「大手の代理店への転職を叶えたいけど、年収はどう変化するだろう?」
国内を代表する大手広告代理店である東急エージェンシーの職種・年齢別の平均年収をご紹介していきます。
転職後の生活や待遇が想像できるよう、次の様な情報を集めました。
・東急エージェンシーに転職するメリット
・最新の転職事情と転職のポイント
・東急エージェンシーの会社の評判
東急エージェンシーに転職するには必ず知ってくべき情報や転職にあたってのポイントもご紹介していきます。転職前の情報収集としてぜひ参考にしてみてください!
東急エージェンシーってどんな会社?
【株式会社東急エージェンシー 企業情報】
企業名 | 株式会社東急エージェンシー |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 澁谷 尚幸 |
設立 | 1961年 |
本社 | 東京都港区 |
従業員数 | 1,048名(2022年3月31日現在) |
事業内容 | ・各種広告の代理業務・広告宣伝に関する企画、立案ならびに制作・情報の収集、計算、統計、分析および市場調査、広告効果の測定ならびに情報機器によるプログラムの開発、運営の受託・出版、印刷、写真、映画の企画、立案ならびに制作・展(博)覧会、見本市および各種催事、興行等の企画、立案、実施・地域開発、都市開発および一般建設の企画、設計ならびに施工 |
東急エージェンシーは、東急株式会社が親会社となる東急グループの広告代理店企業です。
1961年に設立され、マス媒体・交通・店頭広告、プロモーションなどを融合させた情報発信を提案し、商業施設・空間開発事業など幅広く展開しています。
東急グループのブランドを生かした多彩なマーケティングソリューションを提供
東急エージェンシーは東急グループの一員としてマーケティングソリューションを担当している企業です。
1961年に設立されてから長い歴史を持ち、産官連携にも力を注いでシェアを広げています。
ウェブ広告を広告代理店としての機能だけでなく、データの収集や分析、広告戦略の企画立案、出版や展覧会の企画実施など多岐にわたる事業を展開しているのが東急エージェンシーの特徴です。
東急グループのブランド価値を生かし、新領域の開拓をしてクライアント獲得をスムーズに実現してきました。マーケティングの新しい道を進み、納得できる体験を生み出しています。
データドリブンでの新しい体験を生み出すシナリオ設計力の高さが強み
東急エージェンシーは東急グループで培ってきたノウハウと最新のデータ技術を生かし、ビックデータを活用してマーケティングのシナリオを設計できるのが強みです。
データ分析を通して顧客や消費者に新しい体験を提供することを目指し、独自性の高い提案をしてきています。実効性と驚きを重視したサービスが特徴で、最良のマーケティングプランを創出することを目指しています。
社員が独創性を発揮することを奨励し、以下のような多彩なアプローチからマーケティングを企画立案しています。
・コミュニケーションデザイン
・マーケティングソリューション
・クリエイティブ
・データマーケティングソリューション
・アクティベーション
・メディア/コンテンツ
・OOH/空港マーケティング
・スポーツソリューション
・商空間クリエイション
・グローバルネットワーク
・出版
東急エージェンシーの年収は?
【全体】東急エージェンシーの年収情報
【東急エージェンシー 会社全体の平均年収一覧】
各口コミサイトの情報を見ると、東急エージェンシーの会社全体の平均年収は600万円代となり、年収幅としては400~1100万円となります。
また最高では1000万円代の年収回答者もおり、年収レンジが高いことがわかります。
東急エージェンシーの給料形態の特徴としては手当が少なめです。月給の構成は基本給+調整手当のみ、残業手当込みでその他手当はありません。
大手企業の中では基本給が低く、400万円~800万円が一般的となります。
平均年収は600万円~700万円程度なので高めですが、平均残業時間が60時間以上になっているので残業手当によって年収が押し上げられています。
ただ、やりがいを感じて働いている人が多いのも特徴です。残業が少しくらいあったとしても仕事を自分の力で進めていきたいという人は東急エージェンシーに向いているでしょう。結果として大きなプロジェクトに参画できれば昇進による昇給も期待できます。
【年齢別】東急エージェンシーの年収情報
【東急エージェンシー 年齢別年収一覧】
サイト名/職種 | 25歳〜29歳 | 30歳〜34歳 | 35歳〜39歳 | 40〜44歳 | 45〜49歳 |
ライトハウス | 510万円 | 572万円 | 631万円 | 710万円 | 706万円 |
年齢別でみると、最高年収は40代の50代の950万円台となります。
令和3年民間給与実態調査によると20代前半の平均年収は260万円となるため、一番低いとされる年代でも倍以上の平均年収レンジ
50代を超えてくると1000万円代も可能であるため、長く在籍するごとに給料は反映されやすいのではと考えられる
【職種別】東急エージェンシーの年収情報
【東急エージェンシー 職種別年収一覧】
職種別に年収レンジを見ると、営業職・クリエイティブ職が高めとなっています。営業職はインセンティブ制などは設けておらず、固定給が高い設定となるのでしょう。
事務や企画関係は平均して500〜600万円後半代の平均年収であるため、他の企業と比較すると高いと言えるのではないでしょうか。
東急エージェンシーの福利厚生
東急エージェンシーは大手企業なら備えている福利厚生が一通りあります。さらに教育に力を注いでいるのが特徴です。
入社時研修
階層別のフォロー研修
著名人を招いての社内セミナー
公募型の能力開発研修
このように各種の能力開発や自己啓発のためのプログラムを多数用意しており、新入社員の教育にはマーケティング検定を導入する徹底ぶりです。
その他の福利厚生としては下記の様なものがあります。
社内預金制度
財形貯蓄制度
東急共済組合制度
育児・介護休職制度
留学休職制度
会員制総合福利厚生サービス加入
東急ハーヴェストクラブ(全国21ヶ所)他、各地に契約・保有施設
東急ハンズをはじめ各種東急グループ社員割引
東急エージェンシーでは、東急グループの福利厚生がそのまま反映されているため、財形貯蓄や共済組合制度があるのは大手ならではの充実ぶりです。
また東急百貨店や東急ハンズの割引待遇もあり、社員からするとメリットが感じられる方も多いでしょう。
東急エージェンシーで働くメリット
東急エージェンシーはやりたいことができ、やりたいことをやるためのデータが蓄積しているのが最大のメリットです。
社風としてアイデアを生み出して課題解決に取り組むのを奨励する傾向があり、独創的な考え方で成果を出すと高く評価されます。
こんなことはできるのかと思ったときに、東急グループとして培ってきた莫大なデータがあるので、実行するかどうかの判断を理論的に考えられます。
自分なりの考え方を生かして働きたい人にとって東急エージェンシーは魅力的です。
東急エージェンシーの評判
東急エージェンシーの評判をOpenworkを参考に見ていきましょう。
悪い評判
・基本給の上がり幅が少ないため、初めは給料が低い
悪い評判としては勤務形態や休日に関しての内容が多くありました。勤務時間が不規則になりがちなのは広告代理店にありがちで、クライアントを中心として仕事をするので時間の拘束は大きくなってしまいます。
また、部署によって忙しさに違いがあることも指摘されています。ただ大きな課題の解決に挑むケースが多いため、仕事を楽しめる人にとって大きなやりがいがあると言えるでしょう。
良い評判
・フリーアドレスで自由度が高く社内コミュニケーションが取りやすい
・教育体制が充実している
また東急エージェンシーで働いている人からは仕事に本気で取り組みたい人に向いているという口コミが豊富です。
どの部署でも頑張って成果を出せば評価されるため、成果重視で働くモチベーションが上がりやすいという評判があります。
東急エージェンシーへの転職方法は?
東急エージェンシーに転職したい場合、雇用形態には注意が必要です。東急エージェンシーでは中途採用では契約社員しか募集しておらず、正社員登用制度は利用可能で、成果を上げれば最短1年で正社員になれます。
正社員になるべきかどうかは考え方次第ですが、留意しておくべきポイントです。
また採用傾向として、東急エージェンシーは新卒採用にも力を入れているため、中途採用のとの割合は半々といったところです。
2020年度はコロナの影響により採用率が下がっていましたが、21年度は回復し、今後もなだらかに一定基準まで戻ることが予想されます。
ただし転職者も増加しつつあるため、難易度が高いことに変わりはありません。
【中途採用率】
- 2021年度 56 %
- 2020年度 43 %
- 2019年度 61 %
- 2018年度 67 %
採用フロー
東急エージェンシーの採用フローは以下の様なものが予想されます。
- 書類選考
- 適正テスト
- 1〜2次面接
- (独自選考)
- 最終面接
新卒では適正テストが導入されており、中途採用もポテンシャル採用ではありますが、なにかしらのテストがあるのではと考えられます。
また、スキルを重視されるクリエイティブ職は独自選考の可能性もあるでしょう。クリエイティブ職はこれまでの実績が一目でわかるポートフォリオも選考基準の一つとなるため、選考を希望する場合は必ず準備しましょう。
転職のポイント
東急エージェンシーの中途求人は基本的には経験重視です。ただ、新しい分野の開拓も進めているため、業務経験がなくてもスキルがあることが過去の経歴からわかれば採用を検討してもらえます。
自分の持っているスキルを理解し、志望職種で有用な能力があることを示せるようにするのが大切です。
【最新版】東急エージェンシーの求人一覧
2023年2月の時点で東急エージェンシーから出されている求人の募集職種は以下の通りです。
・営業職(流通クライアント)(ナショナルクライアント)
・ストラテジックプランナー
・プロモーションプランナー
・統合プランナー
・メディアコンサルタント
・データサイエンティスト
・マーケティングコンサルタント
・社内SE
・デジタルソリューションプロデューサー
・OOHメディア担当
・メディア担当
・商業施設プランナー
・営業職(名古屋支社)
・メディア担当(名古屋支社)
前述でもお話したように、契約形態は全て契約社員となります。
応募の際はよく募集要項を確認することが必要となるでしょう。
東急エージェンシーへの転職はデジレカがおすすめ!
まとめ
今回は東急エージェンシーの転職情報についてまとめました。
大手東急グループの広告代理店である東急エージェンシーは東急グループとして培ってきた莫大なデータを活用しながらやりがいのある仕事ができ、成長できる環境が整っています。
福利厚生も大手ならではで充実しているため、在籍社員のメリットも大きいでしょう。
ただし中途採用の場合は契約社員としての採用のみであり、正社員登用へのステップを踏む必要があります。
雇用形態にこだわる場合は検討する必要があるため、転職前の下調べは綿密に行いましょう。