スマホの普及により、キュレーションサイトやSNSメディアが増加傾向にあります。
ネイティブアドはコンテンツを読ませるキュレーションサイトやSNSメディアと相性が良く、今後の配信量も一層増加していく事が予想されます。
そこで本日は、ネイティブアドについてまとめました。
ネイティブアドとは、「広告とコンテンツが自然に溶け込んでいる広告」のこと
ネイティブアドとは、「広告とコンテンツが自然に溶け込んでいる(一体化)広告」のことです。
ネイティブアドという広告商品そのものが存在しているわけではなく、
「広告とコンテンツが自然に溶け込んでいる様々な広告商品」の事を指す”概念”です。
ネイティブアドかどうかを判別する際の基準ですが、
・形式
広告がページ全体のデザイン、作りとフィットしているか
・機能
広告が設置されたページが、サイトのその他の機能と同様に機能しているか
・統合
広告が、周りのコンテンツと同じように表示されるか
・バイイングとターゲティング
広告が出稿される掲載箇所を、特定のページやセクションに指定することができるか
・計測
広告の効果を測る際、エンゲージメントで計測されているか
※クリック数やコンバージョン数ではなく、シェア数や閲覧時間などの指標で計測されているかどうか
・明示
広告であることが明記されており、ユーザーが広告を広告として認識できるか
上記6つの基準をクリアしているかどうかで判別されます。
インフィード広告との違いについて
ネイティブアドは”概念”であることに対して、インフィード広告は配信フォーマットです。
詳しくは下記で説明しますが、ネイティブアドの配信フォーマットは6つあり、その1つにインフィード型(広告)があります。
マクドナルドのハンバーガーをジャンクフ―ドという概念で括るのと同じ事です。
ジャンクフードをネイティブアドに変換すると、インフィード広告はネイティブアドだ。になります。
ネイティブアドにおける6つの広告フォーマット
現状ネイティブアドは、広告フォーマット毎に6つの分類が成されています。
①インフィード型
コンテンツとコンテンツの間に表示される広告。
インフィード広告とは
②検索連動型
リスティング広告の事を指します。
検索結果画面上に検索結果と同じようなフォーマットで広告表示されるため、「ネイティブアド」に分類されています。
ただし、ネイティブアドとして扱うリスティング広告の場合、広告をクリックした後の遷移先はLPではなく、自然検索した際と同様のコンテンツであることが条件です。
③レコメンドウィジェット型
レコメンド配信サービスを使用して、広告配信したい記事広告などを、レコメンド欄のあるサイトに表示する形式の広告です。
分かりやすい例として、記事を読んだ後に「あなたにオススメの記事はこちら」という導線で、各記事がレコメンドされている中に記事広告が含まれているケースなどを指します。
④プロモートリスティング型
サイト内やECモール内などで、検索結果の上位にPRで表示されている広告です。
楽天や食べログをイメージすると分かりやすいと思います。
⑤ネイティブ要素を持つインアド型(IABスタンダード)
IAB(USのインターネットアーキテクチャ委員会)が定める基準をクリアしたディスプレイ広告の枠内に、コンテンツ型の広告を表示する広告です。
日本ではあまり導入が進んではいない為、イメージしづらいかもしれません。
⑥カスタム型
上記には当てはまらないけど前述した基準をクリアしている広告です。
LINEのスポンサードスタンプなどが代表例として挙げられます。
まとめ
いかがでしょうか。
ユーザーに広告感を感じさせないように配信しているので、ユーザーがコンテンツと思い込んでクリックしてしまう事もあり、これがステマではないか、と業界で議論になったこともあります。
広告に「PR」、「広告」、「AD」、「プロモーション」 などの文言を挿入しておくと、基本的にはステマには該当しませんので
ネイティブアドに出稿する際は、広告文やクリエイティブに「PR」などの文言を加えることが規定で設けられています。