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DSPとは-デジタルマーケにおける役割とその仕組み、企業一覧-

今やデジタルマーケティング業界でも定番となったDSP。昨今では漫画村問題やアドフラウド問題などで逆風が吹きつつありますが、デジタルマーケティングにおいて重要な位置づけである事に変わりはありません。今日は、DSPについてまとめました。

DSPとは広告主の広告効果を最大化するプラットフォーム

DSP(Demand-Side Platform)とは、ディスプレイ広告の一種である「DSP広告」を出稿するためのプラットフォームです。
広告主の広告効果、費用対効果を最大化させるためのプラットフォームとして利用されています。また、広告が掲載される媒体の広告効果を最大化させるためのプラットフォームは「SSP(Supply-Side Platform)」と呼びます。

DSPの概念図、アドネットワークとの違い

※アドネットワーク=広告掲載可能なサイトの広告枠を束ねたネットワーク

DSPの登場により、広告主は枠から人に広告を出稿する事が可能になりました。
また、広告出稿に関わる作業を自動化する事で、業務負担を緩和する事を可能にしました。

アドネットワークとの違いは、アドネットワークはアドネットワーク自体が広告の配信枠を保有していますが、DSPはDSPそのものが配信枠を保有しているわけではありません。配信枠を保有するアドネットワークを束ねて、それぞれの配信枠に対して最適な広告出稿を可能にするプラットフォームです。

具体的に理解を深める為に、DSPの仕組みについて説明します。

DSPの仕組み

①ユーザが広告枠を保有しているサイトに来訪
②サイトを訪れたユーザー情報(居住地や年齢、過去のweb上の行動履歴等)を検知し、広告を表示したいとSSPにをリクエストします。
③SSPがDSPに、どのDSPが広告出稿するのか、オークションを行うようリクエストを出します。
④各DSP内での入札結果がSSPに送信されます。
⑤入札を勝ち取ったDSPの情報がサイトに通知されます。
⑥サイトが入札を勝ち取ったDSPに対して、広告配信のリクエストを出します。
⑦DSPからサイトへ広告が配信されます。

主要なDSP企業一覧

株式会社フリークアウト

フリークアウトは、「人に人らしい仕事を。」を企業理念に唱えるマーケティングテクノロジー企業(アドテクベンダー)です。DSP/RTBを日本で初めて事業化する事に成功し、創業からわずか3年9ヶ月で東証マザーズへ上場しています。デジタルマーケティング業界の中でも、人材の優秀さと、技術力の高さは広く知られています。2016年には国内有数の広告枠在庫を持つLINE社と資本業務提携契約のうえ、LINE広告プラットフォーム事業を共同運営していく事が決まりました。海外事業にも強く、タイ・インドネシア・ベトナム・マレーシア・フィリピン・トルコ・イラン・インド・台湾に拠点を展開しています。共同創業者で現フリークアウトホールディングス(フリークアウトの持ち株会社)取締役国内広告事業管掌 兼 新領域事業管掌の佐藤 裕介氏は、次世代を代表する起業家・投資家として各メディアでも注目を集め続けています。

Supership株式会社

Supership株式会社は、2015年に株式会社スケールアウト、株式会社nanapi、株式会社ビットセラーの3社が合併して誕生したデータテクノロジーカンパニーです。2017年には、アップベイダー株式会社、株式会社Socketも吸収合併しています。
KDDIグループであり、KDDIの持つ豊富な1stパーティーデータと実験予算が強みです。
・アドテクベンダーとしての広告事業
・パブリッシャーとしてのインターネットサービス事業
・KDDIのオープンインターネット戦略の一つである「Syn.」構想としてのプラットフォーム事業
3つの領域で事業展開を進めています。元ライオンのデジタルマーケター 中村氏がCMOに就任したことでも話題になりました。

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社

ソネット・メディア・ネットワークス(SMN)は、ソニー傘下のアドテクノロジーベンダーです。主力事業のDSP「Logicad」は、国内トップクラスのシェアを誇ります。今後も、同社の独自技術である人工知能「VALIS-Engine(ヴァリス・エンジン)」を核としたデジタルマーケティング領域での新規事業の展開を加速させる方針です。2015年12月には東証マザーズへの上場を果たしています。

株式会社マイクロアド

マイクロアドは、サイバーエージェントグループでDSPの開発販売を行うアドテクノロジーベンダーです。DSPベンダーから、データプラットフォームベンダーへの変換を目指し、基幹事業であったDSP SSPプロダクトに加え、データプラットフォーム「UNIVERSE」の展開を開始しています。また、2016年にはソフトバンクと資本業務提携をし、マルチチャネルよりデータの取得を可能とする体制構築に励んでいます。クライアント数は2万社を超えており、創業当初より提供を続けているDSP「MicroAd BLADE」の業界内知名度はとても高いです。

まとめ

如何でしたでしょうか?DSPは、プログラマティックな広告取引を実現するとても便利なプロダクトである分、解決しないといけない課題も沢山存在しています。一方、後半にご紹介したDSPベンダー各社は、常にプロダクトのアップデートに励んでいます。デジタルマーケティング業界の進化はプロダクトベンダーが牽引していくものです。DSPを始めとして、アドテクノロジーの今後に期待です。

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