デジタルマーケティング業界特化型の転職エージェントデジレカです。弊社はデジタルマーケティング業界に特化した転職活動支援を行うとともに、デジレカの運営を通し、デジタルマーケティング業界にまつわる情報や転職ノウハウなどをお伝えしております。今日は、弊社でもお付き合いの機会が多数ある「データサイエンティスト」についてまとめてました。
データサイエンティストとは
一般社団法人データサイエンティスト協会が定義するデータサイエンティストとは、データサイエンス力、データエンジニアリング力をベースにデータから価値を創出し、ビジネス課題に答えを出すプロフェッショナルとなっています。
企業に集まるビッグデータを用いて、新たな価値創造を行う事が出来る人材、と言っても良いかもしれません。
データサイエンティストが有しているスキルについて
・SPSS、SAS、Rなどの統計解析ツールの使用経験
・Hadoopを中心にHBase、Hive、pig等オープンソース関連の知識 列指向データベースに関する知識
・データベースに関する知見、経験 SQL
・スクリプト系のプログラミング言語(PythonやRuby)スキル
・統計処理手法やデータマイニング手法に関する知見
・確率・統計・微分積分・行列などの数学スキル 等が挙げられます。
データサイエンティスト協会では、データサイエンティストのスキルを
1.業界を代表するレベル
2.棟梁レベル
3.独り立ちレベル
4.見習いレベル
の4段階に設定して定義しています。参照)https://www.datascientist.or.jp/news/2014/pdf/1210.pdf
データサイエンティストは実装型とアドホック分析型に分けられる
■実装型
エンジニアスキルを有し、バックエンド側のシステム構築を機械学習アルゴリズム等のスキルを駆使して構築していくエンジニア寄りのサイエンティストです。
■アドホック分析型
アナリストに近い印象を受けます。データを取得し、アドホック分析を行い、加工整形して提案・レポーティングなどを行うサイエンティストを指します。こちらのタイプに関しては、データ分析の仕組みをシステムに組み込んだりはしないので、データ分析基盤などに対するスキルは不必要かと思います。
データサイエンティストの年収
データサイエンティストは、高度専門スキルを得ている人材です。労働市場における希少価値は高く、伴い年収平均も高くなります。一般的にwebに公開されている平均年収情報は信憑性に乏しいので、キャリアアドバイザーとしての個人的な経験からお伝えすると、
見習いレベル:360~450万円
独り立ちレベル:500~700万円
棟梁レベル:700~1200万円
業界を代表するレベル:1000万円以上
が体感値です。弊社取り扱いの求人を踏まえても、大いな乖離はないと思います。
データサイエンティストが活躍できる場所
これからの時代、ほぼ全産業において必要とされる人材になるでしょう。既に活躍の場が多数存在する産業は、
・webメディアやアプリベンダーなどのコンシューマー向けサービス提供企業
・人材系大手
・デジタルマーケティング
・コンサルティングファーム
・シンクタンク
・通信大手
・そのほかR&D組織
などが代表例と言えます。
データサイエンティストになる為には?
近道はありません。必要とされスキルを地道に習得していきましょう。
・RやSPSSなどの統計ツールを使用できるようになる
・統計学やデータマイ二ング等の学識的教養を得る
・スクリプト系のプログラミング言語(PythonやRuby)を習得する
などがは第一歩としては始めやすく、良いでしょう。
まとめ
如何でしたでしょうか?昨今のビジネス環境を踏まえると、データの利活用は企業の成長に欠かせない要素となっています。
一見、「うちはITリテラシー低いからなあ」と現場が感じているような企業であっても、コンサルティングファームに依頼して、データの利活用を促進するような活動を行っていたりします。
その為、データサイエンティストは、今後も当面は高い市場価値を保つでしょう。
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