時代遅れ?フィールドセールスの仕事内容・将来性・平均年収・転職方法を徹底解説!

営業職に転職しようと考えたとき「フィールドセールス」という言葉を聞く人も多いのではないでしょうか。

フィールドセールスとはいわゆる【外回り営業】のことで、クライアント先へ直接足を運び商品の提案を行う営業職です。

自由度の高く臨機応変な対応が求められるため、営業思考が強くコミュニケーション能力に長けている人にはもってこいの営業方法ですが今や「時代錯誤なのでは?」と必要性を問われる職種でもあります。

今回の記事ではそんな「フィールドセールスの基礎知識」をつけるため

  • フィールドセールスの職業情報
  • フィールドセールスの営業職の中での立ち位置
  • フィールドセールスへ転職することのメリット・デメリット
  • フィールドセールスへのおすすめ転職方法

この様な内容をご紹介していきます。

「営業職」といっても種類により仕事内容は様々です。本記事を読んで「フィールドセールス」がどんなものなのか理解し、転職の視野を広げてみましょう。

フィールドセールスの職業情報

ますはフィールドセールスという職業について、以下の4つの視点から解説していきます。

  • 仕事内容
  • 平均年収
  • 勤務形態
  • 求められるスキル
  • 営業の中での立ち位置

仕事内容

冒頭でお伝えした様に、フィールドセールスとは「外回り営業」や「飛び込み営業」と同意語です。顧客先へ訪問し、自社の商品・サービスについて説明やプレゼンを行う古典的な営業手法のひとつです。

新規・既存関わらず対応できる職種で、仕事内容は電話やメールでアポを取得、その後訪問を繰り返し成約につなげるという流れがほとんどですが「飛び込み営業」と言う名前だけあり唐突に企業へ訪問する場合もあります。

しかし年々アポ無し訪問をする企業も減ってきているので、ほとんどが事前にアポを取得する手法を取っているでしょう。

平均年収

フィールドセールスの平均年収は他の営業職と大きく変わりはありません。

(引用:doda「職業別 平均年収ランキング」)

dodaの職業別平均年収を参考に見ると営業職の平均年収は435万円だと言われていますが、営業職は多くが「歩合制」を設けているので、この価格はあくまで平均的なものだと理解しておきましょう。

不動産・MR・投資関係となると平均年収は500万円以上も夢ではないので、フィールドセールスは大きく年収アップを狙える職業となります。

勤務形態

フィールドセールスの勤務形態として多い条件は以下の様になります。

【勤務時間】
8時半〜19時の中で定時になる場合がほとんどだが、業務外の早出・残業など臨機応変な対応を求められる場合が多い。

【休日】
土日祝が多い。しかし休日に電話対応がある場合も。不動産業の場合は水曜日が休みとなる。

【給料】
歩合制が多いが、賞与に加算・月額に加算・年俸制の3パターンに分かれる。月額給には固定残業代が含まれる場合がほとんどとなる。

勤務形態も年収と同様、他の営業職と条件は変わりません。

勤務時間や休日は業種によって条件が異なりますが、給料形態はどの業種もあまり変わらないでしょう。「やればやるだけ」「成果次第」という評価基準となるので、安定思考を求める人には向いていない職業です。

求められるスキル

フィールドセールスに求められるスキルとしては以下の様なものが考えられます。

  • 客観視できる能力
  • 分析能力
  • 論理的思考力

客観視できる能力

物事を客観視できる力はどの仕事にも重要ですが、対面で行うフィールドセールスにもそれは同様です。

自身のセールストークに相手がどの様な反応を示しているのか、第三者の立場となって考えることができると、「相手の痒いところに手が届く」できる営業マンとなることができます。

また客観視できる能力が高い人物は業務のスケジュール管理もスムーズにできるため、費用対効果の高い仕事が期待でき社内でも高評価を得られます。

分析能力

分析と営業はあまり結びつかないイメージですが、物を売るには数字でわかる根拠も必要であるため、意外と重視されるスキルとなります。

広告代理店などでは営業職と別にマーケティング部隊がおり、商品に対する分析結果をデータとして算出してもらえる場合もありますが、これを1人でやってのけるフィールドセールスは非常に重宝されるでしょう。

論理的思考力

論理的思考力とはロジカルシンキングと呼ばれ物事を整理し・方向性を考える思考のことで、相手に商品(サービス)を説明・理解・納得させるためのフィールドセールスには必要不可欠な能力です。

特に納得させるためには根拠に基づいた分析が必要となるため、矛盾のない話の組み立てができるかどうかで成約率は大きく異なるでしょう。

営業職の中での立ち位置

フィールドセールスは幅広いスタイルをもつ営業職の中でも古典的な手法であるため、職場は営業気質が強い傾向にあります。

在職社員も体育会系な雰囲気が多く、職場によって差異はありますが、売上目標に対するノルマ設定・売上争いなども盛んに発生すると考えられます。

向上心や対抗心を高く維持できる性格なのであれば、身体を動かせば動かすだけ成果として現れるフィールドセールスはやりがいを感じられる方が多いでしょう。

対して、営業は経験したいけどあまりにも成果主義・体育会系すぎると少し負担になってしまう様な方は、フィールドセールスと対局になるインサイドセールスの様な営業職を目指した方が良いでしょう。営業の中でも内向的な手法であるため自然と職場内は熱量が低く、ライバル争いなどもあまり盛んではありません。

営業職を目指すとしても種類によって職場環境や熱量が変わるので、自身の性格を分析してどのタイプが適しているかをよく見極めましょう。

フィールドセールスに転職するメリット・デメリット

次はフィールドセールスに転職することで感じられるメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット

・得られるスキルが多い
・自分にしかできないやりがいを感じられる

フィールドセールスは対面なので咄嗟に予想できない事態が発生する場合があります。その様な経験により

  • 柔軟な対応能力
  • 性格別のコミュニケーション能力
  • プレゼン能力
  • 信頼を積み上げる能力

これら多数のスキルアップを叶えることができるのは、電話やメールでは得られない経験ができるフィールドセールスならではです。

さらに「あなただから契約する」と言ってもらえる「人柄を売る」営業方法はフィールドワークでないと経験できません。自身の性格をアピールした営業手法を考えるのも、フィールドセールスのひとつの楽しさだと言えるでしょう。

デメリット

体力が必要とされる
・容量を掴むまで業務量に追われることもある

フィールドセールスは外回りが基本となるので、夏場・冬場にスーツを着ての営業は非常に厳しく、体力勝負の職種となります。年齢が高くなると厳しいと感じる場合もあるので、できる期間が限られている職種となるでしょう。

また移動に時間を取られるので業務に追われてしまう場合があります。容量を掴むまで早出・残業になることも多く、負担となることも考えられるでしょう。

フィールドセールスの将来性について

次はフィールドセールスの将来性についてです。

インサイドセールスの存在感が大きくなるにつれ「フィールドセールスは時代遅れ」と言われることが多くなりましたが、実際は将来性の高い職業だと考えられます。

しかしフィールドセールスを選ぶ上で将来性を潰してしまうような注意点もあるため、対処法も併せてひとつずつ解説していきます。

将来性があると考えられる2つのポイント

結論としてフィールドセールスは

  • 「フィールドセールスだからこそ」身に付くスキルがある
  • 対面の影響力・信頼力には勝てるものがない

これらの要因から、将来性のある職業だと考えられます。

「フィールドセールスだからこそ」身に付くスキルがある

メリットでもお伝えしたようにフィールドセールスを経験することで◎のスキルアップ向上が期待されます。

◎のスキルを向上させておくと、将来的に管理職・コンサル・フリーランス営業としての活躍も夢ではありません。さらに社内コミュニケーション能力向上も期待できるので、評価アップ・昇給を目指す手助けとなります。

将来のステップアップの面から見るとフィールドセールスは一度は経験すべき将来性が高いと職種だと言えるでしょう。

対面の影響力・信頼力には勝てるものがない

フィールドセールスの代替手法として挙げられるものに「インサードセールス」があります。

効率的に他社へアプローチすることができるため、人材不足に悩む企業も取り入れやすく、コロナ禍のオンライン対応にもってこいの営業手法です。

しかし人間は聴覚より視覚情報が与える影響の方が大きいため、フィールドセールスの「対面営業」が与える影響力・信頼感に勝るものはありません。

「文面では質問しづらい」部分も対面であればニュアンスで相手に伝えることができるので、企業の不安も解消しやすく成約jに繋がりやすいです。

実際に、2020年PRTIMESの記事による「企業のオンライン化実態調査(株式会社エヌ・ティ・ティ・データと共同調査)」では、【75%の企業が5割以上の営業活動をオンラインで進行している】というデータが出ています。

コロナ禍から3年以上経ちオンラインの便利さが提唱されている現在でも、フィールドセールスという営業手法は生き残っているのです。

業種次第では転職失敗の恐れも

フィールドセールスは得られるスキル・対面営業の魅力の高さから、営業職の中でも将来性のある職種だと言えます。

しかし、コロナ禍による影響は大きくインサイドセールスの存在感が大きくなっていることも事実です。

フィールドセールスという職種自体に将来性があったとしても、インサイドセールスや他の営業手法の方が適している業種を転職先に選んでしまうと

「うまく成果が挙げられない…」

「途中で部署移動になってしまった」

この様なのリスクが発生します。フィールドセールスを目指して転職するのであれば、リスクヘッジとして業種選びも慎重に行うことが大切です。

フィールドセールスに失敗しないための対処法

フィールドセールスは将来性のある職業だとわかりましたが、そもそもの転職先選びに失敗してしまうと元も子もありません。

フィールドセールスの転職で失敗しないようにするためには、全体を通して【情報量を増やす】【客観視できるような状況を作る」ことがポイントです。

具体的な方法としては

  • 転職エージェントの利用
  • 求人の複数応募
  • 多方面からの情報収集

これらを意識して転職活動を行いましょう。

転職エージェントの利用

客観視するためには第3者の意見を得ることはとても重要です。身内や友人に意見を聞いても良いですが、転職のプロである転職エージェントなら、プロの意見を取り入れながら

  • 雇用条件の正当性
  • 年収希望や確認しづらいことを代理で確認

この様なサポートも受けられることができます。

また選択肢を増やすためには入職先となる「企業の内定」を複数勝ち取らなければいけないので、そのアシスタントとしての対策も転職エージェントから受けることが可能です。

ただし転職エージェント利用の注意点として、対人なので相性があるという点があります。

担当エージェントは指名できず運次第のため、初回ヒアリングで「この人とはあまり相性が良くないかも…」と感じるのであればすぐにでも担当変更をするか利用するエージェント会社を変えることをおすすめします。

一度サポートを申し込んだのに変更するのは申し訳ないと思うかもしれませんが、エージェントも仕事なのであまり気にせずとも良いでしょう。

エージェント選びで自身の将来が大きく変わることの方が重要なので、遠慮せず相性のいい転職エージェントを選びましょう。

複数応募をする

複数求人に応募することで、年収・雇用条件・会社、面接の雰囲気など「比較」できます。

比較することで情報は増え、転職先を選ぶ材料となります。

しかし求人の応募はすればするほど情報量は増えますが、やりすぎると区別がつかなくなり、逆に判断が鈍るので注意しましょう。対策としてメモや手帳に「どこの企業に・どの条件で・何を経由して」応募したか残しておくと整理しやすく混同しませんのでおすすめです。

「覚えておくから大丈夫」と記憶だけを頼りにするのは止めておきましょう。

多方面からの情報収集

転職の情報は1つのサイト・求人情報が全て正しいとは限りません。

  • 複数社の求人サイト
  • 転職エージェントを2社〜3社
  • 企業説明会へ参加
  • 退職・在籍者が投稿する口コミサイト

この様なサイトを利用し多方面からの情報を精査することで、より精度の高い企業分析を可能とします。

フィールドセールスへ転職するならデジレカがおすすめ

数ある転職エージェントの中でも、「デジレカ」は、豊富な経験を持つコンサルタントからアドバイスを受けることが可能です。

特にデジタル業界への転職に強いパイプを持つので、デジタル業界のフィールドセールスを目指す人は利用が必須のサービスと言えるでしょう。

【デジレカ で受けられる無料の転職サポート】

  • 希望にあった求人紹介
  • 現役マーケターからの書類添削
  • 企業の採用傾向を踏まえた面接対策
  • 入職手続き・企業への交渉

初回面談はオンライン・対面どちらでも可能のため、自分にあったものを選ぶことができます。デジレカのサポートをうまく使って、内定率アップを目指し、理想の転職を叶えましょう。

まとめ

今回はフィールドセールスの職業情報でした。

「もう古い」と言われがちなフィールドセールスですが実際は将来性も高く、年収アップも狙いやすい職業です。

営業職の中でも営業気質が強い傾向にあるため、性格によっては負担に感じる方もいるため、自身の分析をしっかり行った上で転職を検討していきましょう。

フィールドセールスという職種自体には将来性がありますが、転職先選びに失敗してしまうと元も子もないので、転職エージェントも上手に活用することをおすすめします。

業種選びを徹底し「こんなはずじゃなかった…」と後悔しない満足のいく転職を目指しましょう。

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