digireka!では、デジタルマーケティング領域専門の転職支援を実施しています。全国21拠点を有し、地方・中小企業向けのwebマーケティング支援を行うソウルドアウトですが、直近の業績はどのようになっているのでしょうか?今日は、同社の2018年12月期第3四半期決算から、直近の業績についてまとめていきます。
そもそもソウルドアウトとは?
ソウルドアウトは、新御茶ノ水に本社を構える従業員数248名の東証マザーズ上場企業です。独立系のインターネット広告代理店大手であるオプトのグループ会社で、地方・中小企業向けのwebマーケティング事業を主軸として、月間50万UUを誇るオウンドメディア「LISKUL」の運営、子会社のグロウスギアによる人材紹介事業、同じく子会社であるサーチライフによる広告運用代行やWEBマーケティング研修事業など、複数事業を展開しています。
2018年12月期第3四半期決算概要
まずは概要から見ていきましょう。全ての指標においてYonYで伸長しています。非常に順調そうです。
営業利益率が減少していますが、粗利率の低いwebマーケティング支援領域のスケールを優先する戦略をとっていることに起因します。後述しますが、売上高は順調に伸長しており、売上総利益額は前年比27%増となっています。
売上高構成
次に、売上高構成を見ていきましょう。注力しているWebマーケティング支援(AD)の売上高構成比率が増加しています。
東京都を除く46都道府県のインターネット広告費には3,000億円超えの増加余地があるとされており、同社では、出遅れ市場である地方中小企業の広告費をネット化するリーダーというポジショニングを活かし、引き続き潤沢な地方SMB向けのWebマーケティング支援に注力していく事を発表してます。
Webマーケティング(AD)を伸ばす戦略方針により、売上高は5四半期連続で過去最高を更新しています。第4四半期は広告業界の需要期でもあるため、引き続き成長が期待できます。
Webマーケティング支援事業について
売上高構成のうち大半を占めているのがWebマーケティング支援(AD)となるため、今回は同社のWebマーケティング事業について深掘りして見ていきます。
ATOMは、ソウルドアウト子会社である株式会社テクロコが開発・販売を手掛ける運用型広告の統合管理プラットフォームです。
Draftは、同様にテクロコが開発・運営を手掛けるネット広告運用のクラウドソーシングサービスです。Webマーケティングを起点として、地方SMBに対してその他生産性向上の為の支援や人材支援を実施し、包括的な支援でポジションを確率を目指していることが見て取れます。
現フェーズにおいては、起点となるWebマーケティング支援領域のスケール優先を続けることを公表しています。
今後の戦略
以上を踏まえた同社の今後の戦略についてですが、地方SMB向けのインターネット広告支援においてリーディングカンパニーの地位を目指しつつ、供給力・営業気宇版の強化による大量生産体制の確立、加えて、地方SMB向けの生産性向上ソリューションを展開していくことを公表しています。ニーズの高い地方SMBに向けたWebマーケティング支援に対する供給力を高め、スケール優先で顧客基盤を拡大しつつ、顧客に対してクロスセルでデジタルソリューションを提供していく戦略です。M&Aによる拡販力・開発力の強化も視野に入れ、成長を目指します。合理的かつ、親会社であるオプトとのシナジーも大きく見込める戦略です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?各社で競争が激化する地方SMB向けのWebマーケティング支援領域ですが、規模や実績で大きなアドバンテージを持つことから、今後はスケール戦略に対する人員採用や生産性向上等、いかにして供給体制を確立するかが肝になるでしょう。特に地方採用には各社苦戦している状況で、今後の動きに注目です。ソウルドアウトへの転職を検討している人は、是非参考にしてみてください。
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