BIツールの歴史は意外と長く、起源は1970年代からと言われています。昨今、より「データ」の重要性が求められている中でBIツールの需要や知名度も上がってきました。そこで今日はBIツールについてまとめました。
「BIツール」とは、企業の膨大なデータを分析し、ビジネスにおける意思決定を手助けするツールです。
BIはビジネス・インテリジェンス(Business Intelligence)の略称で
企業に蓄積された大量のデータを収集して分析し、経営戦略やマーケティング戦略に役立てることです。
しかし、現代社会において分析するデータは膨大かつ、部署によってファイルの形式が違う等、人の力で分析をする事が非常に困難になってきました。
そこで、それらの障壁をシステムで自動化し、より高度な分析・レポーティングを行うのがBIツールです。
単純なデータであればExcelでの人的分析で十分でしたが、ビッグデータの活用が求められる現代においては、様々なBIツールが生み出されており、企業の意思決定のスピードを速めています。
BIとExcelの違い
BIツールを導入する際「Excelで代替出来るのではないか」という声を良く聞きます。
どちらが良いかという議論になっても、100%BIツールが良いとは限りません。
そこでBIツールのメリットとExcelのメリットをまとめてみました。
●BIツールのメリット
・大規模かつ、異なるフォーマットのデータをインポートすることができる
・データの可視化に優れている
・レポートの作成スピードが早い
●Excelのメリット
・誰でも使えるフォーマットなので従業員の教育コストがかからない
・費用がかからない
上記をまとめると、データの量が小さく、フォーマットがそこまで複雑になっていない場合はExcel、
データ量も多く、高度な分析が必要な場合はBIツールを使ってみると良いでしょう。
BIツールを提供している代表的な企業まとめ
Tableau Japan株式会社(Tableau)
Tableau Japan株式会社が運営する「Tableau」は優れたUIが特徴のBIツールです。
使いやすい管理画面も特徴でインストールから30分ですぐに使いこなせるので、
分析専門外の方が多くアクセスする可能性が高い場合は導入を検討してみても良いかもしれません。
ドーモ株式会社(DOMO)
ドーモ株式会社はアメリカに拠点を持つコンピューターソフトウェアの企業です。
役割・業種・データソース別のソリューションを提案しており対応種多様な業態の企業が導入できるのが特徴です。
クリックテック・ジャパン株式会社(Qlik)
クリックテック・ジャパン株式会社は六本木にある企業です。拠点はアメリカにあります。
「Qlik Sense」というBIツールを提供しており何といっても無料で使用できることが大きなポイントです。
BIツールの導入に迷われている皆さんはこの機会にお試しで使用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。企業の意思決定の速さが今後の事業の発展にも関わってくる時代においては、BIツールも必須のツールになっていくと思います。
プロダクトも様々なので自社に最適なサービスを選ぶ事が重要になってきます。
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