SERPとはSearch Engine Result Pagesの略称で、SERPsと表記されることもあります。検索エンジンでウェブ検索を実施した際に、ブラウザなどに表示される検索結果画面を指す略語です。検索エンジンでは検索ワードを入力して実行すると、関連性のあるページが検索結果画面に一覧表示されます。
デジタルマーケティングではSEO対策が重要です。SEO対策はSERPに表示される検索結果でできるだけ上位に表示させるための取り組みを指します。SERPで上位に表示されるとユーザーの目に入りやすいだけでなく、関連性が深いサイトだと認識されるからです。そのため、SEO対策を行うとユーザーのアクセス数の増加を見込めます。
ただ、SERPには検索結果がリスト化されるだけでなく、アンサーボックスやナレッジパネル、ローカルパックなども表示されます。検索エンジンごとに表示項目もレイアウトやサイズも異なるため、SERPの様子が違います。ユーザーの視点では検索結果よりもナレッジパネルの方に目が向かうこともあるため、必ずしも検索結果で上位になればアクセス数が増えるとは言えなくなっています。
そのため、検索エンジンからのユーザーの流入を見込むためにはSERPへの最適化も検討する必要性が高まっています。SERPに応じてページタイトルやメタディスクリプションの内容を最適化し、アンサーボックスやナレッジボックスよりも優先してユーザーから選んでもらえるようにする施策を行うことでアクセス数を増やせます。
また、SERPは仕様の変更が度々行われています。広告枠の位置も変更されることがあるため、検索エンジンにウェブ広告を出している場合には表示状況を確認して効果の上がる広告に切り替える施策も必要になります。
このようにSERPは検索エンジンの検索結果として表示されるページのことで、表示内容やレイアウトが適宜変更されています。SEO対策によって上位表示させるようにするだけでなく、SERPへの最適化も定期的に実施するのが検索エンジン経由のユーザー流入数を増やす重要な施策となっています。