Twitterを中心としたSNSメディアで、企業アカウントの開設が増えています。
消費者の何気ない投稿から、消費者のニーズを捉えることが可能で、広告費をかけないマーケティング手法として注目されています。
そこで本日はSMMについてまとめました。
SMMとは、ソーシャルメディアを用いたマーケティング手法のこと
SMMとは、ソーシャルメディアマーケティングの略で、ソーシャルメディアを用いたマーケティング手法のことです。
現状の三大ソーシャルメディアは、twitter・facebook・Instagramになります。
これらのプラットフォーム上で、広告配信・企業公式アカウントの運用、キャンペーン展開などを行います。
スマートフォンの普及に伴い、ソーシャルメディア上でのマーケティング活動の重要性は年々増しており、多額の予算投下を行う企業も増加しています。
ソーシャルメディアを上手く活用し、クチコミを伸ばした伊勢半の事例~クチコミを活用したソーシャルマーケティング~
同社はもともと@cosmeの評価は高いが、ブランディングにうまく活用できていないことが悩みでした。
そこで、ユーザー評価が高いことを顕在化するためにソーシャルメディアを使用し、結果的に@coame以外のクチコミが数千単位で増えた事例です。
まずはソーシャルメディアが良くてもWebサイトがイマイチだと、ユーザーが離れると考え、ソーシャルの運用を開始するタイミングでWebサイトをソーシャルのコメントを改善しています。
独特なキャラ設定はブランド立ち上げ当初から決まっており、「人間界の女性に美を教える伝道師」というキャラ設定も分かりやすくブランドや世界観の確立に一定の役割を果たしている、と考えます。
このようにブランディングと世界観を両立しつつもユーザーとのオンラインコミュニケーションは接客と考え、リプライには返信を、更に好意的なツイートをしたユーザーにはDMでメッセージを送るようにしています。
時にはキャンペーンをSNS上で告知する場合もあり、DMPを使って、既存顧客の類似拡張オーディエンスをターゲットにFacebookキャンペーン広告を実施すると、コンバージョン率が35%と高い獲得率になることもあります。
更に、商品を認知し購入してもらうだけでなく、ブランドとしての認知の幅を広げようと、伊勢半のSNSアカウントの投稿をまとめたファンサイトを開設しています。この施策の効果としては、ブランド認知の向上です。
ほかのブランドを知るきっかけにもなっており、アンケートを定点観測してみると、以前は1つのブランドしか購入していなかったユーザーが、複数のブランドを購入するようになるなどの効果も出てきています。
結果的に、クチコミが数千単位で増えたことでユーザーが商品を選ぶきっかけにも利用され、更に良いクチコミが増えるという好循環が生まれています。
この事例のポイントとしては、
・ブランド作りには日々お客様とコミュニケーションを取る事が重要
・分かりやすい世界観の構築
・お客様のクチコミが購入の判断材料になっている
・数字のKPIを意識しすぎない(ブランドイメージが崩れる恐れがあるため)
だと考えられます。
ブランド形成は一朝一夕で出来るものではなく、日々のリプライには答えるなど、細かなところにもしっかり対応することが大事になってきます。
また、ブランディング施策に”売り”要素を入れてしまうと、ブランドイメージの毀損につながりユーザーが離れる可能性も高いので、レスポンス系の施策とブランディング施策はそれぞれ別のKPIを設けることも重要です。
引用ならびに参照:『Web担当者フォーラム』この商品みんなに伝えたい!クチコミしたくなるブランド「ヒロインメイク」のソーシャルキャンペーン
ソーシャルメディアマーケティングを支援している主要企業一覧
株式会社トライバルメディアハウス
株式会社トライバルメディアハウスは2007年に設立し、2008年にネットイヤーグループ株式会社の子会社になりました。
事業としては、ソーシャルメディアを基軸として企業のマーケティング活動を支援しています。
その他、共創マーケティングプラットフォーム「ココスクウェア」、クチコミ分析ツール 「ブームリサーチ」 、ソーシャルメディア統合管理ツール「エンゲージマネージャー」など、様々なサービスとソリューションを提供しています。
株式会社メンバーズ
株式会社メンバーズは1995年に設立し、2017年には東証一部上場を果たした企業です。
Webサイト、ソーシャル、モバイル、アプリなど、広範囲にわたって企業のデジタルマーケティング運営支援を総合的に行い、サービスの一部にソーシャルメディアの立ち上げや運用代行サービスを提供しています。
アライドアーキテクツ株式会社は2005年に設立された会社で、2013年にはマザーズへ上場を果たしています。
事業としてはSNSを使用したデジタルマーケティング事業の他に、SNSを駆使した越境ビジネス支援、モニター品をお得に試せる「モニプラ」というサイトの運営も行っています。
株式会社ガイアックス
株式会社ガイアックスは1999年に設立された企業です。
「Empowering the people to connect ~人と人をつなげる」ことをミッションに創業、現在はソーシャルメディアとシェアリングエコノミーに注力し、法人向けのBtoB事業と一般消費者向けのCtoC事業を展開しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ソーシャルメディアマーケティングの目的は、あくまでもファンを作るためのきっかけ作りです。
iPhoneにコンテンツブロッカー機能が加えられたように、消費者も広告に対して敏感になっているので、より広告と思われないようなプロモーションを考えることが重要です。