大広・博報堂|博報堂DYホールディングス子会社の違い・転職方法を解説

グローバル広告代理店ランキング11位、国内では電通とならびトップシェアを誇る圧倒的巨大企業博報堂DYホールディングスは、転職先としても名高い企業を多く傘下に持つ有名企業です。

しかしいざ転職してみようとすると企業数が多すぎるあまり、子会社の関係性が理解しづらい方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、博報堂DYホールディングスグループの子会社の違いや転職方法について徹底解説していきます。

・博報堂DYホールディングスの子会社一覧と役割
・公式HPに名前がある子会社とそうじゃない子会社の違い
・博報堂DYホールディングスのおすすめ子会社
・博報堂DYホールディングスの転職成功方法

上記の内容で、博報堂DYグループへの転職に悩む方が子会社の情報を網羅できる様にお手伝いしていきます。

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ではご紹介していきましょう。

そもそも博報堂DYホールディングスって?

(引用:株式会社博報堂DYホールディングス 公式HP より)

博報堂株式会社などの企業を束ねる親会社

博報堂DYホールディングスとは、正式名称を「株式会社博報堂DYホールディングス」と名乗り、マーケティング・コミュニケーションサービス全般の提供と子会社の経営管理を行うことを目的とした企業です。

【博報堂DYホールディングス 会社概要】

企業名株式会社博報堂DYホールディングス(英文表記 Hakuhodo DY Holdings Inc.)
本社東京都港区
設立2003年10月1日
資本金107億円(2022年3月31日現在)
従業員数260名 ※連結25,522名(2022年3月31日現在)

誰もが名前を耳にしたことがある「博報堂」や「大広」との違いを疑問に持つ方も多いですが、これらの企業は博報堂DYホールディングスの子会社となり、その他にも傘下にある企業数は国内最大級と言っても過言ではありません。

419の子会社および関連会社で構成

博報堂DYホールディングスは「株式会社博報堂」「大広」「読売広告社」など国内・世界を拠点とした419の子会社を持っており、その総従業員数は計25,522名を誇ります。

しかし公式HPの博報堂DYホールディングスのグループ概要では子会社として記載されているのは10社ほど。

正確に言うと、HPを読み進めるとその他の企業の紹介・掲載はありますが、直下の子会社として名があるのは以下の企業のみなのです。

(引用:株式会社博報堂DYホールディングス 公式HP より)

ですが実際に博報堂グループとして名を連ねる企業はこれだけ存在します。

この様な情報を見ると「掲載されていない企業との違いは?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

次ではそんな子会社の違いと役割についてお話します。

博報堂DYホールディングスの子会社の違いは?

博報堂DYホールディングス子会社の違いは、以下の2つのポイントに分けると分類しやすくなります。

  • 純粋持株会社であるかどうか
  • 事業内容

ではひとつずつ解説します。

純粋持株会社であるかどうか

博報堂DYホールディングスの子会社の中で直下の企業・そうでない企業の違いは、株式を所有しているかどうかで分かれます。

博報堂DYホールディングスが企業の株式を何%か所有しているグループ企業を「純粋持株会社」と言い、株式を持っている割合にもよりますが、経営に関する決定権をもつことができます。

この純粋持株会社を直下の子会社と位置付けし、その他の企業は直下の子会社が出資して設立された会社となるので、子会社の子会社もしくは関連会社というイメージとなります。

具体例として、博報堂株式会社で例えてみましょう。

「博報堂株式会社」は博報堂DYホールディングスが株式を所有したいるので直下である純粋持株会社となります。その下に出資会社である「博報堂プロダクツ」や「博報堂メディカル」が存在する位置付けです。

どの企業も博報堂DYホールディングスのグループ企業ということは変わりありませんが、どの企業が直上にいるのかで子会社の違いがでるという結論となります。

事業内容

博報堂DYグループのの事業内容は大きくわけると以下の3つとなり、これらに適した事業内容ごとに子会社が配置されています。

【博報堂DYグループ 事業内容一覧】

事業名事業内容子会社
広告事業広告ビジネス領域における
マーケット拡大総合
博報堂・大広・読売広告社
メディア事業コンテンツならびに
機能性の拡充
博報堂DYメディアパートナーズ
戦略事業戦略事業組織で
イノベーティブな事業創造
kyu

広告事業

広告事業はそれぞれの広告事業会社の個性や強みを活かし、広告ビジネス領域におけるマーケット総合拡大が目的です。主に「博報堂」「大広」「読売広告社」などが含まれ、3つの異なる広告事業会社が各社の「個性」・「強み」を活かし、広告主に対応しています。

総合メディア事業

総合メディア事業は、コンテンツならびにメディア・コンテンツ・デジタル関連の機能性拡充を行います。「博報堂DYメディアパートナーズ」が代表例で、総合メディア事業会社として媒体社・コンテンツホルダーとのパートナーシップを強化を目指しています。

【戦略事業

戦略事業子会社では、戦略事業組織でイノベーティブな事業創造を目的とし「kyu」の様な海外を本社と置くグローバル企業が多いでしょう。博報堂DYグループ内での専門性と先進性を継続的に高めていくための組織です。

博報堂DYホールディングスを代表する企業5つ

最後は博報堂DYホールディングスの子会社で代表するものをいくつかご紹介します。

その①:大広株式会社

(引用:大広株式会社 公式HP より)

1944年に設立された大広(だいこう)株式会社は、大阪を基盤とする大手広告代理店のひとつであり広告代理店業界の売り上げではトップにランクインする大手企業です。

4マス広告(テレビ, 新聞, 雑誌, ラジオ広告)をはじめ、Webマーケティングからブランド戦略策定まで広告代理店業務を幅広く展開しています。

さらには顧客の海外市場におけるマーケティング支援も行なっており、中国・ベトナム・インド・ASEAN諸国など海外6つの拠点も構えており、国内にとどまらずグローバルなしてんで広告運営にかかわることのできる企業と言えるでしょう。

その②:TBWA\HAKUHODO

(引用:株式会社TBWA HAKUHODO 公式HP より)

TBWA\HAKUHODOティービーダブリューエーハクホウドウ)は、世界最大の広告会社であるオムニコムグループのTBWA\JAPANが前身で、同じくオムニコムグループのE-GRAPHICS COMMUNICATIONS\と博報堂の合弁会社として2006年8月に設立されました。

日産自動車のハウスエージェンシー「日放」が起源で、現在も日産のハウスエージェンシーです。外資系の広告代理店として、斬新なクリエイティブに定評があります。

その③:博報堂プロダクツ

(引用:株式会社博報堂プロダクツ 公式HP より)

博報堂プロダクツは、博報堂の子会社として博報堂グループのクライアント案件の制作部分を担う総合制作会社です。動画からデジタル、リアルイベントまで、それぞれの領域に特化した全11の部門で構成されています。

その④:博報堂コンサルティング

(引用:株式会社博報堂コンサルティング 公式HP より)

博報堂コンサルティングは、企業のブランド戦略立案から戦略実施まで支援を行うコンサルティングファームです。

従業員数は55名と少数精鋭のプロフェッショナル集団であり、戦略コンサルティングファームとしての経営的目線と博報堂グループの「生活者視点」の融合を強みとしています。

その⑤:スパイスボックス

(引用:株式会社スパイスボックス 公式HP より)

スパイスボックスは日本初のデジタルエージェンシーとして2003年に設立。その後2006年に博報堂の資本参加を受け、2010年にグループ会社化されました。

現在では、SNSを通じた「エンゲージメント・コミュニケーション」に強みを持ち、博報堂の案件だけにとどまらず自社案件それぞれを手掛けています。

直近ではVR関連事業を行うWHITE社の買収やメディア事業の立ち上げなど、コンテンツメーカーとしての存在感も見せている注目の企業です。

博報堂DYホールディングスとその子会社へ転職するには?

最後は博報堂DYホールディングスへの転職方法をまとめます。

企業ごとに応募・選考を受ける

子会社が多数ある博報堂DYホールディングスですが、基本的に採用面接は企業ごとに開催されているため、子会社ごとの選考を受ける形となるでしょう。

「グループ企業内で併願しても大丈夫?」と疑問を持つ方もいるでしょうが、こちらも基本的には併願可能と考えられます。

しかし注意が必要なのが、子会社によっては採用先を出資会社の人事課へ統一している場合があります

併願して応募する場合、応募先をしっかりと確認しておき、さらに面接で聞かれた場合は正直に併願していることを話しましょう。理由を説明する場合は、明確な志望動機と優先順位を伝えられるとベストです。

博報堂DYホールディングスの採用傾向や今後の展開をさらに詳しく知っておきたいという方は「中期経営計画」にも目を通しておくと良いでしょう。

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まとめ

今回は数多くのグループ・関連企業を束ねる、博報堂DYグループの子会社の違いについてでした。

総合広告代理店として「生活者視点」で生み出されるクリエイティブやコンテンツに強みを持つ博報堂DYグループですが、デジタル領域においても、それらは共通である事が理解できます。

巨大なネットワークを活かしながら、クリエイティビティを強みに事業展開を多方面に加速化させる博報堂の今後の戦略に目が離せません。


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