「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2017年 日本テクノロジー Fast50」とは、有限責任監査法人トーマツが主催する、日本のTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界の企業を対象とした過去3決算期の収益(売上高)に基づく成長率のランキングです。デジタルマーケティング業界関連企業は全50社中11社が受賞しています。本記事で、ノミネートされた11社を紹介します。
目次
企業一覧
第5位:株式会社PKSHA Technology
PKSHA Technologyは、高度な技術力と機会学習に対する深い造詣を基に、
・機械学習を活用したCRMソリューション「CELLOR」
・自然言語処理技術を活用した汎用型対話エンジン「BEDORE」
・深層学習技術を活用した画像色別エンジン「PKSHA Vertical Vision API」等
アルゴリズムを用いたシステムソリューションを開発・提供している会社です。
2017年9月に東証マザーズ上場を果たしています。
2012年10月創業、従業員数は30名。
第6位:株式会社ジーニー
ジーニーは、高い技術力を基に、「GenieeSSP」「GenieeDSP」「GenieeDMP」「MAJIN」(MA)を開発、提供しているアドテクノロジーベンダーです。高い成長率を牽引している主力プロダクトの「GenieeSSP」は国内トップクラスのシェアを誇っています。
2017年12月、東証マザーズ上場に上場を果たしています。また、世界戦略を掲げており、積極的な海外進出を行っています。2010年04月創業、従業員186名。
第7位:株式会社グッドパッチ
グッドパッチは、日本で数少ない、UIデザインに特化したデザイン会社です。クライアントワーク事業と、プロダクト開発事業の二本軸で事業展開しています。奥深くクオリティの高いアウトプットは、業界内外問わず広く知られています。
創業からわずか7年で二本を代表するデザインカンパニーへと成長を遂げました。2011年9月創業、従業員100名。
第10位:アライドアーキテクツ株式会社
アライドアーキテクツは、国内SNSマーケティングの先駆け的存在で、国内最大級のSNSマーケティング専門企業(東証マザーズ上場)です。
自社開発のSNSマーケティングプラットフォーム「モニプラ」を軸に、
・国内SNS マーケティング事業
・越境プロモーション事業
・SNS広告クリエイティブ制作事業
の三つの軸で事業展開しています。2005年8月創業、従業員数156名。
第18位:株式会社Speee
Speeeは、SEOコンサルティング・メディア運営・トレーディンデスク・ネイティブアドネットワークプロダクトの開発、販売等を手掛けるテクノロジー企業です。
直近では、ブロックチェーンテクノロジーを基盤としたデータプラットフォーム「Datachain」の構想を発表し、注目を集めています。驚く事に現在従業員数400名超え、多角化経営を進めているにも関わらず、ここまで全て自己資本経営です。
R&D、技術投資にも積極的で、今後の動きに要注目です。2007年11月創業、従業員400名。
第24位:株式会社クリエイターズマッチ
クリエイターズマッチは、外部クリエイターを活用した制作実績日本最大級のインターネット広告制作サービスを展開しているベンチャー企業です。
その他、制作フロー効率化/制作物品質管理システムの自社開発ASP、外部クリエイターの教育・地域活性事業も展開しています。少数精鋭ながら、圧倒的な成長率を誇っています。2007年8月創業、従業員30名。
第29位:株式会社レントラックス
レントラックスは、スーパーアフィリエイターのみに特化した「クローズドASP」を展開するASPベンダーです。その他、スマートフォンアプリ向けアフィリエイト広告配信事業、インターネットサイト運営事業などを手掛けています。
2015年4月に東証マザーズへ上場を果たしています。2005年8月創業、従業員数58名。
第32位:株式会社アイリッジ
アイリッジ(東証マザーズ上場)は、プッシュ型情報配信サービス「popinfo」の開発、販売を手掛けるO2Oマーケティング企業です。
2012年には、popinfoの拡張サービスである行動解析「popinfo Analytics」をリリースし、同社が掲げる「ユーザーが思わず足を運んでしまうコミュニケーション促進」を中心として事業拡張に取り組んでいます。2008年8月創業、従業員71名。
第39位:株式会社ウェブレッジ
ウェブレッジは、スマホでのユーザーの視線・感情分析が可能になる次世代マーケティングツール「FACT4」の提供、「第三者検証」を中心としたソフトウェア品質保証関連サービスを提供している福島本社の企業です。2009年創業、従業員189名。
第40位:ナイル株式会社
ナイルは、SEOコンサルティング事業、ユーザー参加型のスマートフォンアプリ情報メディア「Appliv」の運営を行う成長著しいベンチャー企業です。
オウンドメディアである「SEO HACKS」はSEOに携わる人間であれば一度は見たことがあるのではないでしょうか。上場を目指し、年々成長を遂げています。2007年1月創業、従業員81名。
第47位:シルバーエッグ・テクノロジー株式会社
シルバーエッグ・テクノロジーは、人工知能技術とビッグデータ処理技術をベースとしたレコメンド技術専門企業です。
リターゲティング広告サービスやリアルタイム・レコメンドメールサービスが主力サービスとなります。
主力製品であるリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」はベルメゾン、ファンケル、ツタヤを始めとする日本の大手企業の多くに採用されています。
同社を率いているCEOは、米国ボストン出身のトーマス・フォーリー氏。自身もエンジニア出身の技術畑であり、生粋のテクノロジーベンダーです。1998年08月創業、従業員38名。
まとめ
如何でしたでしょうか?50社のうち、11社をデジタルマーケティング関連の企業が占めていることからも、デジタルマーケティング業界の成長性を感じる事が出来ます。なかには、ToBモデルの事業を展開する企業が中心になる為、あまり聞いたことがない企業もあったかもしれませんが、この機会にぜひチェックしてみてください。