マテリアルグループ株式会社は、PRコンサルティング事業を中心にビジネスのマーケティングコミュニケーションを総合的に支援する「マテリアルグループ」の運営企業です。
クライアントと社会の関係性を強化するパートナーとして事業課題を解決し、直近では世界的広告賞を受賞した実績も持つ企業です。企業規模や将来性など、PR事業への経験を活かしたい方の転職先としてメリットの多い反面、規模が大きいため情報収集が難しい企業でもあります。
本記事では、そんなマテリアルグループ株式会社の基本情報に加え、転職時のポイントや企業の強みについて紹介します。転職を検討する方はぜひ参考にしてみてください。
マテリアルグループ株式会社ってどんな会社?
(引用:マテリアルグループ株式会社 公式HP)
【マテリアルグループ株式会社 企業情報】
企業名 | マテリアルグループ株式会社 |
代表者 | 青﨑 曹 |
設立 | 2014年8月18日 |
本社 | 〒107-6035東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル35階 私書箱530号 |
事業内容 | グループ事業の経営方針策定及び経営管理 |
(参照:マテリアルグループ株式会社 公式HP)
マテリアルグループ株式会社とは、マーケティングコミュニケーションを総合的に支援する「マテリアルグループの持株会社」として2014年に誕生しました。
世界最大級の広告賞で18位を受賞、「ブランドと世の中が良い関係で結びつくことで、事業収益を最大化させる」をミッションとし特色があるサービスを提供しています。
また、2024年3月には東証グロース市場に上場、メインのPEファンドとなるのは株式会社アドバンテッジパートナーズであり、全体の約45%が同社の出資となります。まずは同社とグループ全体の特徴や強みについて見ていきましょう。
マーケティングコミュニケーションの総合的な支援を目指す企業
2005年にマーケティング企業として数名の社員で創立し、事業規模を拡大して現在では6社のグループ会社を展開。設立当時は数名の規模でしたが、現在はグループ全体で社員が270名を超える大規模企業へと成長しました。
事業内容はPRコンサルをメインに、デジタルマーケティングやPRプラットフォームをサブ事業としています。マーケティング領域における高品質なサポートを一貫して提供できるよう、各グループ会社で分担していることが強みです。専門性の高さを売りにしていますが、その中でも「プランニング専門」の部署を作っているのは業界内で珍しく、大きな特徴として挙げられます。
マテリアルグループ株式会社自体は各グループを運営する持株会社であるので、直接プロジェクトには介入していません。実際にプロジェクトに関わりたい場合は、グループ内のいずれかの企業へ転職を目指すこととなるでしょう。
世界的広告賞を受賞した実績を持つ
マテリアルグループ株式会社は自社がPR担当したスキンケア製品の「AIZOME WASTECARE」で、世界的な広告賞を受賞しています。
夜用美容液というコンセプトで開発された「AIZOME WASTECARE」は、フランスで開催された世界を代表するクリエイティブの祭典であるBRAND EXPERIENCE & ACTIVATION部門でブロンズを受賞しており、3万点を超えるエントリーの中から選ばれました。
この実績からも、マテリアルグループは世界に通用するほどのマーケティング支援能力を有していることがわかります。今後も活躍が期待できる同グループであるため、大きなプロジェクトで自分自身も活躍したいと言う方には向いている転職先と言えます。
堅調な成長を見せており売り上げも概ね好調
マテリアルグループの2024年8月度連結決算では、売上高40.3億円・営業利益6.9億円と共に前年比を上回る数値を見せており、好調な成長が見受けられます。
グループ内では一部大口顧客の離脱や新規案件の受注スケジュールの遅れなど、業績予想の進捗よりも少し遅れが出ているものの、ほかの事業でカバーできる見込みとのことです。1つの事業が不調であったとしても、グループ内の売り上げで利益がバーできることは、複数の会社を展開している大きなメリットです。
女性の管理職比率が高い
厚生労働省が公表している「令和4年度雇用均等基本調査」によると、女性の課長相当職以上の管理職の割合は12.7%でした。マテリアルグループ株式会社の女性管理職の割合は32.1%のため、とても高いことがわかります。
女性管理職比率が高いことは、ジェンダー平等を推進し、性別に関係なく社員が公平に評価される企業文化が整っていることを反映しています。また、育児と仕事を両立している場合、女性社員が長期的に働けるビジョンが描きやすいでしょう。
マテリアルグループにはどんな会社がある?
(引用:マテリアルグループ株式会社 公式HP)
マテリアルグループは、PRコンサルティング事業を中核としたマーケティングコミュニケーションの専門事業集団として、さまざまな領域に特化した7つの子会社やグループ会社で展開されています。
【マテリアルグループ 企業一覧】
企業名 | 事業内容 |
株式会社マテリアル | 企業やプロダクト価値の向上を目的としたマーケティングコミュニケーションを提供するブランドビルディングカンパニー |
株式会社フリップデスク | 「Flipdesk(WEB接客ツール)」「Cross Talk(チャットボット)」「Data Union(CDP)」の提供を中心としたマーケティング支援事業 |
株式会社ルームズ | PR企画立案と実施・テレビ番組美術トータルコーディネート業務、スタイリング事業などのサービス |
株式会社PRAS | 広報・PR戦略策定、担当者教育、体制構築などスタートアップに必要な広報・PR機能をご提供 |
株式会社CONNECTED MATERIAL | 「CLOUD PRESS ROOM」の運営・広報業務支援、人材紹介事業 |
株式会社マテリアルデジタル | デジタルを起点にしたマーケティング全般のコンサルティングを行う企業。「Flipdesk(WEB接客ツール)」、「Cross Talk(チャットボット)」のプロダクト提供を主軸とする。 |
キャンドルウィック株式会社 | 個人の精神または身体的・社会的な充実を図るために必要とする製品やサービスを取り扱うコミュニケーションデザイン会社。 |
日々事業拡大に向けた動きが見られる同グループでは、子会社となる企業も年々増えてきており直近ではキャンドルウィック社と2023年に資本業務提携をおこなっています。
専門集団と自ら掲げていることもあり、毎年それぞれのグループ企業で多くの受賞歴があるほか、リリース製品の売り上げや取引先の規模からも、マテリアルグループの信用と実績が読み取れます。
このように、マテリアルグループと一言にいっても、それぞれの企業で事業内容は異なり、求められる能力や人物像も異なります。自分のこれまでの経験から、どの領域にマッチするのか客観的な視点で判断をしたうえで応募に進みましょう。
株式会社マテリアルについては下記の記事でも解説しています。
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マテリアルグループ株式会社の待遇
年収
口コミサイトから分かるマテリアルグループ株式会社の年収は、400万円でした。dodaの調査では東京都の平均年収は455万円のため、都内の平均水準より少し低い年収であると言えます。
なお、人事や経理では最高月収700万円で募集がかかっており、選考を通じて上下するとのことです。賞与は年1回支給され、スキルや前職の経験で決まるようなので、常に向上心を持って成長することが年収アップには必要と言えます。
また、グループ全体で概ねの給料水準は決定されていることが予想されます。しかし、ルームズやマテリアルデジタルは資本業務提携です。株式を所有していないため、採用や経営の方針が異なり、雇用条件がマテリアルグループと違う可能性があるでしょう。
「グループ会社だから年収も概ね一緒」と思って入社すると、実態が異なりギャップを感じる可能性があるので注意が必要です。マテリアルグループの年収は、1つの参考情報としてください。
福利厚生
<マテリアルグループ株式会社 福利厚生一覧>
交通費全額支給 慶弔見舞金制度 各種保険完備 健康診断・インフルエンザ予防接種 ストレスチェック iDeCoプラスマテリアルライブラリー 社内FA制度 Power-nap制度 Material HolidayMaterial Library |
マテリアルグループ株式会社の福利厚生は、社員自身の健康やキャリア形成に力を入れている傾向にあります。交通費は全額支給とのことで、遠方からの勤務であっても負担が少なくなるでしょう。
また、チーム単位で必要な書籍は会社が負担してくれるマテリアルライブラリー制度があります。チームとして学ぶ機会を増やすきっかけになり、従業員全体のレベルアップにつながる制度と言えるでしょう。
さらに、就業時間中に仮眠が取れるPower-nap制度があります。パフォーマンスを最大化させるための制度ですが、取り入れている会社は少ないため、社員の生産性をとても考えている魅力的な環境であることが見受けられます。
マテリアルグループ株式会社の評判
・やるべきことをやっていれば見てくれている人がいる ・相談事がしやすい職場環境 ・仕事に前向きな人が多く人間関係が良好 ・時代に併せて会社全体的に常に向上を目指している ・男女問わず活躍できる環境が整っている |
マテリアルグループ株式会社の総評としては、全体的に良い評判が多く働きやすい環境である口コミが多く見られました。男女問わず活躍できるとの口コミがあり、性別に問わず仕事しやすい環境であることがわかります。
また、人間関係が良く、相談しやすい環境が整っているようです。職場の人間関係の良さは生産性やモチベーションに直結しやすいため、仕事の質へも影響すると言えます。相談しやすい環境やフローが期待できる態勢が充実している点がマテリアルグループ株式会社の大きな魅力の1つです。
ほか、仕事に前向きな人が多いとのことで、積極的に様々な業務に取り組んでいきたい人には向いている転職先と言えます。
マテリアルグループ株式会社への転職のポイントは?
マテリアル株式会社のインタビュー記事を見ると、「自分の考え方や価値観を更新することに楽しさを感じられる人は合うのではないか」と書かれていました。
マーケティングの業界では変化が激しいため、常に自分から最新の情報を取得してアップデートしていく必要があります。固定観念にとらわれず、考えを柔軟に変えていける人は、面接でその旨をアピールできると良いでしょう。
また、マテリアルグループ株式会社では、学歴や社歴に問わず意欲があれば挑戦させてくれる環境のようです。面接の際には、積極性を持って行動したエピソードを話せると、企業側に効果的なアピールができるでしょう。
企業の詳細な採用フローや転職方法に関する公開情報が少ないですが、職種ごとに求められるスキルに合わせた自己PRができるようになると良いです。さらに、グループ内の企業ごとの特性を網羅しておき、マーケティング領域の中でもなぜマテリアルグループなのかを伝えられるようにしておきましょう。
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