板倉隼氏と中島琢郎氏が共同で創設したデザイン会社であるtacto株式会社は、UI/UXをメインに、WebサイトやアプリのUI/UX改善に基づくブランディングのプロジェクトを手掛けています。
本記事では、同社の転職情報について解説していきます。
tacto株式会社がどのような会社か、どのような人材を求めているか、自分にあった会社かどうかを判断してください。
tacto株式会社ってどんな会社?
(引用:taco株式会社 公式HP)
まずはtacto株式会社の特徴について解説していきましょう。
企業概要
【tacto株式会社 企業情報】
企業名 | tacto株式会社 |
代表者 | 中島琢郎 |
設立 | 2020年8月 |
本社 | 東京都品川区上大崎4丁目5-28MEGUROHAUS 601 |
事業内容 | デザイン業およびデザインに係るコンサルティング業 |
(引用:tacto株式会社 公式HP)
創設者の2人について
板倉隼氏はアメリカでデザインを学び、Deloitte Digitalなどでキャリアを積みました。日本のデジタルデザイン改善を目指し2017年に帰国、その後に中島琢郎氏とtacto株式会社を設立して現在に至ります。
板倉隼が日本で起業しようと思った理由は、日本のデジタルデザインの遅れへの危機感と、それを変えたいという強い思いからです。アメリカでのキャリアを通じて、彼は日本のデジタルデザインがグローバルな基準に達しておらず、非常にダサく、使いにくいと感じました。
とくに、アメリカでの経験から、デザインがユーザー視点に立っていないことや情報が過剰に詰め込まれている点が気になっていました。そして日本は美しいものづくりの国でありながら、その良さをデジタルデザインに反映できていないことを問題視するようになりました。こうした背景から、彼は日本のデジタルデザインを変えるために2017年に帰国し、起業を決意しました。
中島琢郎氏は、2009年から外資系広告会社で経験を積み、ヤングカンヌ日本代表に2年連続選出され、カンヌライオンズで入賞しています。その後クリエイティブ業に転向し博報堂アイ・スタジオに勤務しました。
二人は、tacto株式会社の共同創業者で、板倉氏がCEO(最高経営責任者)、中島氏がCCO(最高顧客責任者)となります。前職の博報堂アイ・スタジオで同じ部署に勤務し、板倉氏が中島氏を誘う形で、日本のデジタルデザインの認知を世界に広げることを目指して同社の設立にいたりました。
求めている人材は?
tacto株式会社が求めている人材は、ウェブサイトやアプリケーションなどのユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を設計する役割を担うUI/UXデザイナーです。
凝り固まった視点をほどき、新たな体験を創造することで行きづまりや閉塞感を乗り越えることを目指した需要であり、多角的な視点と創造性と従来の枠にとらわれない発想力が必要だと板倉氏は考えているようです。
プロダクトやサービスのデザイン、ブランディング、ビジネスデザインにおいて実践的なデザインスキルと戦略的思考を持ち、デザイナーとストラテジストが協力して最適なアウトプットを目指す環境で働けることが求められるでしょう。
加えて、米国で20年の経験を持つデザイナーの板倉によって設立された背景から、日本のデザインを変革し、グローバルでの立ち位置を高めるために国際的な視野を持つ人材が歓迎されます。
さらに、プロジェクトごとに様々なプロフェッショナルと協力するため、チームワークを重視し、他の専門家と効果的に連携できる能力が求められます。
ブランドやサービスの存在意義や社会への影響を言説化・可視化するために、高いコミュニケーション能力も必要です。tacto株式会社への転職を叶えるためには多岐にわたるサービスを通じて、新しい価値を創造できることにつながるスキルや自己PRを検討しましょう。
業務内容
tacto株式会社は、ユーザーの視点に重点を置いたデザインを中心に、サービスの企画や商品開発などをしています。
ほかにも顧客の要望に合わせて、ウェブやアプリの使いやすさを設計したり、ブランドのイメージ作りやコンセプトを提案しており、幅広い業務内容であることが見受けられます。
自動車業界の有力メーカーによるスマートシティプロジェクト、アパレル業界や宇宙関連ビジネスなど、大手企業を対象に多様な分野の案件を手がけています。
グローバルな案件にも携わる機会があり、国内とは違う貴重な経験を積めることも転職の大きなメリットと言えるでしょう。
「Unlock Another Angle.(視点をほどく)」という企業理念のもと、ストーリーを起点とした新しい体験づくりを通じて、様々な行き詰まりや閉塞感を乗り越えるためのデザインコンサルティングサービスを提供しています。
デザイナーとストラテジストのペアに加え、プロジェクトごとに様々な専門家を起用し、一貫性のある最適なアウトプットを目指していることが見受けられます。
tacto株式会社の待遇
次はtacto株式会社の待遇面を見ていきましょう。
年収
【tacto株式会社 会社全体の平均年収一覧】
株式会社マスメディアン | 年収650万円 〜 1,500万円 |
tacto株式会社の年収は650万円から1500万円で、基本給に加えて固定の時間外手当が含まれます。実力主義に基づいた評価制度で、経験や成果が考慮されるようです。
業績による決算賞与も支給され、年収アップのチャンスが豊富です。福利厚生も充実しており、通勤交通費や社会保険、スキルアップ支援など、社員の働きやすさを重視しています。
福利厚生
福利厚生の特徴は、通勤交通費の支給や社会保険加入、健康診断や書籍購入制度があることです。
オフィスは固定の席ではなく、空いている席を自由に選んで働くワークスタイルで、気分転換をしながら働けるので、モチベーション維持や気分転換がしやすい環境と言えるでしょう。
また、キッチンではお菓子や軽食、飲み物が提供され、屋上スペースからは目黒川が一望でき休憩のときもしっかりリフレッシュできそうです。
tacto株式会社の社風
tacto株式会社のオフィス環境は、開放的で自由な雰囲気があり、2フロアに渡る広々としたスペースには書籍や屋上テラスなどのくつろげる空間が用意されています。
固定された作業机はないので、気分転換しながら働くことができ、福利厚生としておやつや飲み物が提供されるなど、アットホームな空間の職場と言えるでしょう。
一方で、グローバルな視点をもつ多国籍なメンバーが在籍しており、日本に拠点を置きながら海外の大手企業との仕事に携われる機会があります。少人数ながら、国内外の大手クライアントを抱えているのが特徴です。
tactoには、国内と海外の両面でクリエイティブに挑戦できる環境が整っているようです。
tacto株式会社への転職方法は?
採用フロー
- 書類選考(Portfolioの提出必須)
- 面接(1~2回を予定しております)
- 内定
(引用:おかねチップス/FIND A JOB)
tacto株式会社の採用プロセスは、書類選考から始まり、面接を経て内定が出るシンプルな流れです。
まず、応募者はポートフォリオを含む書類選考を通過する必要があります。
その後、1〜2回の面接が行われ、具体的なスキルや経験、プロジェクト実績などが評価されると選考突破となります。。
同社の採用ではデザインと企画のスキル、プロジェクト管理能力が重視されるようです。応募の際は自身の実績を詳細に示すために、綿密なキャリアの棚卸をしておくことが得策です。
失敗しないためのポイント
tacto株式会社へ応募するときにのポイントは、自分のデザインと企画のスキルと経験を明確に提示できるようにしておくことです。
同社ではすでにデザインと企画のスキルと経験を持つ即戦力を求めているため、柔軟性や向上心、挑戦意欲もアピールすることが重要です。
ストーリーを起点とした新しい体験づくりを重視している傾向も見受けられるので、面接では、自身がストーリーテリングの価値やその力を理解していることを示すことも意識しましょう。
創業者が米国歴20年のデザイナーであり、グローバルでの立ち位置を高めることを目指しているので、国内のみならず、グローバルな観点からデザインを捉えられる人材であることのアピールが大切です。
UI/UXデザインとブランディングなど、複合的なスキルを持つことがプラスになります。
求人情報に明記された条件や福利厚生についても確認し、tacto株式会社の日本のデジタルデザインを改善するという目標や社風を理解し、自身の長所をアピールできるよう心がけましょう。
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