば、転職活動も効率的に行えるでしょう。

特に業界特化型の転職エージェントは在籍エージェントも業界に精通していることが多く、独自の対策をしてもらえることが期待できます。

基本的に無料で利用できる企業がほとんどなので、情報収集だけでも利用する手はありません。

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まとめ

今回はエンジニアとプログラマーの違いについて解説しました。

よく混同されてしまうこの2つは、総称と固有名詞という違いがあり、プログラマーは数あるエンジニアの中の1職種です。

エンジニアは職種や得意分野で様々な種類があり、職種によって待遇も異なるため、転職前には適性と自身の性格をすり合わせすると、転職後もうまくキャリアを積めるのでおすすめです。

適性判断ができない・転職が不安という方は、業界特化型の転職エージェントを上手に活用し、転職前の事前対策をしっかり行うことで、満足のいく転職を叶えましょう。


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