シーケンス配信とは-デジタルマーケにおける意味と例、他の配信手法との違い-

シーケンス配信という言葉をご存知でしょうか?広告運用に携わる方や、事業会社でデジタルマーケティングを担当されている方には馴染みの深い言葉ですよね。今日は、シーケンス配信についてまとめました。

シーケンス配信とは、ユーザーの接触頻度によって広告クリエイティブを切り替えて広告を配信する手法

シーケンス配信とは、ユーザーの接触頻度(フリークエンシー)によって広告クリエイティブを切り替えて広告を配信する手法のことです。
例)
ディスレプレイ広告配信時:
初回配信時は認知効果の高い特徴的なクリエイティブ、最後はCVの刈りとりに強い訴求メインのクリエイティブを使って広告配信を行う
メール広告配信時:
配信内容を1通目、2通目、3通目と異なる内容で配信する。

シナリオ配信とシーケンス配信は同じ意味

シーケンス配信と似たような名前で「シナリオ配信」という配信手法が存在しますが、シナリオ配信とシーケンス配信の意味は同義です。

シナリオ配信もシーケンス配信と同様に、ユーザーの接触頻度(フリークエンシー)によって広告クリエイティブを切り替えて広告を配信する手法のことです。

シナリオ配信=シーケンス配信と認識して間違いありません。

クリエイティブメニュー別配信との違いは、ユーザー毎か、ターゲティング毎かの違い

シーケンス配信と意味を混同しやすい配信手法として、「クリエイティブメニュー配信」があります。
クリエイティブメニュー配信は、ディスプレイ広告の配信手法で、ターゲティングの種類(ノンターゲティング、オーディエンス、リターゲティング)ごとに配信するクリエイティブを出し分ける配信手法です。

・シーケンス配信は、ユーザーに対する広告接触頻度毎にクリエイティブを出し分ける配信手法
・クリエイティブメニュー配信は、ディスプレイ広告におけるターゲティング方法毎にクリエイティブを出し分ける配信手法

と認識して間違いありません。

最近では、こちらのクリエイティブメニュー別配信の方が多く用いられている印象を受けます。

シーケンス配信の仮説の判断材料は、フリークエンシーのみです。一方、
クリエイティブメニュー別配信の仮説の判断材料は、ユーザーの実際の行動です。興味関心の度合いに応じてクリエイティブの選定が行えるため、「精度の高さ」で配信手法を選定する際には、クリエイティブメニュー別配信の方が有効である可能性が高くなるためです。

まとめ

如何でしたでしょうか?シーケンス配信を理解するためには、フリークエンシーやクリエイティブに対する理解も必要です。下記関連記事内にあるフリークエンシーに関する記事も併せて読んでいただくことをオススメします。

【関連記事】
フリークエンシーとは-広告における意味とその役割-
DSPとは-デジタルマーケにおける役割とその仕組み、企業一覧-
インターネット広告代理店の仕事内容・キャリア~広告運用編~

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