「転職活動」と一言に言っても、求人検索・面接対策や書類作成など応募までにはやることがたくさんあります。
仕事をしながらの転職活動となると、時間が限られるため「思ってたように進まない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
転職活動をスムーズに行うには、スケジュールをしっかりと組んで行動することは重要となります。
今回の記事では、転職で大切なスケジュール管理の方法とポイントをご説明していきます。
これから転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!
転職でスケジュール管理を行うメリット
転職のスケジュール管理では、「どの作業にどれだけ時間がかかるか」「転職決定までどれくらいの期間が必要か」などを把握しておくことが大切です。
スケジュールを組んで行う転職活動では、以下のようなメリットが期待できます。
・仕事との両立がスムーズ
・退職手続きを行いやすい
・転職エージェントをうまく活用できる
それでは、ひとつずつ解説していきます。
仕事との両立がスムーズ
仕事をしながら転職活動を行う場合、現職との両立は予想以上に労力が必要とされます。
残業が多い場合は、休日しか当てることができず、日中の企業からの電話に対応もできないでしょう。
そこで、スケジュール管理をしておくことで、限られた時間に何を行うべきかが明確にり、優先順位を立てて行動ができるため、効率よく時間を使うことができます。
「仕事が忙しくて書類が作成できない」「面接の調整が難しい」などの理由で時間を無駄にしないためにも、全体の流れをしっかり把握しておきましょう。
退職手続きを行いやすい
転職のスケジュール管理を行うことで、退職の時期の予想を立てることができます。
自分の中でおおよその職の時期がわかれば、引き継ぎ業務の準備なども前もって準備できるため、周りに迷惑をかけずに転職することができるでしょう。
引き継ぎができていないまま退職申請が決まってしまうと、退職時期が伸びて転職先とトラブルになるリスクも避けられます。
円満退職を叶えるためにも、スケジュール管理は必ず行うことをおすすめします。
転職エージェントをうまく活用できる
転職を成功させるには、利用が欠かせないのが転職エージェント。
自身の代わりに求人探しや面接調整を無料で行ってくれるので、仕事をしながらの転職活動には必須のサービスとなります。
しかし、自身のスケジュールを把握していないまま利用すると、自分の転職希望時期や面接が可能な日時などをうまく伝えきれず、時間のロスになる可能性もあります。
転職エージェントとうまくコミュニケーションをとるためにも、スケジュール管理で自身の希望や予定をしっかりと把握しておきましょう。
転職のスケジュールと管理するためのポイントは?
転職のスケジュールをうまく管理するには、一度全体の流れをまとめどんな作業があるのか把握し、それぞれの所用時間を理解しておきましょう。
注意が必要なのが、所用時間はあくまで目安であり、住んでいる地域や年代により時間がかかる場合もあります。
スケジュール管理を行う場合は、頭の中だけで整理するのではなく、携帯のメモや手帳を使って管理していくことがおすすめです。
「スケジュール管理が苦手…」という場合は転職エージェントを利用すると、アドバイザーが一緒にスケジュールを考えてくれるので、うまく活用しましょう。
ステップ1.状況整理(所要時間:1日〜3日程度)
まずは自身の転職の希望や状況を整理しましょう。
状況整理は今後の転職の方向性を決めるために重要なので、時間をかけてじっくりと考えます。
自分自身で考えることはもちろん、周囲の人に相談しながら客観的な意見を取り入れるのもおすすめです。
必要な項目として考えられるのは以下の様なものになります。
・転職希望時期
・なぜ転職したいか
・転職先の希望
(業種・職種までできるだけ細かく)
・転職での優先順位(上位3つくらいまで)
・今の給料
・希望の給料
・転職して叶えたいことは何か
(給料アップ・通勤時間の短縮など)
・その他
(通勤時間・福利厚生など)
特に、優先順位は必ず決めておきましょう。たくさんの求人を見る中で、何に注力して見ればいいか明確になります。
また、状況整理が苦手という方に関しては転職エージェントを利用すると、転職のプロであるアドバイザーが一緒に希望の条件や時期を考えてくれるためスムーズに作業が行えるでしょう。
ステップ2.転職エージェントに登録(所要時間:1日)
状況整理ができたら、転職エージェントに登録しましょう。もし自分自身のみで転職活動を行う場合は、このステップは飛ばしても大丈夫です。
登録自体の所用時間は1分〜3分程度が多く、登録すると1日営業日以内にアドバイザーから連絡があります。
アドバイザーに転職の希望をしっかりと伝え、求人を探してもらいましょう。
ステップ3.面談(所用時間:1日〜2日)
転職エージェントに登録すると、アドバイザーと面談の機会があります。
そこで改めて希望条件や転職の希望時期を伝え、早い場合その場でいくつか求人を紹介してもらえることができます。
しかし、コロナウイルスの影響により、現在は面談を行っていない転職エージェントも多いため、面談を必ず希望する場合は事前に確認しておくことをおすすめします。
ステップ4.求人紹介・応募・面接先決定(所用時間:3日〜1週間)
求人を紹介され、その中で気に入ったものがあれば、企業へ応募します。
履歴書や職務経歴書は普段作り慣れていない方が多いので、アドバイザーのチェックを受けてからの応募がおすすめです。
応募が通れば、面接調整です。転職エージェントを利用している場合は、自身の希望日を伝えるだけで、アドバイザーが調整をしてくれるため待つだけで面接日時が決まります。
面接候補日は、退社後の時間や土日でも面接してくれる企業もあるため、自身で判断せずにできるだけたくさんの日時を伝えることがおすすめです。
ステップ5.面接対策・面接(所用時間:1日〜1週間程度)
面接日時が決定したら、面接対策を行い、面接に臨みましょう。
面接対策は自身で企業調査をするのはもちろん、転職のプロであるアドバイザーへ意見を求めることがおすすめです。
業種や職種により服装のルールも微妙に違う場合もあるので、下調べは必ず行いましょぅ。
会社により、面接へ同行してくれる転職エージェントもあるため、同行希望の場合は一度確認してみましょう。
ステップ6.結果通知・転職先決定(所用時間:1週間〜3週間)
面接を受けたら採用結果を待つのみです。
採用結果はおおよそ1週間〜2週間程度でわかり、仲介している転職エージェントへ連絡がいく場合がほとんどです。
採用通知が無事届き、条件に納得ができれば転職先の決定です。
ステップ7.退職申請・引き継ぎ業務(所用時間:1ヶ月〜3ヶ月)
転職先が決まれば、退職申請を行いましょう。直属の上司に時間を貰い、退職届を提出します。
また、退職日に関しては基本は就業規則に従うのが通常ですが、職場内の環境や引き継ぎの兼ね合いなどで変更になる場合があります。
転職先と事前に入職日の相談があるかと思いますが、有休消化・退職先の引き継ぎを考慮した上で、余裕を持って日程調整することがおすすめです。
ステップ8.入社
退職手続きが無事終われば、あとは入社に向けて準備を進めましょう。
転職先へ事前に必要な知識や準備物があれば、確認しておくとスムーズに行えます。
この間に資格取得や勉強に励まれる方も多いので、転職スケジュールに組み込んでおくと時間を有効活用できておすすめです。
また、有休消化がある場合は、次の仕事をしっかり行うためにリフレッシュしておくのもいいでしょう。
まとめ
今回は、転職活動のスケジュール管理についてご紹介しました。
転職活動はほとんどの方が仕事をしながら行うため、全体の流れをしっかりと把握し、どこが重要か知ることでスムーズに活動を進めることができます。
スケジュール管理が苦手という方は、転職エージェントをうまく活用し、客観的な意見を取り入れながら調整することがおすすめです。
自身の理想を叶えるため、スケジュール管理を上手に行い、効率の良い転職活動を行いましょう!