デジタルマーケティング業界の方であれば一度は聞いたことがあるCookie。
ご存知の方も多いと思いますが、Cookieはブラウザ上でしか付与することが出来ず、アプリ広告上でCookieと同様の働きをする識別子はCookieとは異な広告IDにといいます。本日は広告IDについてまとめました。
広告IDとは、アプリベンダーに提供される広告用の端末識別IDのこと
広告IDとは、AppleやGoogleなどのプラットフォーマーからアプリベンダーに提供される広告用の端末識別IDの事です。
広告IDはアプリ専用で、Webブラウザには非対応の為、スマホアプリ広告配信時のリターゲティングなどに活用されます。
※反対に、webブラウザ上でのターゲティングに用いられているのは、Cookieです。
OS毎の広告IDの名称と、広告IDが生まれた背景について
現在は顧客の識別に広告IDが使われていますが、以前は端末識別IDを使った顧客の識別が主流であり、Appleの端末識別IDはUDID(Unique Device IDentifier)、GoogleではAndroid IDと呼ばれていました。
しかし、端末識別IDはオプトアウト出来ないという点がプライバシーの問題に関わるとして、2011年ごろから徐々に廃止されています。
この動きによって生まれたのが広告IDです。
広告IDもプラットフォーム上からアプリ開発会社へ付与されますが、ユーザーが自由にオプトアウトすることも可能で、プライバシーの保護性も高いです。
Appleの広告ID、IDFA(Advertising Identifier)、Googleの広告ID、AAID(Google Advertising Identifier)と呼ばれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ハードルは高いと思いますが、アプリとブラウザの両方のデータを保有できる広告IDの発行が可能になれば、ブラウザ上のデータを用いてアプリ広告で刈り取るなど、マーケティングの幅がより一層広がりそうです。