DFOとは-その意味とデータフィード広告、企業について-

アドテクノロジーの発展により様々な広告手法が開発されていますが、近年配信量が増加しているのがデータフィードを用いた広告手法です。
しかし導入・運用は非常にハードルが高く、そのハードルをクリアし、広告配信に向けて最適な状態にする事をDFOと言います。本日はDFOについてまとめました。

「DFO(Data-Feed-Optimization)」とは、データフィード最適化のこと。

そもそもデータフィードとは、ECサイトを代表とする、多くの商材を使うサイトの商品アイテム登録に必要な多数の商品・サービスデータを配信フォーマットに変換したものです。
よりかみ砕いて説明すると、ECサイトなどにおいては、商品データをまとめ
それぞれの配信先(楽天やAmazon、etc)のフォーマットに適合させそのデータを最新に保つ必要があります。
これらを配信フォーマットとして一つにまとめたものを、データフィードと言います。
ちなみに、データフィードは通常、商品をアップする先の媒体が増えれば増えるほど
それぞれに最適化されたデータフィードを作成する必要が生まれ、工数がかかります。
これらの煩わしい作業を自動化するためのツールをDFOツールと呼びます。

データフィード広告とは

複数の広告配信媒体に、データフィードという仕組みを適応させ、データを自動で変換し配信する広告サービスです。

閲覧商品や関連商品を抽出して広告配信が出来るので、広告運用の利便性が向上します。
配信を行う上での最大のメリットはなんと言っても「顧客の興味分野に合った広告を表示することが出来ること」でしょう。

AmazonやZOZOTOWNで商品を閲覧した後、別サイトでも先ほど閲覧した商品が表示されたことがあるように、興味との関連性が高い商品広告を表示されると、ユーザーのクリック率は当然ながら上がります。

これまでの広告は、広告配信側が一方的に配信するのが一般的でした。しかし、データフィード広告が登場したことによって、ユーザー目線で有益なコンテンツを配信できるようになっています。

最近はコンテンツブロッカーなど、広告を抑制するような動きも出てきていますので
今後は双方にニーズのあるような広告配信手法が増えるのではないでしょうか。

DFOツールを提供している会社

コマースリンク株式会社

コマースリンク株式会社はプロダクト開発だけではなく、広告運用代行など企業のデジタルマーケティング領域を幅広くご支援している会社です。
プロダクトはDFOツールである「DFOマネージャー」だけでなく、O2O・来店促進サービスの「monococo(モノココ)」や
自社ECサイトへのアクセス流入を支援する「ショッピングサーチ.jp」などを運営しています。

株式会社ユニヴァ・ペイキャスト

株式会社ユニヴァ・ペイキャストは2001年に設立された決裁代行サービスを中心にデジタルマーケティング支援を行っている企業です。
2014年2月にデジタルマーケティング支援ツール群である「Gryo-n(ジャイロン)」をリリースしており、
その中にDFOツールである「Gryo-n DFM」があります。
データフィード広告の最大手である「Criteo」の認定代理店になっており、同社のスタッフの方が導入から運用までを一括でサポートしてくれます。
また、「Gryo-n DFM」は2015年12月にサービスを開始しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ユーザーのインターネットに関する知識も上がっており、広告がクリックされにくくなった世の中ですが、
今後はデータフィード広告のように、ユーザーの行動をもとに広告を配信することがクリック率を上げるためには重要になってくると思います。
また、広告戦略を考えるデジタルマーケターのキャリアを目指す際は、ユーザーがクリックしてくれるような広告クリエイティブを作成する事が今後重要になってきます。

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