今回は「ズメーン」を開発・展開しているスタートアップ企業である、株式会社Fact Baseの転職情報を解説します。
- キャリアアップ
- 仕事内容
- 年収
- 転職のポイント
設立まもない企業であるため、転職の情報が少なく悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、上記内容を主軸に、同社について詳しく解説します。転職前の情報収集にぜひご活用ください。
株式会社Fact Baseってどんな会社？
（引用：株式会社Fact Base 公式HP）
【株式会社Fact Base 企業情報】
| 企業名 | 株式会社Fact Base |
| 代表者 | 竹内 将高 |
| 設立 | 2022年09月01日 |
| 本社 | 東京都港区台場2丁目3番地1号トレードピアお台場10F |
| 事業内容 | 製造業特化型SaaSプロダクトを運営 |
Fact Baseは、BLUEPRINT Foundersのグループ会社として、2022年に設立されました。
「町工場が主役の受発注プラットフォームを創る」という理念を掲げ、小規模の工場向けに製造業特化型SaaSプロダクトを展開しています。
創業8か月の時点で、141社に導入されるほど性能に定評のあるプロダクト「ズメーン」の展開・開発に加え、海外にも事業展開をするなど、めざましい成長を遂げていると言えるでしょう。
企業特性
Fact Baseの特性は、CEOを始めとして、専門商社の大手企業のキーエンス出身者が多く在籍していることです。
キーエンスとは日本企業の時価総額上位ランキング3位、ダイヤモンドオンラインが発表した「年収が高いランキング2023」でも2位に位置するなど、高い実力を持った企業と言えるでしょう。
キーエンスは高い営業力で知られており、実力は三菱電気・オムロンといった競合がいる中で、23年3月期の営業利益率54.1%と国内でもトップクラスの結果を出しています。
Fact Baseは創業2年と浅いですが、各メディアに取り上げられるほど注目度も高く、2022年には９億円の資金調達を獲得するなど、キーエンス時代のノウハウを発揮しながらの成長に期待できるレベルの企業です。
図面管理システム「ズメーン」が看板製品
「ズメーン」とは、図面情報をクラウド上で管理できるシステムであり、利便性の高さから、小規模の町工場を中心に広く支持されています。
これまでは紙面のデータから過去の情報を見つけるために、時間や労力を多く費やしていましたが、「ズメーン」では情報をクラウド上で管理するため、保管場所の節約を実現できました。
また、スマホでデータの閲覧ができるため、営業の際に、膨大な資料を持ち歩く必要もなくなり、過去の情報を参考に見積もりを即座に出せるなど、営業活動にも活躍しています。
最近ではChat GPT-4oも搭載され、生産性向上や業務効率化の実現など、使用者に寄り添ったシステムに進化し続けていると言えるでしょう。
株式会社Fact Baseの仕事内容
仕事内容としては営業業務が中心です。一般的な営業業務では、訪問型や内勤型と分担されていますが、Fact Baseではすべて一任されるようです。
結果が出せるよう、パーソナルコーチ制を採用しており、マネジメント層の従業員のサポートによって、営業経験の少ない従業員でも、高い結果を出せる体制が整えられています。
最近では、海外にも事業展開をおこなっているため、グローバル事業の経験や英語力・幅広い営業力の獲得にも期待できるでしょう。
株式会社Fact Baseの待遇
年収
【株式会社Fact Base職種ごとの年収レンジ】
| 職種 | 年収レンジ |
| 営業職 | 600万円～1,200万円 |
| 企画・管理 | 700万円～1,000万円 |
| 事務・アシスタント | 420万円～700万円 |
（引用：doda）
国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、令和4年の平均年収は1人あたり458万円となっており、Fact Baseの年収は、部分的に国内平均より少ない待遇となります。
昇給は年2回あり、成果によっては1年目から昇格ができ、サポートするための体制が整えられているため、自身のスキルを上げながら昇給を目指すのがおすすめです。
なお、年収レンジの幅は、在籍者のスキル・経験に加え扶養家族など、在籍者の状況による違いと考えられます。
福利厚生
＜株式会社Fact Base 福利厚生一覧＞
| 通勤手当 寮社宅、社会保険 海外出張手当 営業交通費全額支給 PC貸与 |
（引用：doda）
Fact Baseでは法廷内福利厚生は充実していますが、独自性は低い部分があります。営業交通費の全支給という内容を福利厚生であえて記載しているので、営業職の自由度の高さや、力を入れている意向が読み取れます。
また、寮や社宅を利用できる制度も設けられています。転居を検討している方や、住居費を抑えたい人には転職のメリットの1つとして検討できますね。
心身をケアする福利厚生が現在は存在しないため、定期的な健康診断やメンタル不調を起こさないように休日はしっかり休むなどの自己管理が必要です。
ワークスタイル
現在はコミュニケーションによる生産性を高める目的で出社体制が採用されています。
フレックスタイムや産休・育休の取得実績については記載がないため、気になる場合は、面接などで事前確認が必要です。
Fact Baseの年間休日数125日は、厚生労働省が発表した「令和5年就労条件総合調査の概況」に記載の、平均休日数115. 3日よりも多いため、リフレッシュがしやすいワークライフバランスのとれた会社だと言えるでしょう。
株式会社Fact Baseのキャリアアップ
Fact Baseではマネジメントやセールスの技術に加え、海外での実務経験を積めるでしょう。
高い営業成績を実現させるために、PDCAを回すことが意識された業務体制が構成されているため、結果と次回への改善が明確になり、回数を増やすほど、成果へと繋げられます。
Slackによる成功体験の発信により、より良いセールスの方法をシェアすることで、経験が少なくても営業成績を500%あげるほどの大きな結果を達成できました。
成長速度の速い従業員は1年ほどで、マネジメント層に昇格できるため、キャリアアップしやすい環境だと言えるでしょう。
| 【PDCAとは】 仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高める意味を指す |
株式会社Fact Baseへの転職方法は？
転職のポイント
Fact Baseでは、採用されるための必須資格として営業経験・普通自動車免許が必要です。
都内在住であると、運転免許を持っておらず見落としがちな点でもあるのでしっかり認識しておきましょう。営業経験も必須となるため、未経験の場合は、まず他社で経験を詰んだ後、ステップアップとして同社を目指すのがおすすめです。
いずれにせよ、応募までの期間が伸びてしまう可能性を考え、長期的なスパンで転職を目指す可能性もあるでしょう。現状把握と自己の分析で、いつどのタイミングで動き始めるかは、明確にしておく必要がありそうです。
また、面接では、以下のポイントについてアピールをしましょう。
- バイタリティ
- 言語可能力
営業に関しては、訪問型・内勤型の括りがなく、1日あたり5件以上の営業業務が発生します。営業業務以外にも、商談をまとめたり、クライアントのアフターサービスなどの業務も発生するため、毎日こなすためには、高いバイタリティが必要です。
また、高い営業成績を再現するために、PDCAを徹底的に回し、反省と改善を繰り返しおこなうため、なぜだめだったのか・次に何をすれば良いのかを、言語化する必要があります。
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