URLパラメータとは?アクセス解析・広告効果測定時に用いるパラメータについて、解説します

アクセス解析ツールや広告の効果測定ツールを使って計測を行う際に必要となるURLパラメータについて、解説します。

URLパラメータとは

URLパラメータとは、サーバーに情報を送る為に存在している変数の事を指します。URLの末尾にクエスチョンマークを「?」付ける事により、「変数(パラメータ)=値」の形式として、サーバーに送信するデータをURLに含めることができます。それにより、例えば広告の効果測定ツールであれば、効果測定ツール側の第三者サーバーにデータが送られ、計測を可能にするのです。

具体的例 https://digireka.jp/?adid=1202938

パラメータの種類

パラメータには、アクティブパラメータとパッシブパラメータの二種類が存在します。それぞれ解説していきます。

アクティブパラメータ

アクティブパラメータは、 指定した「?」以降のパラメータの値によって遷移先URLのコンテンツ内容が変化します。デジレカshopというショッピングサイトで赤色のTシャツを販売しているとします。その際の商品ページは下記のようになっています。

https://デジレカshop.jp/men-category/tops/tshirt-cutsew/?p_cocid=3

「p_cocid」 という商品の色を指定するパラメータ(変数)が記載され,値である 「3」 という数字で色が識別されています。

パッシブパラメータ

パッシブパラメータは、アクティブパラメータと反対に、コンテンツ内容が変化しません。ページの内容が変わらないので、意味がない、「ダミーパラメータ」と呼ばれることもあります。しかし、解析ツールなどは、アドレスバーに表示されるURL情報を取得する仕組みを採用しています。

その為、ユーザーにとっては同じページのアクセスでも、アクセス解析側では、ダミーパラメータが付与されているページと、そうでないページとを区別できるのです。その為、アクセス解析ツールや効果測定ツールでは、これらのパラメータを用いて、ユーザーの経路を解析する事が出来るのです。

パラメータ設定の際のルール

パラメータ設定には、いくつかのルールが存在します。覚えておくと非常に便利です。

1.パラメータを複数指定する場合、「&」で繋げる。

具体例 https://www.example.com/lp.html?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=ad1

2.「=」の左側がパラメータ、右側が値

具体例 https://www.example.com/lp.html?utm_source=google であれば、utm_sourceがパラメータでgoogleが値です。

3.URL内に「?」が使用できるのは一つだけ

その場合、「?」を「&」に変更します。

広告効果計測などの際、パラメータが起因して起こり得る不具合

主に下記二点などは効果測定時の不具合でパラメータが起因して起こり得る問題です。

1.広告の遷移先のURLにパラメータが設定されていなかったため、計測が不十分でユーザーの経路が分からない
2.リダイレクトされる際にパラメータが削除されてしまい、ユーザーの経路が分からない
※リダイレクト=計測用のサーバーを経由してから意図する遷移先に遷移させる方法の事

まとめ

如何でしたでしょうか?パラメータに関する正しい知識を持つことで、アクセス解析や広告効果測定の不具合時の要因追求が出来るようになります。また、どの方法で計測するのが適切なのか。といった議論の際などにも役立ちます。地味ではあるものの、webマーケティングに関わる人材であればおさえておきたい知識です。是非、この機会に正しい知識をきゃちアップしておいてくださいね。

 

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