よくSEOと混同されがちなSEMですが、デジタルマーケティングにおいては、デジタルマーケティング業界全体の市場規模の中でも、多数を占め得る重要な領域です。今日は、SEMについてまとめました。
SEMとは、検索エンジンマーケティングのこと
SEMとは、Search Engine Marketingの略で、検索エンジンマーケティングのことです。
検索エンジンマーケティングとはすなわち、
SEO(検索エンジン最適化)とリスティング広告(検索連動型広告)のことです。
これらの総称がSEMという事になります。
「検索エンジンから自社サイトへの流入を促すためのマーケティング手法」という認識で問題ありません。
SEOとの違い
上述したように、SEOとリスティング広告の総称のことをSEMといいます。その為、SEOはSEMの手法のうちの一つということになります。SEOは、webサイトの上位表示を目指すwebマーケティング手法の一種ですが、SEMは、そのSEOに加え、リスティング広告(検索連動型広告)も含めたマーケティング手法になります。SEOとリスティング広告それぞれについて、下記にて解説します。
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略語で、日本語では『検索エンジン最適化』を意味します。
GoogleやYahoo!などの検索エンジン(検索サイト)で、特定のキーワードで検索した際(自然検索結果)に、Webサイトが上位に表示されるよう行う手法や対策のことです。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面に表示されるテキスト広告で、クリック課金型広告(PPC広告)の一種です。
ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される仕組みになっており、
現在は、
Yahoo!が提供している「Yahoo!プロモーション広告」
Googleが提供している「GoogleAdWords」
上記二種が主となっています。
SEMに強みを持つ代表的な企業例
アイレップ
アイレップは、国内SEM市場トップシェアを誇るSEM特化のデジタルエージェンシーです。博報堂DYグループである、D.A.コンソーシアムホールディングス(DAC、アイレップ等を中心とした持ち株会社)の子会社に当たります。設立20周年になりますが、年々成長を遂げています。
また、インドネシアや中国、ベトナムに子会社を設立し、グローバルファームへの道を歩み始めています。
今後も運用型広告を中心に、圧倒的な規模とノウハウを活かし、世界有数のデジタルマーケティング企業へと展開を目指します。
株式会社DAサーチ&リンク
DAサーチ&リンクは、電通、ADK、Xaxis(WPPグループ)のによるジョイントベンチャーで、SEM領域をベースに、運用型広告全般に強みを持つデジタルエージェンシーです。電通グループとして、電通デジタルやCCI等と連携しながら電通グループの運用型広告領域を担っています。直近5年間の年平均成長率23.3%と、着実に大きな成長を遂げています。また、広告会社には珍しくワークライフバランスにも配慮がされており、残業時間は、平均20時間以下、所定労働時間も7時間など働きやすい環境提供にも努めています。
まとめ
如何でしたでしょうか?基本的な概念から、SEOとの違いから、代表的な企業例までまとめました。SEMは、日々変化の激しい領域です。常に最新の情報をキャッチアップ出来るようにしておくことをお勧めします。
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