DACの評判が気になっていませんか? インターネット広告業界で注目を集めるこの企業は、実は驚くべき成長率を誇っています。2022年度の売上高は前年比20%増の1,000億円を突破しました。
\転職を考える中で、DACの評判や実態を知りたいと思う方も多いでしょう。給与、福利厚生、そして実際に働く社員の声など、気になる情報は尽きません。
本記事では、DACの評判を徹底的に解剖します。年収や採用難易度、社員の声など、あなたが知りたい情報を包括的にお届けします。
転職サイト「デジレカ」の活用も、正確な情報収集には効果的です。 この記事を読めば、DACへの転職を検討する上で必要な情報が手に入り、より自信を持って判断できるようになるでしょう。
・DACの職種別平均年収
・働くメリットや待遇
・DACの転職傾向と対策
・DACに転職する重要ポイント
その他にも、最新の求人内容・広告業界としての立ち位置や将来性など、業界経験者が在籍するデジレカならではの専門的な情報から転職最新情報まで一挙に把握していただけます。
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DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の会社概要と特徴
【デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 企業情報】
企業名 | デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 |
代表者 | 田中 雄三 |
設立 | 1996年12月2日 |
本社 | 東京都渋谷区 |
従業員数 | 単体:1,727名(2022年4月時点) |
事業内容 | ・ メディアサービス事業・ ソリューションサービス事業・ オペレーションサービス事業 |
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)は、博報堂DYホールディングスの子会社のインターネット広告代理店です。
博報堂DYグループのデジタル戦略の中核として活躍し、主にメディア・ソリューション・オペレーション分野における事業を展開しています。
2018年8月に博報堂DYグループによるDAコンソーシアムホールディングスのTOB(株式の買戻し)に伴うDAコンソーシアムの上場廃止が決定され、2019年4月には博報堂DYデジタルとの統合によって新しいデジタルトランスフォーメーションの推進・サポート企業として生まれ変わっています。
実績としては、2022年にメタバース空間におけるプログラマティック広告配信サービス「MarketOne®XR」の提供開始など、目覚ましい成果もあげており、着々と成長をとげている新進気鋭の企業だと言えるでしょう。
次ではその特徴を詳しく解説していきます。
DACは時代の先駆けとなった総合インターネット広告企業
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社)は、博報堂DYグループの子会社で、DAコンソーシアムホールディングスの完全子会社です。
インターネット広告の釈明期であった1996年に、博報堂・ADK・デジタルガレージ・I&S BBDO・徳間書店の共同出資により、日本最大級のメディアレップとして誕生しました。
「デジタルの未来に、もっと力を」というミッションを掲げて、デジタルトランスフォーメーションが推進されている現代社会のトレンドに沿ってビジネスを成長させてきています。
DACの「デジタル社会の未来を創造する「テクノロジー」と「実行力」を持ったプロフェッショナルへ」というビジョンは、デジタルマーケティングを成長させる基盤となる重要な考え方で、社員の価値観として打ち立てているバリューに反映されています。
インターネット広告における総合的なサービスを展開
現在DACは、メディアレップとしての機能を主軸としつつ、DSPやSSP、DMPの開発および販売(アドテクノロジー領域)や、メディア運営・SMM・海外事業、また博報堂グループが抱えるクライアント案件に対する広告運用等、インターネット広告全般に対して総合的にサービス提供出来る体制を保有しています。
特に近年はアドテクノロジーを中心としたデータビジネス開発に力を入れており、自社開発のDMP「AudienceOne」や、子会社であるプラットフォームワンが開発・販売を行うDSP「MarketOne」を代表として、DACが抱えるアドテクノロジープロダクトの数は12にのぼります。
グローバルな事業展開も目覚ましい
DACではグローバル展開を2001年から手がけ始め、着実に勢力を広げてきました。海外事業においても、中国、米国、東南アジアを中心に、グループ各社と連携して事業展開を進めています。
グローバルビジネスの展開は近年精力的に進められており、2019年には韓国のデジタルエージェンシーを連結子会社として韓国への進出も果たしています。
・アジア/中国を中心とした海外市場での、現地企業との提携や、テクノロジーの輸出入
・日本企業の海外進出及びグローバル企業の日本進出における、マーケティング、プロモーション支援
・海外企業の日本国内の媒体への出稿、および日本企業の海外の媒体への出稿支援
・欧米におけるアプリプロモーション
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の強みは?
DACの強みその1:潤沢なリソース
DACの強みは、なんといっても潤沢なリソースを活かした事業領域拡大と技術力にあります。
日本最大級のメディアレップとして古くから日本のインターネット広告市場を下支えしてきたDACですが、アドテクノロジーの登場やデジタルマーケティング市場の拡大に伴う市況変化に対し、潤沢なリソースを基に事業提携、M&Aを展開、博報堂グループ各社を連結子会社するなどし、事業領域を広げることで柔軟な対応を続けてきました。
この対応は潤沢なリソースを持つDACだからこそ出来る拡大戦略といえるでしょう。
DACの強みその2:在籍社員のハイスキルな技術力
また、技術力を活かしたデータビジネス開発も同社の強みともいえます。
DACは社内にエンジニア・データサイエンティスト・データアナリスト等のスペシャリスト人材に加え、R&D機能を有しています。
デジタルマーケティングにおけるトレンドや最先端のテクノロジーに関する調査・研究・開発を積極的に行いプロダクトの積極展開を可能にするでしょう。
DACの強みその3:在籍社員のハイスキルな技術力
DACは事業展開を加速するため、デジタルマーケティングに関連する数々の認定の取得を進めています。
・Facebook公式APIパートナー
・Twitter DMP公式パートナー
・Instagram Partner
・LINE Account Connect部門 各種 Partner ”Diamond”
・LINE Biz Partner Program Technology Partner 各種
また、2021年にはLINE Biz Partner Program Planning Partner、Spotify Advertising PARTNERに認定され、百度 2020年度優秀代理店としてグループとして6度目の受賞を果たしています。
受賞歴も積み上げてきたものが増えていることから、高い信頼性のある企業として注目されるようになっています。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の価値観は?
DACで働く上では、社員の持つべき価値観にマッチするかどうかが重要なポイントです。
DACでは以下のバリューを掲げて社員の行動指針を示しています。
- DAC Pride 先駆者としての誇りを持とう。
DAC Brand 信頼を勝ち取ろう。
DAC Strength 知見や経験を磨こう。
DAC Partnership 強い絆を結ぼう。
DAC Creativity いつも創造し続けよう。
デジタルトランスフォーメーションを牽引する企業としてのプライドとブランド意識を持ち、世界から信頼される技術力と想像力を持つ意識が重要視されています。
パートナーシップがあってこそのビジネスなので、絆を大切にする顧客視点での働き方も求められます。
このようなバリューに共感できる人にとってDACはなじみやすく、やりがいのある仕事を続けられるでしょう。
どのような職種を希望する場合でも、デジタルエキスパートとしての躍進を考え、ココロを動かす価値を創造していきたいという気持ちを持っている人にとって魅力的な企業です。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)で働くメリットは?
DACで働くメリットとして、広告主・媒体社それぞれに幅広くソリューションを提供しているため、インターネット広告領域において横断的にキャリアを積める可能性が高い事が挙げられます。
また博報堂グループとして大規模案件に関われる点も魅力的でしょう。
DACは、メディアレップとしての機能のみならずアドテクの販売や広告運用などを通し、広告主側にもソリューションを提供しています。
そのため通常のネット広告専業代理店であれば、DACのようにバイサイド・セルサイド双方を跨いだソリューション提供を行うことは少なく、DACで働く大きなメリットと言えます。
また、博報堂グループだからこその、莫大な予算を持つクライアント案件に携われる事ができるのも特徴です。
デジタルマーケターは関わる案件の予算額がキャリアに大きく影響します。出来る限り大きなクライアント案件に携わる事が重要でしょう。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の年齢・職種別平均年収は?
DACの平均年収を全体平均・職種・年齢に分けて解説していきます。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の平均年収
【DAC 会社全体の平均年収一覧】
サイト名 | 年収レンジ |
ライトハウス | 540万円 |
Open work | 547万円 |
DACの全体の平均年収は540万円台となり、日本国内の平均年収461万円よりは高い基準となっています。
DACでは数年前に給与改訂があったようで、新卒でも初任給30万円からのスタートと設定されているので、即戦力である中途採用の場合もそれなりの経験を考慮した額が提示されることが予想され、実際に転職者の年収は400万円~650万円程度に上昇しています。
給与形態の特徴としてはみなし残業代が含まれますが、よくあるみなし残業の時間範囲内に業務を固定される形ではなく、所定の30時間以上を超えるとしっかり支給があるようです。
いずれにせよ経験考慮がある程度可能なので、転職時に大幅な年収ダウンの心配はなさそうです。昇給に関しては明確な基準があり頑張り次第の正当な評価となる様なので、転職後のアップは自分次第となるでしょう。
【DAC 職種別年収一覧】
サイト名/職種 | 営業職 | 企画/事務職 | クリエイティブ職 | エンジニア職 | プランナー職 | マーケティング職 |
ライトハウス | 538万円 | 542万円 | 550万円 | 605万円 | − | − |
Open work | 541万円 | − | − | 539万円 | 538万円 | 630万円 |
職種別の平均年収に関しては、各口コミサイトを参考にしてみると、各サイト同基準の額となっています。
エンジニア・企画・クリエイティブは平均的な年収レンジとなりますが、営業職は場合によっては低いと感じる場合もある額です。エンジニアのマネジメントクラスになると700万円近い年収を期待できます。
【DAC 年齢別年収一覧】
サイト名/年代 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 |
ライトハウス | 526万円 | 567万円 | 681万円 |
年代別の平均年収を見ると、20代後半〜30代前半までの額に変動が少なく、昇給の難易度が少し高いことが予想されます。
30代後半になるとリーダーや管理職ポジションに就く可能性もあるので、平均年収は681万円とアップしていることがわかります。
DACの給料の特徴として若年層が高いという点がありますが、実際にその評判は変わりないようです。20代〜30代で転職を検討している方は年収アップを叶えることも可能と言えるでしょう。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の福利厚生
DACの福利厚生は非常に充実しています。
自己啓発関連サービス利用補助
身だしなみ補助
住宅補助
奨学金補助
通信費補助
余暇活動支援(リゾート・レジャー施設などの利用補助)
書籍購入代支援
ITデバイス購入補助
両立支援(育児/介護関連サービス利用補助)
健康支援(医療費/ビューティサービス利用補助)
財経保険支援(保険料j補助/持株拠出掛金補助)
法定内の福利厚生以外にも、奨学金や通信費補助・レジャーや美容費補助・介護・育児関連補助まで仕事と生活に関する一通りの福利厚生が充実しており、在籍社員はかなりのメリットを感じられると言えるでしょう。
特に育児関連は育休取得率100%で、育休復帰後も在宅勤務も利用をしながらの就業を行うことで、保育園の送迎をしやすい環境で働くことが可能となっています。
もちろん性別に限らず育休の取得は可能なので、子育て世代もライフワークバランスよく勤務することができ、長い目を持って勤務することが可能な職場環境です。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の評判は?
DACの評判を口コミサイトを参照に解説していきます。
・キャリア育成の制度は少し満足を得づらい部分がある
DACの評判の総評としては、職場環境や働き方についての好評が多く悪い評判については人員育成についてのものがいくつか挙げられていましたが全体的な割合としては少なめです。
では、良い評判と悪い評判に分けて詳しく解説していきましょう。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の口コミ
悪い評判
・人員補充後の既存社員のフォローが少ない
悪い評判としては、転職後の指導環境が整っていないと感じた方が多く、新卒〜第二新卒出代からすると成長しづらい部分があるようです。
そのため長期的なキャリア形成を自己で完結できる能力や即戦力として転職後すぐに活躍できるある程度のスキルは必要となりそうです。
また、教えてもらう環境がない要因のひとつは業務量の多さによる忙しさが原因であるため、上司や先輩のタイミングを上手に察することのできる質問力を持っていれば苦と感じることも少ないと考えられます。
良い評判
※サブタイトルボックス:株式会社DAC 良い評判
・大手代理店のグループ会社の恩恵がある
・一人に対する裁量権が大きくやりがいがある
・休みが比較的とりやすく残業も調整が可能
良い評判としては、まず業務に関しては年齢に関係なく大きな仕事を任されることもあり、責任感はありながらやりがいを持って取り組むことができるという内容がありました。
博報堂グループという土台があるため、案件獲得も比較的スムーズなようで、営業職の場合、ある程度のノルマや目標はあることは見受けられますが「必死に仕事をとらなくては」というプレッシャーはそこまで感じられないそうです。
さらに前述でも解説したように福利厚生が非常に充実しているので、忙しい時期はありつつも有給取得はしやすく、残業も個々の裁量で調整が可能な環境となっているようです。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の転職難易度
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の転職難易度は比較的高いとされています。理由としては、DACが広告業界大手の博報堂DYグループに属しており、デジタルマーケティングやアドテクノロジーに特化した企業として専門性が高いポジションを多く抱えているからです。特にデジタル領域の広告運用や技術開発の経験者が求められる傾向が強いです。
転職希望者には、業界経験やスキルに加えて、デジタルマーケティングの知識やデータ活用能力が求められることが多く、各ポジションに応じた専門知識や実務経験が評価されます。また、異業種からの転職も可能で、研修などのサポートも充実しています。
面接では、短時間で要点を明確に伝える能力が重視されるため、準備が必要です。また、結論を先に述べる「結論ファースト」の回答が推奨されます。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)に転職と採用のポイント
DACでは、未経験者・経験者それぞれ通年で複数ポジションにおいて募集を行っています。
未経験者の場合
「デジタルマーケティング業界でキャリアを築いていきたい理由」
「キャリアビジョン」
「応募職種の志望理由」
「DAC志望理由」
こちらの内容が質問されるため注力しておきましょう。
さらにDACではオンラインで選考を始める仕組みを取り入れているのが特色です。
会社説明会動画を視聴した後、履歴書などの書類と合わせて自身のウェブ動画を送って選考を受けた後、適性検査を受けた後で合格した人だけが面接を受けることが可能です。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の面接対策
面接回数は通常3回を想定されており、非常に多くの応募者に対して日々面接実施していることもあるため、一次面接に関しては30分程度の所用時間となっています。面接内容は単調に進行されるケースが多いため、限られた時間で簡潔に・論理的な回答をすることが重要となります。
また、未経験者の選考ではグループディスカッションが設けられる場合があります。複数回の面接を経てまとまった人数の候補者がいたときにはポジションの獲得競争があると認識しておく必要があるでしょう。
全体を通した面接の雰囲気としては、アットホームな雰囲気もなく人によっては他社との雰囲気の違いに萎縮してしまう人もいます。
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の転職におすすめの転職エージェント
DACへの転職は、業界特化の転職サポートを行う「デジレカ」がおすすめです。
まとめ
DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)は、インターネット広告業界をリードする総合企業として、多くの求職者から注目を集めています。
DACの強みは、潤沢なリソースと在籍社員の高いスキル、そして革新的な企業文化にあります。これらの特徴が、同社の競争力と成長を支えています。
年収面では、業界平均を上回る水準を維持しており、特に経験者や専門性の高い職種では高待遇が期待できます。また、福利厚生も充実しており、従業員の働きやすさに配慮されています。
評判については、良い面と悪い面の両方がありますが、全体的にはポジティブな評価が多いようです。特に、先進的な技術や業界知識を学べる環境が高く評価されています。 転職を考えている方にとって、DACへの入社は難易度が高いものの、キャリアアップの大きなチャンスとなる可能性があります。
面接対策としては、自身のスキルや経験をアピールすることが重要です。
最後に、DACへの転職を検討されている方には、デジレカなどの転職エージェントの活用をおすすめします。専門的なアドバイスを受けることで、より効果的な転職活動が可能になるでしょう。 DACは、デジタル広告業界で活躍したい方にとって、魅力的な選択肢の一つと言えます。自身のキャリアプランと照らし合わせ、慎重に検討してみてはいかがでしょうか。