今回は、デジタルマーケティング業界専門の転職エージェントのdigireka(デジレカ)内部で保管されている面接事例集をお教えします。
全て実際の面接で出題された質問となっており、弊社でも求職者様の面接対策時に使用しています。

面接対策は、案外とても大事なものです。勿論個人差ありますが、面接対策をするしないでは、転職活動の結果に大きく影響します。是非、今からお伝えする内容を参考にして、面接対策に励んでみてください。

弊社では、質問内容と併せて、求職者様の回答内容・合否結果・フィードバックに関するデータも全て内部保管しています。回答の内容にフィードバックをお伝えする事も可能ですので、面接対策にお悩みの方は是非ご相談ください。

デジタルマーケティング業界の中途採用面接について

面接質問例

・自己紹介をお願いします
転職理由を教えてください
・現職に入社した理由を教えてください
デジタルマーケティング業界を志望している理由を教えてください
・弊社にご応募いただいた理由を教えてください
仕事を通して実現したい事(キャリアビジョン)はありますか?
・その理由を教えてください
・キャリアビジョンを実現するために具体的にイメージしているキャリアステップはありますか?
・職務経歴書の内容に沿って、業務内容詳細について順次質問
今迄仕事で成果を挙げた事はありますか?
その成果の要因について具体的に教えてください。
逆に仕事で苦労したことはありますか?
それをどのように乗り越えましたか?
・長所と短所について、それぞれ教えてください。
・会社を選ぶうえで重要視している軸を3つ教えてください。
・仕事をするうえで、大事にしている価値観、こだわりなどはありますか?
・弊社に入社後、チャレンジしたい事、やりたい仕事などありますか?
・仕事でモチベーションが上がるのはどんな時ですか?
・逆にモチベーションが下がるのはどんな時ですか?
逆質問はありますか?

上記内容は弊社のご支援者様向けの面接対策資料からそのまま抜粋したものです。出題頻度の高い質問集となっています。太字にしてある箇所は、特に重要項目となります。それぞれ解説します。

転職理由について

転職理由は必ず聞かれます。そこで重要なのが、ネガティブな内容(現職を非難する内容であったり、他責志向の強い内容)に偏らない事です。そして、自身のキャリアビジョンを踏まえて、前向きなスキル習得のための転職であることを訴求出来ればより良いです。

ネガティブな内容で転職を考える事自体を否定しているわけではありません。ただ、企業は出来れば、自責志向で前向きな人材を採用したいと考えています。ともすれば、面接の場で正直に話をしすぎるのはリスクが高い、という事です。

また、「前向きなスキル習得のための転職である事を訴求する」についてですが、自身のキャリアについてしっかりと考えていて、そのうえで「どんな市場でどんな経験を積んでいけば良いのか」について自分で考えられている人材は、入社後のモチベーションも高くなる事が多く、パフォーマンスに期待が出来るので受けが良いです。

業界志望理由について

デジタルマーケティング業界の場合、企業志望理由よりも重要視されるのが業界志望理由です。人事も現場も、デジタルマーケティング業界が専門領域で、外からは詳細が見えづらいという事を認識しています。

その為、企業志望理由を聞いたって、経験者でない限り明確に答えるのが難しい事を知っています。それよりも、デジタルマーケティング業界に対してモチベーションの高い(動機が明確)人材を採用して中長期的に活躍してもらえる方が良いのです。

デジタルマーケティング業界は基本的に忙しく、数字やエクセルやカタカナ専門用語に追われる日々です。特に入社後すぐは業務や自学習で逼迫してストレスを抱える事もあるでしょう。

そんな時、踏ん張りが効いて、自主的な情報取集や自学習を継続して行える人材は、デジタルマーケティング業界そのものに興味を持っている人材です。その為、業界志望理由はとても大切です。回答時は、転職理由・キャリアビジョンとリンクさせて一貫性を保つことを意識してください。

キャリアビジョンについて

個人的にはキャリアビジョンなんてなくてもいい派なのですが、やはり大抵の面接で聞かれる内容です。筆者も前職のリクルート在籍時は「will can must」について口酸っぱく教えを受けていました。

ただ、キャリアビジョンって難しいですよね。みんながみんな綺麗にキャリアビジョンを抱いて逆算してプロセス設計してキャリア構築出来ていたら不気味な世の中です。時代は変わりますし、不確実性も高いです。

そこでなのですが、キャリアビジョンは必ずしも職域の範囲で答える必要はないと思います。抽象度が高い内容でも良いという事です。

人生の指針にしている、「なりたい自分、在りたい自分」などです。

例)常に身近な人を大切に出来る人間でありたい、その為に会社にぶら下がらずにお金を稼げるスキルを持った人間でいたい 等

勿論具体的な職域について話をしても良いと思います。

例)「VR領域で起業したい」

抽象度の高い回答をする場合は、ブレイクダウンして深掘りされた際に具体的に答えられえるようにしておく事が大切です。

例)常に身近な人を大切に出来る人間でありたい、その為に会社にぶら下がらずにお金を稼げるスキルを持った人間でいたい→今迄営業の経験を積んできたが、より職務遂行難易度が高く、市場が伸びている領域でスキルを得ていく必要があると考えている。→なのでデジタルマーケティング業界でプロフェッショナルを目指しています。 等

成果実績とその要因について

こちらも非常に出題頻度の高い質問です。ここでは、「入社後の再現性」「自頭」を判断されています。前職の成果に至るプロセスを知る事で、その人材の行動傾向が分かります。成果を挙げていることは言わずもがな重要ですが、そのプロセスによって「職務内容とマッチして同じようにパフォーマンスをあげることができる人材かどうか」を見極めているのです。

例えばデジタルマーケティング業界では新規のテレアポや訪問営業など、「とにかく行動量が重要視される環境」ではありません。「戦略的に成果や目標に対して逆算して思考する事で成果が上がる環境」です。例えば、営業目標を3年連続クリアしていた人材に、「なぜ3年連続目標クリアできたのですか?」と質問して、「行動量担保の為にとにかく顧客に会いに行きました!」と答えられても、現場で活躍できるイメージは持てません。

少なくとも、デジタルマーケティング業界では思考して成果を求める姿勢がないと成り立ちません。あくまで一例となりますが、

「このビジネスでは●と●が肝。●の方がすぐに始められるので、まずは×の数字を改善することから始めた」

等の回答であれば、思考の再現性が期待できます。

苦労経験と乗り越え方について

基本的に上記の成果実績、要因とポイントは同じです。

逆質問について

意外と見過ごしがちなのですが、逆質問はとても重要で、合否判断の重要項目として据えられています。

ここでは、「地頭」「興味関心の高さ」「ブレはないか」が見られています。

地頭についてですが、論理的且つ、具体的な質問が出来るかどうかが重要です。

新卒時に質問していたような内容は社会にまだ出ていない学生だからこそ許される質問です。例えば、「僕自身は●●なスキルを身に着けることによって●●な能力を身に着けたいと考えています。御社の先程の説明にあったアプリマーケティングの業務では●●の観点から、●●なスキルは会得出来ると考えているのですが認識齟齬はありますか?」等です。

次に「興味関心の高さ」ですが、逆質問を聞かれてすぐに質問できない場合、興味ないのだろうと思ってしまいます。しっかりと準備して聞かれた内容に答えられるようにしておくことが重要です。

「ブレはないか」ですが、残業時間や給与についての質問ばかりしていると、「結局条件の良い会社がいいんじゃないの?先ほどまでキャリアビジョンについて熱く語っていたのは何だったんだ」と感じてしまいます。本音と建前の世界でもあるのですがそれそのものを否定しているわけではありませんが、面接の場でダイレクトに諸条件などを聞きすぎるのは印象を悪くしてしまうので避けた方が良いです。

ユニークな質問事例集

・ 親しい友達が自分の悪口を言っていたとして、それは何だと思いますか?
・ 現職の良いところと悪いところを教えてください
・どうして●●大学に入学したのですか?
・学生時代(高校、大学それぞれ)は何をしていましたか?
・どうしてそれをしようと考えたのですか?
・趣味はありますか?
・どんなポジションで働く事が好きですか?

まとめ

如何でしたでしょうか?上記は弊社の内部データの一部にはなりますが、少しでも参考になっていれば幸いです。弊社の転職支援サービスでは、リクルートやサイバーエージェント、DeNAなどのメガベンチャーから気鋭のベンチャー企業まで幅広く面接事例データを保有しています。それらを基に個別のカスタマイズで面接対策を実施し、限りなく内定率を高めるようご支援を致しております。ご興味お持ちの方は是非、こちらから登録をお願いします。

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digireka(デジレカ)は、マーケティング企業出身者や広告代理店、デジタルマーケティング人材エージェント出身者等で組成された、デジタルマーケティング領域特化型の転職エージェントです。求職者様、企業様両面を同一担当者が担当しています。複数企業で中途人材採用を担っています。デジタルマーケティング業界についての深い理解と豊富な情報量が強みです。