マーケティングを実施する際に非常に重要なのが、まずは情報やデータを収集することです。常に情報感度を高くして、情報のシャワーを毎日浴びながら情報を収集し、必要な情報を取捨選択することが必要になってきます。しかし、ただ闇雲に情報を収集しただけでは、マーケティングに役に立つとは言えません。情報をマーケティングに生かすには、情報を取捨選択し、まとめていく作業が必要になります。そこで有効的な分析フレームワークが、PEST分析になります。
PEST分析のPESTとは
PEST分析のPESTとは、Politics/政治的要素、Economy/経済的要素、Society/社会的要素、Technology/技術的要素の4つのことで、それぞれの英語の頭文字をとってPESTと呼ばれています。
政治的要素とは、アメリカ大統領選挙であったり、消費税などの法律改正、オリンピックも国の方針で決められているので、この要素です。
経済的な要素は、経済成長、為替レート、インフレ率、および金利が含まれます。
社会的要素は、カルチャーを左右するものです。例えばパリコレでどういうカルチャーが出てきたか?や、今のニューヨークのスイーツトレンドは?などといったことです。
技術は、5Gの技術や、ドローン、空飛ぶ自動車、宇宙開発などラスベガスで行われるCESなどのIT展示会で出てくるような技術です。
このPESTのフレームワークを使うことで、情報がきれいに整理され、分類されていくことが目的です。そして、これらの外部環境が、現在または将来にどのような影響を与えるか、予測をするために使うことができます。
このフレームワークで重要なのは、あらゆるジャンルの、さまざまな事象について整理することです。その会社のジャンルだけの情報でなく、例えばまったく関係のないファッションやグルメの情報からも将来のヒントが得られる可能性があります。