ネット広告代理店で働くアプリマーケッターに、仕事内容・一日のスケジュール・やりがいについて教えてもらいました

未経験でデジタルマーケティング業界を目指す人にとって、業界で働く人が実際にどんな仕事をしているのか、やりがいや苦労している点など、イメージしようと思っても、具体的にはしづらいものです。そのような人に向けて今日は、某大手ネット広告専業代理店でアドストラテジスト(アプリ広告運用)として働くY.Nさんに経歴、仕事内容、一日のスケジュール、大変な点について執筆いただきました。未経験者でネット広告の運用者を目指す人はぜひ、本記事を参考にしてみてください。

経歴について

はじめまして。某大手ネット広告専業代理店でアドストラテジスト(アプリ広告運用)として働くY.Nです。

最初に、自己紹介がてら現在の仕事にたどり着くまでの経歴を簡単にお話します。

新卒で大手企業にシステムエンジニアとして採用され、3年ほどwebアプリケーションの開発をしていました。
仕様書の作成からデータベース設計、コーディング、開発したアプリケーションがちゃんと動くかどうかのテストまで一通り、エンジニアとしての工程を経験しました。

その後、フロントに立って顧客の課題解決を行う仕事に挑戦したいと考え、3人ほどで広告代理事業を行うベンチャー企業に転職しました。

転職先は、所謂「何でも屋さん」で、リアルプロモーション・デジタルプロモーションの双方を経験して、寝る間もないほど働いていました。
リアルプロモーションとしてはイベントの企画~運営(自らクライントのキャラクターの着ぐるみをきて人件費削減していました(笑))
デジタルプロモーションとしてはFacebookのコンテンツ制作~広告出稿に携わっていました。

この時にリアルとデジタルを比較して、自分が作ったコンテンツが良かったか悪かったか、
効果が明白に数値で可視化されるデジタルマーケティング業界の楽しさに気づきました。

そこで、「よりこの分野でスペシャリティを高めたい」と考え、2回目の転職を決意しました。
そして現在、ネット広告専業代理店で、アプリマーケッターとして働いてます。
アプリマーケティングのプロフェッショナルを目指して日々精進しています。

アプリマーケッターの仕事内容・役割・やりがいについて

現在の仕事内容は、
クライアント様の運営アプリのプロモーションにおいて適性なKPI設定(1インストールの獲得単価、課金するユーザの獲得単価 等)を行い、そのKPIに合わせた
メディア選定と、各メディアの持つ配信ロジックを理解しビッティング調整+広告デザインを組みます。

他には、 クライアント様から月間・年間でお預かりしている広告費の予算管理などがあります。

例えば1,000万円の広告費をお預かりしていたとして、1,001万円分の広告配信をしてしまったら、配信事故になるので、日々予算の管理を徹底して行います。

自身の役割

KPIを達成させることです。
・配信しているメディアでインストールをいくらで獲得できているか、
・もし運用結果がKPIに合っていなければ、要因分析を行います。
要因分析は
・メディアとアプリサービスの相性が悪いのか
・メディアにおいて適切な配信設計が出来ていないのか
・配信手法の問題なのか
・クリエイティブが悪いのか 等

多岐にわたる広告指標の数値をもとに分析します。

その後、要因分析結果に基づき施策出しを行い、実行し、再度その結果に基づき、要因分析→仮説だて→施策→実行のPDCAを回していきます。

具体的にクリエイティブが問題と特定できた場合には、バナー内の要素を分解して、【サイズ違い×バナー内文言有無×色替え×配置替え】

何種類ものパターンを作成して同条件下で配信を行い、ABテストします。
そこで良好傾向がでてきたものに対して、さらに要素分解していきます。

このような実験を繰り返していきます。

アプリマーケッターとしてのやりがい

KPIを合わせて、成果を出すことで、クライアント様から予算追加のご要望を頂けたときに大きなやりがいを感じます。
特に大きい案件になってくると、月間の広告予算を他代理店とダブル~トリプルアカウントで競わせていることが多く、
結果にコミットしている代理店に対し、月末に予算をスライドさせます。
そのため予算追加をいただけるということは、運用力をご評価いただけたと感じ、自身の成果が目に見えてわかるというのが大きなやりがいです。

また、クライアント様のサービスをグロースできているのも数値でわかるので、クライアント様のサービスに対し、自分自身の介在価値を感じられるのも楽しいです。

大変に思うこと

数値に基づいて、高速でPDCAを回していくのが重要な仕事ですが、どれだけPDCAを回転させても効果を合わせられないときには頭が痛くなります。
また同僚であったり、メディアさんと情報交換を行い、常に変化していく業界の知識をキャッチアップして、次の一手を考えていくことができるのは面白味でもあります。

1日のスケジュール

11:00出社
11:00~11:30メール確認・返信/1日のスケジュール確認
11:30~13:00案件の進捗確認/案件調整/考察出し・営業共有
13:00~14:00lunch
14:00~15:00施策だし
15:00~17:00入稿に必要な設計書作成/クリエイティブ確認
17:00~18:00営業と案件のすり合わせ
18:00~19:00媒体折衝
19:00~20:00デザイナーと打ち合わせ
20:00退社

まとめ

如何でしたでしょうか?今回仕事内容について執筆してくれたY.Nさんは、digireka(デジレカ)を運営するデジタルマーケティング専門エージェント「digireka」で転職支援をさせていただいた元求職者様です。転職されてから1年半程経過しましたが、今では月間6000万円越えのバジェットを持つクライアント案件を担当するなど、大活躍されているようです。ネット広告代理店へ広告運用職としての転職をご検討されている方は、是非参考にしてみてください。

【関連記事】
インターネット広告代理店の仕事内容・キャリア~広告運用編~
大手インターネット広告代理店について、まとめました。
【最新版 2017年度】インターネット広告代理店売上ランキング
マーケティング関連職種まとめ。仕事内容から必要なスキルまで、徹底解説します。

転職という選択肢が頭によぎった方へ

広告業界への転職は、業界の転職に特化した「digireka!(デジレカ)」がおすすめです。

【業界特化の転職サービス「digireka!」って?】

転職支援サービス「digireka!」は、業界経験者がコンサルタントとして在籍。経験豊富なエージェントの的確なサポートを提供する転職支援サービスです。
  1. 広告業界の転職へdigireka!がおすすめな理由

    業界特化の高い専門性を持つサービス
    エージェントは業界経験者で安心
    面談後の決定率は40%!digirekaだけが持つ非公開求人も有!

広告代理店・クリエイティブエージェンシー・アドテクベンダー等のトッププレイヤーからサポートを受けられることを強みとし、他の転職エージェントにはない「キャリア支援」を実現します。

digireka! で受けられる無料のサポートはこちら!

  • 求人紹介
  • 転職のプロによる書類添削
  • 企業の採用傾向を踏まえた面接対策(数回〜10回以上状況により対応)
  • 転職対策対策講座
  • 入職手続き・企業への交渉

広告業界は近年人気の転職先であり、競争率も高まりつつあります。

人生の転機ともなる転職を後悔のないものにするためにも、転職サポートは「digireka!」へ是非おまかせください!

最新情報をチェックしよう!
>digireka(デジレカ)| デジタルマーケティング人材の為のメディア「digireka(デジレカ)」

digireka(デジレカ)| デジタルマーケティング人材の為のメディア「digireka(デジレカ)」

digireka(デジレカ)は、マーケティング企業出身者や広告代理店、デジタルマーケティング人材エージェント出身者等で組成された、デジタルマーケティング領域特化型の転職エージェントです。求職者様、企業様両面を同一担当者が担当しています。複数企業で中途人材採用を担っています。デジタルマーケティング業界についての深い理解と豊富な情報量が強みです。