DMPとは-その意味とオープン・プライベートDMPの違い、主要な提供企業について-

デジタルマーケティングにおいて”データが重要”と言われても、データフォーマットは各事業部によって異なっているのが現状です。
例えば、営業部が持っている顧客データと経理部が保有している顧客データのフォーマットが異なっていることの方が多いのではないでしょうか。
そこで、役に立つツールがDMPです。本日はDMPについてまとめました。

DMPとは、ユーザーデータを一元管理し、マーケティング施策を最適化するためのプラットフォームのこと

DMP(Data Management Platform)とは、オンライン上に蓄積されたログデータや、自社サイトのユーザーデータを一元管理し、自社のマーケティング施策を最適化するためのプラットフォームです。

DMPは大きく「オープンDMP」と「プライベートDMP」の二種類に分類されます。

オープンDMPは、外部メディアの持つ情報を活用できるDMP
プライベートDMPは、オープンDMP+自社データを活用できるDMP

という認識で良いでしょう。

オープンDMPについて

オープンDMPとは、自社サイトを除くオンラインの外部データ(ユーザーの年齢や行動データなど)を取得し、マーケティングに活用するプラットフォームです。どんな属性のユーザーがどのような行動をオンライン上でとっているのかを把握し、広告のターゲティングに活用することが出来ます。

プライベートDMPについて

自社の顧客データに、オープンDMPのデータを掛けあわせてマーケティングに活用するプラットフォームです。
オンライン上の情報のみならず、店舗での購買データなども含めてマーケティング最適化に活用することができます。

主要企業一覧

株式会社ブレインパッド(Rtoaster)

株式会社ブレインパッド2004年に設立された、プライベートDMPである「Rtoaster」を提供する企業です。
2013年には東証一部上場を果たし、「Rtoaster」はDMP市場No.1の実績を誇っています。
その豊富な知見から、幅広い業種にも対応できることが強みです。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(AudienceOne)

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は1996年に設立された、博報堂DYホールディングスの子会社であり、アイレップとの共同持株会社であるD.A.コンソーシアムホールディングスの完全子会社です。
広告代理店でありながら技術力にも強みを持っており、DMPである「Audience One」やDSPであるMarketOneなどを提供しています。

株式会社インティメート・マージャー(IntimateMerger)

株式会社インティメート・マージャーは2013年に設立したばかりの企業です。
豊富で膨大なデータソースを保有していることを強みとしており、約4.7億ユニークブラウザに紐づくオーディエンスデータは、弊社提携のポータルサイト、生活情報サイト、Q&Aサイト、まとめサイトなどの大規模メディアやインターネットリサーチを通じて取得しています。

アドビ システムズ 株式会社(Adobe Audience Manager)

アドビシステムズは1982年にアメリカで設立され、日本法人の株式会社アドビシステムズは1992年に設立されました。
クリエイティブ関連のツールを提供しているイメージが強いですが、マーケティングツールも提供しており、DMPツールの他にMAツールなども開発、提供しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
データにまつわるツールや専門職も日に日に需要が増えています。
データは増えれば増えるほど、統合作業が煩雑になるので、データ統合の作業は早めに行って損はないでしょう。

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