街のあちこちで見かける「プロジェクションマッピング」。プロダクターを使用して、建築物や空間に映像を映し出す技術のことです。現在はテーマパークや駅イベント、ライブだけではなく、美術館や日本芸能の舞台でも使われていることはご存知でしょうか。今回はプロジェクションマッピングを手掛ける会社の5選とその事例についてご紹介します。
チームラボ株式会社
特徴
・幅広い専門分野と最先端技術による作品づくりが特徴。
・作品づくりだけではなく、検索エンジン等の技術サービスも展開。
・国内外における美術館でのデジタルアートの展示などの他に、遊園地、アスレチックとの融合など教育向けの作品も提供を行う。
事例
【未来の遊園地:グラフィティネイチャー / Graffiti Nature】
共同で創造する「共創(きょうそう)」をテーマとした同社による「未来の遊園地」。訪れた人々によって描かれた生き物が空間中に広がり、一つの生態系が作られる。蝶は花がある場所で増え、動物はほかの動物を食べるなど、現実世界を模した「共創の世界」を探検することができる。
参照:youtube
NAKED
特徴
・TV、映画から近年ではプロジェクションマッピングなどの空間演出まで幅広い分野で活動。
・江ノ島水族館とナイトアクアリウムでコラボし、約30万人を動員。
・「映像×空間×スイーツ」など新しい形のイベントを多数開催。
事例
【TREE by NAKED yoyogi park】
アートやイベントなど、非日常的な場面でプロダクションを制作してきたネイキッドが、「食」という日常的なシーンでの新しい体験をクリエイティブした企画。食×アートの体験型レストラン。
参照:youtube
株式会社ライゾマティクス
特徴
・広告、宣伝業から始まり、フランスでの博覧会や、アーティストのライブ公演、中高生向けの教育プロジェクトなどを幅広く提供。
・2020年の東京オリンピックをテーマにしたTV番組で「Perfume Lighting Project」を手掛ける。
事例
【Dynamic VR Display for Perfume Spending All My Time 】
2016年のミュージックステーションのLIVEで、ダイナミックVRディスプレイを用いて、視点位置に応じ立体的に映るよう3D グラフィックを変化させる技術を披露。平面的なディスプレイを、別空間を思わせるほどのリアリティあふれるものに変化させている。
参照:youtube
aircord
特徴
・2006年に設立され、空間演出を得意分野とした制作プロダクション会社。
・Cannes Lionsゴールド、文化庁メディア芸術祭優秀賞などの受賞歴を持つ。
・映像分野だけではなくロボティックスなどの開発、プロデュースも手掛ける。
事例
【TOSHIBA PERSONAL STORAGE】
2台のプロジェクターを用いることで、人物に対するプロジェクション映像が、背景のスクリーンにスムーズに溶け込む様な映像に。
参照:youtube
アシュラスコープインスタレーション
特徴
・本来の一般的なプロジェクションマッピングに加えて、独自の技術力によって作られるプロジェクションマッピングを「MEDIARIUM」としてブランド化。
・イベントに加え、店頭でのプロモーション作成なども行っており、都市部の大規模イベントから、地方、また台湾等国内外においても事業を展開。
事例
【「Sir Thomas LIPTON TEA HOUSE GINZA」とのコラボ】
ブランドの創始者と紅茶の歴史がテーマとなってるティーサロンにて、西欧の様々なインテリアが置かれる空間を、シアター、カーテンなどを使って演出を手掛けたもの。物語風の映像がサロンの空間とマッチして、趣のある雰囲気を作り出している。
まとめ
如何でしたでしょうか?デジタル領域のマーケティングチャネルが広がり続けている今だからこそ、リアルイベントのプロモーションは重要になっています。
そんな中、プロジェクションマッピングは、昨今様々なイベントやプロモーションに用いられ、大きな注目を集めています。最先端の技術力と、アートの融合は美しく、見る人を魅了します。この機会に一度、プロジェクションマッピングを用いたプロモーションを検討するのも良いかもしれません。